Nintendo Land(ニンテンドーランド)/Wii U
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2012年12月に発売されたWii U「Nintendo Land(ニンテンドーランド)」のレビューをしていきます。
本作は任天堂の人気シリーズをモチーフにしたアトラクションが収録されたバラエティゲームですが、ひとりでもみんなでも楽しめる幕の内弁当でした!
パッと見はファミリー向けの雰囲気が漂っているので複数人で楽しむパーティゲームと思いがちですよね?
確かにパーティゲームの側面もありますが、実は1人でも十分に楽しめる良作なんです!
順番にステージをクリアしていくモードはもちろん、ゲームオーバーになったら最初からやり直しのアーケードゲーム的なモードも収録されています。
あらゆるゲームユーザーのプレイスタイルに適応したゲームモードが多数収録されているので、幕の内弁当のように感じました!
ここからはそんなWii U「Nintendo Land(ニンテンドーランド)」について詳しく書いていきます。
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- 任天堂の人気シリーズをモチーフにしたアトラクションが楽しめるミニゲーム集。
- チームアトラクション、ミニアトラクション、対戦アトラクションの大きく分けて3つの分類される。
- Wii UやWiiリモコンの機能を活かしたアトラクションが多数用意されている。
初リリース日 | 2012年12月8日 |
対応ハード | Wii U |
ジャンル | ミニゲーム |
売上 | 初週6.9万本/累計35.2万本 |
推定クリア時間 | 11~15時間(全ゲームクリア) |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
1人でもしっかり遊べるアトラクションを用意
ぼくはどんなゲームでも1人で楽しめることを前提にして作るべきだと思っています。
そういう意味で本作はパーティゲームのように売り出していながらも1人でも十分に楽しめる作りなので感激しました!
1人用モードでメインとなるのは
- オート移動でハイラル王国を冒険する「ゼルダの伝説 バトルクエスト」
- ドルフィン号を目指していく「ピクミン アドベンチャー」
- 弾を発射して敵を倒していく「メトロイド ブラスト」
といった3つのアトラクション。
いずれもミッションクリア形式となっており、数十個のミッションが用意されています。
すべてのミッションをクリアするまでのプレイタイムは2~3時間程度。
ミッションによって目標や敵キャラクター、ギミック、背景が変化していくので、クリア時の充実感はなかなかのものでした。
さらに
- 条件を満たすことで「マスタークリア」の称号が与えられる
- 武器、乗り物、キャラクターを切り替えることで異なる操作感覚で楽しめる
といった感じでリプレイ性を高める要素も存在するので、周回プレイも楽しめます。
いずれのアトラクションも1,000円で単品販売しても良いくらいのクオリティに感じました。
ファミコンゲーム感覚で遊べるミニアトラクション
1人用で楽しめるアトラクションはこんなものではありません!
チームアトラクション以外にも
- ヨッシーのフルーツカート
- オクトパスダンス
- ドンキーコングのクラッシュコース
- 鷹丸の手裏剣道場
- C・ファルコンのツイスターレース
- バルーントリップ ブリーズ
といった6つのミニアトラクションが用意されています。
これらのアトラクションはアーケードスタイルとなっていて、ゲームオーバーになったらステージ1からやり直さなければならないんです!
なので、ファミコン時代初期に主流だったトライ&エラーが熱いゲームをプレイしているかのような感覚を味わえました。
終盤のステージでゲームオーバーになった時の悔しさ、後半のステージをプレイする時のドキドキ感。
この感覚、まさにファミコン時代のゲームじゃないですか!?
