【レビュー】街へ行こうよ どうぶつの森(街森) [評価・感想] マンネリの極みだがボイチャの楽しさを教えてくれた!


街へいこうよ どうぶつの森/Wii

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2008年11月に発売されたWii「街へいこうよ どうぶつの森」のレビューをしていきます。

本作はどうぶつ達が暮らす村の中で生活をしていくコミュニケーションゲームのWii版ですが、前作から変化はあるものの進化をしているようには感じられません。

対応ハードがWiiになり、操作性が変更されるなど”変化”はしているんですよ。

しかし、全体的には前作のDS「おいでよ どうぶつの森」の延長線上で作られた印象が強く、”進化”を感じられませんでした。

それどころか改悪と感じられるような部分も多く、単品作品としてみると高評価は出来ません。

ですが、本作を通じて様々な方と交流出来ました!

当時は毎日のようにフレンドとボイスチャットやテキストチャットをして今までにない楽しさを味わったものです。

本記事を書いている時も当時の思い出が蘇ってきてしみじみとしました!

ここからはそんなWii「街へいこうよ どうぶつの森」について詳しく書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • どうぶつ達が暮らす村の中で生活をしていくコミュニケーションゲーム。
  • Wiiリモコンだけで楽しめるようになった。
  • 様々な施設が並ぶ「街」が追加された。
初リリース日 2008年11月20日
対応ハード Wii
ジャンル コミュニケーション
売上 初週30.6万本/累計126万本
推定クリア時間 クリアの概念が存在しない
発売元 任天堂

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良いところ

街が追加された!

今作最大の特徴が、街が追加されたこと!

街には以下のような施設が設置されています。

  • うらないのやかた
  • イナリかぐ
  • グレイシーグレイス
  • ビューティサロン スピーディ
  • ハッピールームアカデミー本部
  • 劇場
  • オークションハウス

中には過去作に登場した施設もありますが、その多くは利用できる期間が限られていました。

それだけに街へ行けばいつでも利用できるようになったのは嬉しいです!

さらに「良い!」と思ったのが、街の雰囲気。

村も悪くはないんですが、整備がされておらず、人口密度が低くて物足りないところがあるんですよ。

街の登場でそういった物足りなさを補ってくれました。

Wiiスピークに対応

前作に続いて今作もWi-Fiコネクションによるオンラインプレイに対応しています。

今作ならではなのが、「Wiiスピーク」という周辺機器を使ってボイスチャットができること。

オンラインに接続して村の門を開けてみましょう。

すると、フレンド登録した人が村に遊びに来ることもあるんですが、その段階からボイスチャットができるようになるんです!

顔が見えない相手と声でやり取りするのは抵抗ありましたが、ぼくは本作でボイスチャットの楽しさを知りました!

普段、文章だけでやり取りしている人たちと声でも交流するとこんなにも楽しいのだと。

時には夜が明けるまでフレンド登録した方と本作のボイスチャットを楽しんだこともあります。

え?実際に会ったこともない人とボイスチャットをするのは抵抗があるって?

確かに最初は抵抗ありましたが、ぼくがフレンド登録した人はブログで交流があった方々になります。

ぼくKENTは当時(2008年)の時点でブログ運営をしていて、ブロガーさんや読者の方とコメント欄などで交流をしていたんですよ。

その流れでWiiのフレンド交換を果たし、本作ではボイスチャットも行ったという訳です。

このような過程を経ても顔が見えない人とボイスチャットを行うのは抵抗ありましたが、一度ハードルを越えたら病みつきになるほどの楽しさを感じられました。

ボイスチャットをしながら村の中を一緒に走り回ったり、雑談をしたり・・・。

本作の発売から半年後にフレンドとのボイスチャットはパソコンでのSkype&ヘッドセットに移行しましたが、楽しさを知るきっかけにはなりました。

「Wiiスピーク」同梱版、買って良かった♪

快適になったテキストチャット機能

一方、前作に続いてテキストチャットにも対応しています。

今作ならではなのが、USBキーボードにも対応していること。

USBキーボードを接続するとチャット画面を開かずに好きなテキストを入力できるので、前作のDS「おいでよ どうぶつの森」よりもコミュニケーションをしやすくなっています。

フレンドの中にはボイスチャットでの通話に抵抗ある方も多かったので、テキストチャットも楽しみました!

