マリオストライカーズ チャージド/Wii
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
みなさんはマリオの鬼畜ゲーをプレイしたことはありますか?
今でこそマリオは安心のブランドとなりましたが、実は、難しいゲームも多いんですよね。
かつての「スーパーマリオブラザーズ」はもちろん、今回レビューするWii「マリオストライカーズ チャージド」も鬼畜ゲーだったりします。
Wiiというライトユーザーをメインターゲットにしたゲーム機でよくもまあこんな難しいゲームを出したもんですよ。
一体、何がそんなに難しいのでしょうか?
ここからはそんなWii「マリオストライカーズ チャージド」について詳しく語っていきます。
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- マリオたちが試合を繰り広げるサッカーゲームの2作目。
- 相手をタックルで妨害したりアイテムを使ってお邪魔できる。
- キャプテンはスーパーストライクという必殺シュートを発動できる。
初リリース日 | 2007年9月20日 |
対応ハード | Wii |
ジャンル | スポーツ |
売上 | 初週3.3万本/累計22.6万本 |
推定クリア時間 | 4~5時間 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
順当にパワーアップしたシステム
本作はマリオたちが対戦を繰り広げていくスポーツゲームで、ゲームキューブで発売された「スーパーマリオストライカーズ」の続編にあたります。
そのため同作品と比較したら順当にパワーアップしていると思いました。
プレイアブルキャラクターは20体に増加。
性能は5種類に分かれるようになり、キャプテンキャラは「スーパーアビリティ」が使えるようになりました。
これは特殊能力のようなもので、衝撃波を放ったり、一定時間巨大化するといった効果を発揮します。
中には状況を一変させるほど強力な「スーパーアビリティ」もあるので、キャラクターの個性を強調させる要素ではあると思いました。
前作に登場した「スーパーストライク」は「メガストライク」に進化。
キャプテンキャラが相手陣地でBボタンを押し続けると発動して、必殺シュートをお見舞いします。
「スーパーストライク」との違いは、発動時にミニゲームイベントが発生して、最大6点まで稼げるようになったことです。
ミニゲームイベントはキーパー側が行うんですが、Wiiリモコンのポインターを使って飛んでくるボールを素早くはね返さないと次々と点を取られてしまうので、スリルのある体験を味わうことができます。
他にも
- 追加されたスタジアムではBGMが流れるようになった
- アイテムが手に入った時の演出がわかりやすくなった
- スタジアムにギミックが追加された
- オンライン対戦機能が追加された(現在はサービス終了)
- ミッションに挑戦できる「ストライカーズチャレンジ」が追加された
といった感じで様々な部分が強化されていて、前作から1年半後に発売された作品にしてはパワーアップしている印象です。
熱すぎる駆け引き
前作で感じた熱すぎる駆け引きは今作でも健在です。
基本はサッカーと一緒で、2つのチームがひとつのボールを蹴って互いのゴールに入れていくのが目的なんですが、細かいテクニックが満載なんですよ。
パスを続けていくとボールの色が変化してゴールしやすくなったり、相手のメガストライク中にヌンチャクを振るとメーターを揺らすことができたり。
思わず「え?そんなことができるの!?」と言いたくなるほど色んなテクニックが存在するので、プレイすればするほど上達していきます。
他の任天堂ゲームで例えるとGC「大乱闘スマッシュブラザーズDX」でしょうか。
同作も着地キャンセルとか、空中アイテムキャッチとか、熟練者向けの要素が色々と盛り込まれていたものですが、本作でも同じような感じとなっています。
そのため上手い人と下手な人の差がハッキリと分かれるようになっているんですね。
「マリオカート」や「マリオパーティ」ですと逆転要素があるので初心者が上級者に勝てることもありましたが、本作ではまず無理ですw
反面、同じくらいの腕前の人と対戦したらめちゃくちゃ盛り上がるので、そういう人に出会えたら評価がグーンと上がります。