しかも各アトラクションをクリアすると裏面が出現したりします。
難易度的には裏面が本番と言えるレベルで、パーティゲームと思って手を出したら火傷しますw
いずれもルールや操作自体はシンプルですが、熱中度は高く、ハマると何時間もプレイすることでしょう。
多彩なマルチプレイモード
ここまで1人用モードを中心に紹介しましたが、やっぱり本作のメインとなるのはマルチプレイだったりします。
特に面白いのが「マリオチェイス」。
このアトラクションでは
- マリオ役 → ゲームパッドに表示された全体画面を見ながらキノピオから逃げる
- キノピオ役 → TV画面に映るキノピオを操作してマリオを捕まえる
といった感じで役割分担し、鬼ごっこをします。
ポイントなのが、マリオ役とキノピオ役では画面視野が異なること。
マリオ役はゲームパッドに表示された広範囲なマップを確認できる一方、キノピオ役は分割された狭い画面しか見えませんから。
そのためキノピオ役は逃げ回るマリオを見つけるのが難しく調整されていて、複数人でプレイした場合、情報共有する必要が出てきます。
マップはエリア別に色分けされているので、
といった感じで口に出しながらプレイすると超盛り上がりますよ~!
本作が発売された5年後に「Dead by Daylight(デッド バイ デイライト)」という非対称マルチプレイの鬼ごっこゲーが発売されましたが、あれをシンプルにしてローカルプレイに特化したと言えば伝わるのではないでしょうか?
鬼ごっこという誰もが知っているルールなのですぐに面白さが分かりますし、基本的には3Dスティックを動かすだけなので、どんな人とプレイしても高確率で盛り上がります!
特に3人以上でプレイした時の熱さは半端なく、今、世に出ているあらゆるパーティゲームの中でも特に盛り上がると言っても良いくらい。
プレイしないと良さが伝わりにくいのですが、個人的にはWii「Wii スポーツ」に収録されているテニスと同じくらい斬新で魅力的なゲームに感じています。
ここまで「マリオチェイス」について熱く語ってみましたが、それ以外のマルチプレイ型アトラクションもミニゲームとして片付けたら勿体ないほどの出来です。
マルチプレイに対応しているアトラクションは12種類中6種類。
一見すると少なく感じますが、1つ1つの作り込みがしっかりしているので、十分に感じます。
Wii Uゲームパッドを活かした遊びが満載
Wii Uと言えばテレビとゲームパッドに2つの映像を表示できるのが特徴的ですよね?
本作ではこの機能をフルに活かしています。
前述の「マリオチェイス」はもちろん、アーケードスタイル型のミニアトラクションはゲームパッドの画面とTV画面の2つを使って楽しむことを前提にして作られており、Wii Uゲームパッドの魅力を存分に味わうことが出来ました。
どのミニアトラクションも本気でクリアを目指すには2つの画面を活用しないと無理ゲーなので、本作をプレイすれば任天堂がWii Uでやりたかったことが見えてくると思います。
コレクター要素で長く遊べる
各アトラクションで好成績を収めると手に入るコイン。
このコインがあれば専用のミニゲームをプレイすることが可能で、クリアしていくと1ステージごとに任天堂キャラクターのフィギュアを貰えます。
この要素のおかげで各アトラクションをプレイするモチベーションが増しました!
コインゲームは難易度が上がると何十枚ものコインを1ステージ毎に投入しなければならないので、すべてのフィギュアをコンプするには何千枚ものコインが必要になることでしょう。
懐かしのBGMが満載!
任天堂の人気シリーズをモチーフにしたアトラクションが沢山用意された「ニンテンドーランド」。
プレイしていると随所で懐かしのBGMが聴こえてくるのでテンション上がりました!
個人的にビビッと来たのが
- N64「ヨッシーストーリー」
- SFC「ヨッシーアイランド」
- SFC「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」
- N64「ゼルダの伝説 時のオカリナ」
といった作品のBGM。
それ以外にも懐かしのBGMが多数収録されているので、任天堂ゲームをプレイされたことがある方でしたら懐かしく感じることでしょう。
惜しいところ
パチもん臭いデザイン
任天堂の人気シリーズをモチーフにしたアトラクションが楽しめるのは良いのですが、どれもデフォルメのセンスが悪く、安っぽく感じてしまうのが残念です。
特にMiiに任天堂キャラクターのコスプレをさせているのは最悪。
とても公式ゲームとは思えないパチもん臭がします。
本作の累計売上は約35万本。
初週売上が7万本程度であることを考えたら伸びた方ですが、任天堂が持つ多数の人気IPを活用している割には伸び悩んでいる印象です。
そうなってしまったのはWii U自体が不発になっただけではなく、見た目の悪さも大きいのではないでしょうか?