これはこれで制約があって面白く、コメント欄の延長線上で楽しんだものです。

注意

ニンテンドーWi-Fiコネクションは2014年5月20日をもってサービス終了したのでこのような楽しみ方はもう出来ません。

道具の取り出しが便利になった

本作はWiiリモコンだけで操作できるようになっています。

でも、Wiiリモコンだけだと操作が難しそうですよね?

確かにそれは否定出来ませんが、一方ではWiiリモコンに合わせた便利な機能が追加されました。

それが十字キーを使っての道具の取り出し!

十字キーを押すことで「スコップ」「つりざお」を取り出せるようになったので、操作の手間が省けています。

村を歩き回っていると道具の切り替えは頻繁に行うので、新機能の追加は有り難いです。

ただ・・・(個人的に合わない&気になったところに続く)

過去作の良いところを継承

「どうぶつの森」シリーズは積み上げ式の側面が強く感じます。

本作もその点は変わっておらず、過去作で良いと思った多くの点を踏襲している印象です。

自由度の高さは言わずもがな。

それ以外にも「おいでよ」のドラムロール式による快適な移動システムは引き続き採用し、「e+」のスクリーンショット撮影機能も復活しました。

全体的に「おいでよ」と「e+」の良いとこ取りをしてる印象で、そういう意味ではシリーズ最高傑作になるポテンシャルを秘めています。

ただ・・・(個人的に合わない&気になったところに続く)

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惜しいところ

取っ付きが悪いWiiリモコンの操作性

本作はWiiリモコン、もしくはWiiリモコンとヌンチャクを使って操作を行います。

しかし、いずれも取っ付きが悪く、調整が足りていません。

例えばダッシュをするボタンと物を拾うボタンが一緒になっているんですよ。

それ故にダッシュをしようとしたら間違えて近くの物を拾ってしまうことがありました。

さらに困ったのが、マイデザインのペイント画面がポインター操作にしか対応していないこと。

Wiiリモコンのポインター操作で絵を描くのは無理があり過ぎますよw

せめてゲームキューブコントローラやクラシックコントローラに対応してほしかった。

フレンドとできるコミュニケーションが少ない

前述の通りWi-Fiコネクションに接続して村の門を開けているとフレンドが遊びに来てくれることがあります。

が、できることが少なくてプレイヤー同士が独自の遊びを考えないと長続きしません。

出来ればリアクションの種類をもう少し増やしてフレンドと交流できるグッズをもっと増やしてほしかった。

「良いところ」の項目で「Wiiスピーク」によるボイスチャットの魅力を語りましたが、それってゲーム自体の魅力ではないんですよ。

単に音声で会話をするのが楽しいだけなんです。

フレンドが村に遊びに来てから1時間も経過する頃にはボイスチャットだけで終わっていましたw

改悪点が多い

全体的に前作からの改悪点が目立っています。

具体的に言うと

  • お店の閉まる時間が早くなった(たぬきちを叩き起こすことも不可)
  • 歩けば歩くほど地面がはげて見栄えが悪くなる新要素の「獣道」
  • やや長くなったロード時間。
  • 住人と会話する時に出てくる選択肢が廃止された。

こんな感じ。

個人的に最も残念だったのが、住人と会話する時に選択肢が挿入されなくなったこと。

それ故に「お手伝い」を好きな時に出来なくなってしまいました。

マンネリ化がさらに増した

本作は前作のDS「おいでよ どうぶつの森」から3年後に発売されました。

これだけのインターバルを開けていたらそれなりに進化していそうですよね?

ところが実際には大して進化していなかったんです。

グラフィックは解像度こそ上がったもののモデリングはN64版基準ですし、新要素の「街」も大して大きな要素には感じられません。

「Wiiスピーク」によるボイスチャットも外的要因が面白くしている訳で、本作ならではとは思いませんでした。

何よりも苦痛だったのが、ゲーム開始時にたぬきちのアルバイトを行わないといけなかったこと。

初代」「」「e+」「おいでよ」で行ったことをまたやらないといけないのは苦痛でしかありません。

これまでの作品はバージョンアップ版だったり携帯機での発売ということで許されましたが、据え置き機向けの新作でこのマンネリ感は許容できないです。

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街へいこうよ どうぶつの森のレビューまとめ

前作からの進化を感じず、さらには改悪点も目立っている作品。

セールス的にも前作が500万本以上も売れたのに対して今作は100万本をやっと超えた程度なので期待外れという見方が強い作品です。

ゲームショップでも早々と値崩れしてしまい、ワンコインで販売されているところも見られました。

このようにネガティブな見られ方をされがちな作品ですが、個人的には様々なフレンドと交流することが出来て思い出に残っています。

何よりも本作のおかげでボイスチャットの楽しさを知れたのが嬉しかった!

