どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2020年3月に配信されたXbox One「Ori and the Will of the Wisps(オリとウィスプの意志)」のレビューをしていきます。
本作は大自然を舞台にした2Dアクションゲームですが、
ホロウナイトのエッセンスを盛り込んだメトロイドヴァニアの傑作でした!
家庭用向けには2018年に登場した探索型2Dアクションゲームで、各地で大絶賛されました。
一方、今回レビューするXbox One「Ori and the Will of the Wisps」は2015年に発売された「オリとくらやみの森」の続編になります。
が、単にストーリーやステージを一新しただけではなく、随所で「ホロウナイト」の影響を受けて作られていたんです!
そのうえグラフィックのクオリティもパワーアップしており、さすが前作から5年も経っているだけのことはあります。
「メトロイド」や「悪魔城ドラキュラ」のような入り組んだマップを探索していくメトロイドヴァニアが好きな人はマストバイですよ~!
ここからはそんなXbox One「Ori and the Will of the Wisps」について詳しく書いていきます。
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- 入り組んだマップを探索していく2Dアクションゲーム。
- クエストを受注して各地で目的をこなしていく。
- 武器や呪文をセットにして様々なアクションを使えるようになった。
初リリース日 | 2020年3月11日 |
対応ハード | Xbox One/Switch |
ジャンル | 2Dアクション |
価格 | 3,150円(税込) |
推定クリア時間 | 11~20時間 |
発売元 | Microsoft |
目次
良いところ
2Dアクションゲームとしては変態レベルのグラフィック
「前作からどこが変わったのかよく分からん」
これはぼくが本作をプレイする前の率直な印象です。
E3 2017のマイクロソフトプレスカンファレンスにて初公開されて以来、ずーっと注目していたんですが、パッと見は前作と似たような感じに見えたんですよ。
しかし、実際にプレイしてみて印象が一変。
前作の「オリとくらやみの森」とは異なる魅力を持った探索型2Dアクションゲームであることが判明しました!
まず驚いたのが、2Dアクションゲームとしては変態レベルのグラフィック。
静止画だけだと水彩画調の2Dグラフィックに見えますが、実は本作、ポリゴンを使った立体的な表現を多用しているんです!
それも自然に溶け込んでいるので、昔のPS1ソフトみたいにポリゴンが2Dグラフィックに浮いているようには見えません。
前作でもこのような描写は見られましたが、今作は頻度が増しています。
代表的なのが、「ここぞ!」という時に挿入される大迫力のイベントシーン。
イベントシーンは立体的なカメラアングルで展開され、まるでアクション映画を見ているかのような迫力ある映像となっています。
それもゲームシーンとのシームレス化に成功しているので、ゲームプレイを遮られているようにも感じません。
2Dアクションゲームって小規模タイトルに見られがちですが、本作の場合、3Dの大作ゲーム並みに開発費を費やしている印象です。
実際、今作の開発人数は約80人と言われていますから。
人の心を動かすほど素晴らしいBGM
前作の「オリとくらやみの森」は大自然の描写が素晴らしい作品でしたが、今作はその辺りもパワーアップしています!
グラフィックが凄いのは前述の通りですが、本作の場合、それに加えてBGMで大自然を表現しているんです!
ここぞという時には壮大なフルオーケストラが鳴り響き、通常時はヒーリング効果が強いBGMが流れますから。
今作でも感動的なシーンが多数盛り込まれていますが、その多くはBGMの存在が大きかったりします。
個人的に好きなのは、「ルマの緑地」と呼ばれるエリアで流れるBGM。
思わず歌いたくなってしまうほど耳触りの良いメロディが美しい木管楽器で奏でられるので、疲れた時に聴きたくなります。
本作のBGMを収録したサウンドトラックがサブスクリプションサービスでも配信されているので、しばらくはお世話になりそうですw
ラスボス並みに手強いボス戦
ここまで読んでいるとまったりした雰囲気ゲーのような印象を持たれるかも知れませんが、今作もめっちゃ難しいです!