少々強引なアトラクションがある
もうひとつパチもん臭がする要因としては、アトラクションのシチュエーションが強引なのもあると思います。
例えば「ドンキーコングのクラッシュレース」ではプレイヤーキャラとなるMiiが三角トロッコに変身し、Wii Uゲームパッドを傾けてゴールまで導くんですが、絵面がシュールなんですよw
「どうぶつの森キャンディーまつり」にしてもモンバンさんとどうぶつチームが対戦するという原作では想像も付かないようなシチュエーションとなっていて、「?」に感じました。
Wii Uのデモンストレーション用ソフトとしての側面が強いとは言え、原作への愛をあまり感じられません。
少々ウザイガイド
初めてゲームを起動した時、アトラクションをプレイした時などはガイドが入るのですが、どれもテンポが悪く、少々ウザく感じました。
スキップもできるのですが、初めてプレイするアカウントごとにアトラクションの説明が入るのは勘弁してほしいです。
Nintendo Land(ニンテンドーランド)のレビューまとめ
任天堂ブランドを利用したミニゲーム集と甘く見ていましたが、ひとりでも、みんなでも満足して遊べるゲームになっています。
しかもWii Uならではの遊びが体験できるので、イタレリツクセリな作品。
見た目が悪いせいで毛嫌いしている人が多く感じますが、騙されたと思って手を出してみてください。
「Wii Uで一番おすすめのゲームは何?」と訊かれた場合、ぼくは本作を挙げます。
ひとりでもみんなでも楽しめる幕の内弁当!
こんな人には特におススメ。
・Wii Uの機能を知りたい人。
・任天堂ファン。
・みんなでワイワイ楽しみたい人。
・死んで覚えるゲームが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・特に無し。
ニンテンドーランド/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約40時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
ドンキーコングの奴はWiiUのゲームの中でも上位に入る面白さですよね。ニンテンドーランドは開発に3年かけたそうですが安いミニゲーム集みたいにとらえられてかわいそうなゲームですね。
そうなんですよー、このゲームは過小評価されている感じがします・・・
デザインの悪さで個人的には、WiiUのローンチで躓いた一因かなとも邪推してるのですが、弟は好きなんですよね、このゲーム。
弟がメトロイドに興味を持ったきっかけがこれです(^^)
ドンキーのゲームはシンプルながら、おもしろかったなぁ。でもこのゲームが一番おもしろいと感じた分、よくモヤモヤしてました?
ドンキーのゲームとか単品だと¥1,000程度じゃないかな(^^;
オクトパスダンスやF-ZEROのゲームは一回遊んだら満足してしまいました。
ルイマンのゲームでは、よく弟にいじめられてましたよ。
マリオチェイスは、今思うともっとギミックやアイテムがあれば、おもしろいな〜と思いました。
総評としては、せっかく当時の任天堂キャラが集結してるのになんちゃってアレンジをして見栄えが悪いゲームになったのは残念です(^^;;
アトラクションも5つ程度にして、「Wii Sports」のような奥が深いゲームにして欲しかったなぁ。
見た目の悪さは本当に勿体ないです。
出来に関しては良いと思いますよ。
ドンキーのゲームはミニアトラクションなので1,000円程度が妥当ですが、玉転がしのおもちゃみたいにスリルがあって面白かったです。
デッドバイも何気に任天堂ハードのお仲間なんですよね。スイッチは幅広いぜ。
このゲームと、マンネリだったマリオのアレしかWiiUソフトの無かった時代。この時代は辛かったものの、同時発売の上記のアレやバンナムのあのスポーツゲーム、科学アドベンチャーシリーズのアレ、そしてもう1つのノベルゲームとマーベラスの3DS向けシュミレーションRPG。これらのソフトがスイッチに来てくれて何よりです。
D3の同ジャンルのゲームも出ましたが、あちらはあの会社らしく叩かれてましたな(笑)
デッドバイデイライトもSwitchで発売されましたね~
Wii Uはロンチタイトルに関しては割と充実していた印象です。
買ってみようかな?でも別のゲーム欲しい
う~ん?