当時のぼくは好きなゲームについて話せる人が身近に居なかったので、ネット上で交流している人とゲームの話を音声で行えることに大きな価値を感じられたんです。

今となっては好きなゲームについて話せる人に囲まれているので有り難みは薄れてしまいましたが、当時の興奮は忘れられません。

マンネリの極みだがボイチャの楽しさを教えてくれた!

こんな人には特におススメ。
・のんびり遊びたい人。
・コミュニケーションをとりたい人。

こんな人にはおススメできない。
・どうぶつの森に飽きた人。
・自分で目標を作るのが苦手な人。

街へ行こうよ どうぶつの森/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約80時間

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15件のコメント

最近かなり仕事場でも影が薄くなって来たしょやです
動物の森って何ですか?
分かりません
名前聞いたことある?
私、ゲーム雑誌系あまり読まないからね。
ゲームの買い方は、いつも行き当たりばったりで買うのはジャンクフードみたいな低めな感じの奴やってます。

>初夜(しょや)さん
え?どうぶつの森を知らないんですか?w
超人気ゲームなので覚えておいて損は無いですよ。
妹さんに聞いてみてください。
今後このブログではこのゲームの話題が増えて行きます。

どう森オタの自分でも、Wiiとアミフェは合わなかったですね
家を建てる場所の選択肢が増えたのは良かったんですけど、操作がWiiリモコンを意識し過ぎだったり、会話のバリエーションが少なかったり(これはDS以降のどう森でも言えることですが…)
おい森みたいに、タッチ操作はあくまで補助機能ぐらいに抑えていればもう少しのめり込めたんですけどね

まあ次作では会話以外のWiiの欠点をしっかり直してたので良かったです。

Wiiリモコンだけで動かせれると書いていたのでやってみたんですが、Wiiリモコンだけではどうすれば歩けますか?よければご返答お願いします

ポインター操作で出来ませんか?指定したところでAボタンを押したらそこまで進むと思うんですが・・・

街森は当時、少し気にはなっていたのですが、このときすでにPSPの代わりにWiiを手放していたんですよね(^^;;

当時の評判としても「街だけは新鮮だけどあとは据え置き版「おい森」」って感じだったので「カービィWii」をきっかけにWiiを買い直ししたときも手つかずでした。

でも今作で散々マンネリと言われたおかげで、のちのとび森や敦盛さんはクリエイト方面で大きく従来の遊び方から変化していきましたね。ポケ森なんかでもいろいろやらかしてますけど、スマホならではのどう森になってますし、街森の失敗からどう森はよりシリーズとして進化したと思います。

このゲーム、あまり良い評判を聞かないですもんね。

個人的には世間の強い風当たりを感じながらもフレンドの方々と楽しみました♪

今では当たり前のボイスチャットも本作をきっかけに始めましたので。

その補正が大きいので強烈なマンネリ感は少しだけカバー出来ましたw

僕は当時は「どうぶつの森はやっぱり据え置き機」という印象があったので、どうぶつの森が据え置き機で出たことが素直に嬉しかったですね。
DS版はあまりやらず、印象にも残らなかったのでWii版は新鮮に楽しめました。

DS版はパワーダウンしている点も多かったですもんね。

Wii版は据え置き機ということでGC版を上回っている部分も多いので、比較対象によっては印象が変わると思います。

ケントさん!いつも影ながら楽しく見させていただいてます!
ケントさんはどうぶつの森で嫌なこととかありましたか?

初めまして~!

嫌なことですか?特に無いですが、他人に村を荒らされたという報告は聞いたことありますね~

こんにちは!
Wiiスピークっていうのがあったんですね
初めて知りました!
マイデザインを描くのは、ポインターじゃなくて十字ボタンで移動させながら、2ボタンを押して描けれてたら良かったのかもしれないですね。(出来上がりとか戻るとかは、ポインターとか
ボタン操作とかで)(Wiiのどうぶつの森は、やったことがないので分からないんですが)

はい!Wiiスピークという周辺機器が当時はプッシュされていました!

マイデザインは本当にそう思います。ボタン操作で描きたかったな~

自分街森が先にプレイしたからDS版して逆にマンネリすぎwってなってた
自分の初ゲーム、初Wii、初どうぶつの森だから思い出がたくさんある作品です!