ぼくの場合、クリアまでに何百回もゲームオーバーになってしまいました!w
大きな要因となっているのが、各地に潜むボスが強すぎること。
前作の「オリとくらやみの森」は探索やアスレチックの側面が強く、戦闘は控えめでした。
ところが今作の場合、数多くの強敵と戦うことになるんです!
ちょっとやそっと攻撃を当てただけではビクともしませんし、体力が減ったら形態チェンジしますから。
そのうえ多くのボス戦では前作でも見られた強制スクロール型アスレチックパートが挿入されます。
ボス戦はチェックポイントが少なく、長期戦になりがちなので、倒した頃にはラスボス並みの達成感を味わえました。
「まさか、オリ森の続編でここまで濃密なボス戦が盛り込まれているとは!?」
息抜きができる集落
濃密なボス戦が追加された一方、新たに集落が追加されました。
集落ではNPCに話しかけることで
- サイドクエストの受注
- 噂話
- 買い物
- 施設の拡張
ができるようになっています。
RPGではありがちな要素ではありますが、息抜きできるスポットが追加されたのは嬉しいです。
前作の場合、そういったエリアが無いうえにチェックポイントを自分で作成しないといけなかった関係で常に急な坂道を登らされる感じがしましたから。
今作の場合、集落が追加されたうえに
- チェックポイントを作成するシステムの廃止
- 大幅に追加されたオートセーブポイント
- 精霊レースというミニゲーム要素
といった3点によって前作よりもゲームプレイに緩急が付いています。
大幅に増した攻撃手段
ボス戦が強化された一方、主人公のオリも攻撃手段が大幅に増しています。
前作では精霊の炎という追尾攻撃がメイン武器として活躍しました。
一方、今作の場合、近接武器が追加。
武器を振り回して敵を叩くことができるようになりました。
このアクションが非常に気持ち良く、前作では薄かった爽快感を生み出すことに成功しています。
特にハンマーを使っての攻撃は「モンスターハンター」シリーズで大剣を振り回しているかのような重みと手応えを感じられて病みつきになりましたw
それ以外にも
- 精霊の炎による追尾攻撃
- 精霊の弓による遠距離攻撃
- 羽ばたきによる突風
- 精霊の星によるブーメラン攻撃
- 火炎による範囲攻撃
といった感じで攻撃のバリエーションが大幅に増しているので、戦闘自体の楽しさが飛躍的に増しています。
随所で感じられるホロウナイトのエッセンス
先程、本作は「ホロウナイト」の影響を受けていると書きました。
そう感じた理由はいくつもありますが、一番大きいのが戦闘での駆け引きです。
ゲームをある程度進めると「蘇生」というスキルを入手出来ます。
このスキルを装備した状態でボタンを長押しするとエナジー(MP)と引き換えに回復出来ますが、少しの間、ジッとしていないといけません。
下手に使用してしまうと隙を作ってしまうので、特にボス戦時は回復量以上のダメージを負ってしまい、エナジーを無駄にしてしまうことでしょう。
そのため敵の攻撃が収まってから使用する必要があります。
どうでしょう?戦闘での駆け引きが「ホロウナイト」を彷彿としないでしょうか?
それ以外にも
- 能力を高められるスキルをスロットに装着できるカスタマイズ要素
- NPCからサブクエストを受注する寄り道要素
- 連戦を楽しめる精霊の殿堂
- 未開拓のエリアに隠れている地図屋さん
といった感じで「ホロウナイト」でも見られた要素が追加されており、味付けが濃くなっています。
マップを埋めていく楽しさ
今作のフィールドも非常に入り組んでいます。
2Dゲームなので平面的ではありますが、分かれ道や通行止めのエリアが多いので道に迷うこと必死です。
が、ある程度ゲームを進めると主人公の移動能力が格段に上昇し、以前までは行けなかったところにも行けるようになります。
この流れがプレイヤーの探究心を高めてくれて、
なんてワクワクしました。
最初はどこへ行けば良いのか分からずモヤモヤするかも知れませんが、まずはストーリーを最後まで進めてみてください。
すると、全貌が明らかになり、マップ画面を見ると所々で埋められていない箇所が見つかることでしょう。
個人的には各地に残った小さな未開拓エリアを埋めていく時が一番面白く感じました。
そんな探索要素を快適にしてくれるのがワープ機能。
なんと、今作では地上にさえ居ればいつでもどこでもワープができるようになったんです!