そういう意味でオンライン対戦機能が搭載されているのは良いと思いました。
オンライン対戦では日本中のライバルはもちろん、Wiiフレンドとも対戦できますからね。
オフライン専用だった前作よりは対戦できる機会に恵まれているので、そこは大きなプラスポイントに感じます。
(何度も言うように今はサービス終了していますが)
惜しいところ
カップバトルが鬼畜すぎる
カップバトルは鬼畜すぎると思いました。
このモードではCPUと対戦を行って決勝トーナメントで優勝するのが目的となっているんですが、昔のファミコンゲームみたいな鬼畜仕様になっているんですよ。
まず、各カップのトーナメントに参加するには各チームと2回ずつ総当り戦を行って優勝しないといけないというのがね・・・。
ファイアカップだと6戦。クリスタルカップに至っては10戦も行わなければならず、そのうえで総合ポイントで1位にならないといけません。
で、1位になったらトーナメントに初めて参加できるんですが、そこで負けてしまったら最後。
最初からやり直しとなってしまい、ファイアカップだと6戦。クリスタルカップに至っては10戦もしないとトーナメントに再び参加することはできません。
体感的には1時間以上も前のところに戻されてしまうので、セーブ機能がなかったファミコンゲームでゲームオーバーになった時と同じくらいのダメージを負ってしまいます。
前作の場合、序盤のカップは試合数が少なくて戻されることへの苦痛が少なかったんですが、今作は最初から試合数が多いのでキツイですw
これでCPUが弱かったらまだ良かったんですけどね。
クリスタルカップ辺りになると正確なシュートを放ってくるので、凡人ですと勝つのが難しくなってきます。
しかもですね、全リーグを制覇するまではキャプテンとサイドキッカーを変更することができないので、キャラクターを変更して試行錯誤することもできないんですよ。
良いところでも挙げたように、本作では各キャラクターの個性が強調されるようになりました。
にも関わらず1人用の目玉モードでは途中で変更できないってね・・・。
もう1つの1人用モードである「ストライカーズチャレンジ」にしても5項目辺りから鬼畜ゲーになっていきますし、初心者お断りの印象が強いですw
幸いにも「トレーニングモード」や「フリーバトル」が前作に続いて収録されているので、どうしてもクリアしたい人はまずはそちらで猛特訓することをおすすめします。
より好みが分かれるようになった
前作もだいぶ尖った作りになっていましたが、今作はさらに尖っています。
あまりにも尖っているので、人によっては駄作認定してしまうかもしれません。
ぼくが気になったのは、スタジアムのギミックが凶悪すぎることです。
大量のドッスンが振ってきたり、巨大な車や牛が飛んできたり。
チームに与える影響が大きすぎるので、邪魔に感じてしまうことがありました。
目玉要素(?)の「メガストライク」にしてもゲームを大味にしているようにも感じます。
最大6点を稼げる点はもちろん、Wiiリモコンのポインターを使ったミニゲームイベントが強制的に発生するのが煩わしいです。
他にも
- タックルをするにはWiiリモコンを振らないといけない
- ボールを持っている時にフェイントするには押しにくい十字キーを押さないといけない
- メニュー画面で次のページに進むにはポインター操作で小さいボタンアイコンを押さないといけない
などなど人を選ぶ要素が満載で、マリオのゲームとしては異彩を放っています。
マリオストライカーズ チャージドのレビューまとめ
人を選ぶ作りだった前作をさらに尖らせたような作品。
操作の難しさはそのままに1人用モードは鬼畜さがさらに増してスタジアムには凶悪なギミックが追加されましたw
こんな鬼畜ゲーがあの名作Wii「スーパーマリオ ギャラクシー」の1ヶ月前に発売されたのはちょっとした事件ではないでしょうか?
駆け引きが熱く、上達する楽しさを味わえるのでハマる人はハマると思いますが、万人向けでは決してありません。
初心者お断り!Wiiで発売されたマリオの鬼畜ゲー!
こんな人には特におススメ。
・ガチな対戦ゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・パーティゲーム感覚で遊びたい人。
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