前作の「ディフィニティブエディション」では泉(ワープポイント)の間でしか出来なかったのでこれは嬉しい!
今作のワープ機能に慣れてしまうとワープ自体が出来なかった前作の無印版には戻れませんw
惜しいところ
安定しないパフォーマンス
全体的にパフォーマンスが安定せず定期的に画面が止まります。
ポーズメニューを開く時、重要なアイテムを入手した時、別のエリアへ移動する時。
必ずではありませんが、数十回に1回ほどの割合で画面が少しだけ止まるのでフリーズしたのかと心配してしまいます。
ぼくのXbox Oneは初期型になりますが、その影響なのでしょうか?
いずれにしても安定した動作が保証されているハズの専用機でこのパフォーマンスはいただけません。
特に本作の場合、没入感を追求していますから、一瞬だけでも画面が止まると小さなストレスを生み出してしまいます。
アップデートで改善されるとは思いますが、長年待たされた期待作なだけに最初からまともに動く状態で出してほしかった。
Ori and the Will of the Wispsのレビューまとめ
パフォーマンス周りで少々ケチが付いてしまいましたが、それを除けば素晴らしい作品。
前作の時点で素晴らしい作品だったというのに「ホロウナイト」のエッセンスを盛り込んだことで深みが増しました!
価格は約3,000円と前作から倍増していますが、その分だけの満足感を味わえる作品です。
正直なところ、当初は発売日に少しだけ触ってから放置しようと思っていました。
と言うのも本作より期待度が高いPS4「仁王2」の前日に発売されたからです。
が、プレイを開始したら止め時を失ってしまい、結局、PS4「仁王2」に触れる前にクリアしてしまいました!w
それだけの魅力がある作品なので、メトロイドヴァニアが好きな人はプレイして損はありません。
ホロウナイトのエッセンスを盛り込んだメトロイドヴァニアの傑作!
こんな人には特におススメ。
・メトロイドヴァニア好き。
・自然好き。
こんな人にはおススメできない。
・2Dアクションゲームが苦手な人。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
うわーメッチャやりたい
前作よかったので期待してましたがそんなに進化してるんですね
XboxOne持ってないのでクレクレしながら指加えて待ってます…(いつになることやら)
タイトルはウィルオーウィスプのことかと思ってたんですが違うんですか?
はい!今作に慣れてしまうと前作が物足りなくなってきますw
タイトルはオリとウィスプの意志が邦題のようです。
とりあえず一通りクリア(ただゲームクリアの実績が取れてない状態w)したのでコメントします。
アクション面は前作以上にカッコいいことになってますね。
最初に取る能力が近接攻撃タイプのやつでめっちゃスタイリッシュですし。
途中から威力が高い方がメインになっちゃってますがw
自分としては最初に松明を使って攻撃してた時の方がより好きでしたがw
周りのステージ部分が炎に照らされるっていうのがまたカッコいい。
ボス戦がなんかめっちゃ初見にはむつかしい感じですね。
パターンが読めないとか以上になんていうかダメージ受けやすい感じでした。
途中から遠距離攻撃とか使えるんでそっちも駆使しましたけど序盤は苦労しましたよ。
脱出パートはやっぱりオリの醍醐味と言っていいほど白熱した演出に高めの難易度ですね。
あれが無きゃオリじゃないや!ってなるくらいwww
前作で嫌というほど泣いたあの脱出こそオリ!www
ファストトラベル機能はディフィニティブ版以上に便利になりましたね。
最初こそ使う気はあまりなかったけど、途中からアイテム集めとかになるとめっちゃ使ってましたw
クエスト形式なのはいいんですけど、このタイプのゲームだとめっちゃ迷うw
おかげで一部のキャラで誰に物々交換するんだっけ・・・ってなってw
あと、一部のステージへの行き方がさっぱり分からず、結局そこだけ英語版の動画が偶然あったんでそれ見ちゃいました・・・クヤシイ!www
登場人物が無印とディフィニティブ版は約数名くらいしかいなかった状態でしたけど今作は妙に増えてましたね。
個人的にハシビロコウみたいなやつ好きですw
映像表現も前作以上にかなり進化してましたね。プロローグの映像だけでめっちゃヤベェこれってなってました。前作の場所をクゥと一緒に飛んでる!ってなって。
ストーリー面で言うと最後はやっぱりそういうのか・・・って。
ぶっちゃけていうと前作程感動は無かったけど、途中のクゥが・・・っていうのと最後のシーンは泣いちゃったw
自分はとりあえずノーマルをクリアしたんですが、セーブデータ変えてハードでクリア用、スピードクリア用、ノーミスクリア用であとあとやる予定ですw
スピードとノーミスの実績はイージーでもできるかな・・・w
気に喰わない点はKENTさんと同じくパフォーマンス周りです。
自分もそこだけはどうにも擁護できないです。
マップ開く時、ダッシュしまくって画面移行が遅い時、一部ステージ(特に水面のステージ)でほぼ処理落ちしてましたし、頻度もかなりあるんですよ。
あとフリーズはクリアまでに5回発生しました。最近やったゲームではかなりの数です。
セーブ自体はちゃんとできてるんでそれはいんですが、ここは何とかしてほしかったかも。
あとオートセーブ機能があるのはいいんですけど自分としては前作の任意セーブ機能も残してほしかったなぁって思ってます。自分のエナジー使うタイプの方。
一部でオートセーブが発生しない時がある場面で死んじゃった時、またやるのかあれ・・・ってなっちゃったんで。
それとオプション画面でコントローラーのキーコンフィグが出てるんですけどあれOneくんコントローラーだと一切設定できないんでもしかしたらPC版のキーボード用の設定の画面をそのまま持ってきた感じがします。
レスポンスが悪いのってOneくん版じゃなくてPC版メインに作ったからとかかも?
あと起動時のオリが走ってるロード画面でいきなりなんの前触れもなく左下にunityのマークが出てきたのにはちょっと笑いましたw
そこででるんかい!ってwww
クリアおめでとうございます!そして長文コメントをありがとうございます!
アクション面は前作よりも攻撃的になりましたね。オリ、お前、敵を殴れるのか!って感じでw
ボス戦は難しいですよね。どうやって戦えば良いのか何度も試行錯誤しましたよw
壮大なBGMに乗せての脱出シーンはオリのお約束になった感があります。
ファストトラベル機能は良い改善点ですね!前作よりもマップが大きくなった影響なのでしょうか?
アイテムをコンプリートする時はめちゃくちゃ役立ちます。クエストはごっちゃになりますよね。ぼくも頭がこんがらがりましたよw
開発人数は4倍に増えたようですよ。そこまで増えていたとは!?それだけ映像面に力を入れていたということなんでしょうね。
最後のシーンはやっぱり泣けました。ムービーは何度も閲覧出来るので忘れた頃にまたチェックします!
周回プレイする気、満々ですねw ぼくも2周目をプレイ中ですよー!
レスポンスの悪さは残念ですね。5回もフリーズするとは!?ちょっとこれは多いなぁ。グラフィックに力が入っているとは言えXbox Oneの性能だったら問題ないと思うので、最適化が間に合っていないのだと思います。
前作とセーブ方式が変わっているので最初は戸惑いましたw
あぁ、パソコン版ベースでXbox One向けに持ってきている可能性はありますね。確かにあのレスポンスは移植タイトルっぽい感じがします。
特典付き予約して買った作品でしたが。作品自体も特典も大満足の作品でした。最後の終わりから見るとオリ=ニブル、クゥ=クロなのではと思いながらもう一度1作目をプレイするとより濃い内容になりました
このレビューを参考にSwitch版を買いましたよ〜。
携帯機で遊ぶと若干文字潰れがあるけど、それが気にならないくらいいいゲームでした( ^ω^ )
ここ最近は、シャンティ5やシレン5くらいしか欲しいゲームがないので本作を堪能したいと思います!