どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は、ニンテンドースイッチの2022年面白かったゲームランキングを発表していきます!
Switchも発売されてから5年以上が経ちますが、今年はかつてないほどの収穫期だったように感じます。
ポケモンの新作からスプラトゥーン、ゼノブレイドの新作が発売されたりして、大忙しの1年でした。
そこで、今回はどのタイトルが一番面白かったのか?
「KENT for 任天堂ゲームレビュー 」が選ぶニンテンドースイッチの2022年面白かったゲームランキングを発表していきます!
単に「面白い面白い」言っているだけですと参考にならないでしょうから、特に下位のタイトルは惜しい点についても触れていきます。
本記事を閲覧することで最新のおすすめSwitchソフトがわかると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
15位
カービィのグルメフェス
第15位は、「カービィのグルメフェス」です。
このゲームはですね、1,500円という低価格で発売されたダウンロードタイトルなんですが、夏にかけてハマったので15位に入れさせて頂きました。
内容の方はカービィが食べたイチゴの量を競い合う対戦アクションゲームで、3つの種目を順番にプレイしていきます。
ゴールを目指して競争したり、降ってくるイチゴを奪い合ったり、相手をふき飛ばしてイチゴを横取りしたり。
様々な種目でイチゴを食べていき、最終的にいちばん大きくなったカービィが優勝となります。
1試合辺りのプレイタイムは5~6分程度。
ストーリー要素は存在せず、CPUやオンラインプレイヤーとひたすら対戦するだけのゲームではありますが、逆転要素が強いので一時期は夢中で遊んでしまいました。
前半のレースでダントツトップだったとしても後半のバトルロイヤルで逆転されるとかザラにあるので、1位から4位に転落した時は悔しくてまた遊びたくなってしまいます。
戦略性も高く、ステージ上に配置されたコピー能力を使ってライバルの邪魔をしたり、結果発表時のボーナス狙いで少し変わったプレイをしたり。
色んな戦法が用意されていますので、友達のガチカービィファンと対決しても勝ててしまうことがありました。
ファンサービスも満載で、歴代シリーズのBGMが流れたり色んなキャラのスキンが用意されていたりしますので、カービィ好きとしては満足しています。
惜しい点としては、ストーリーモードが収録されていないことです。
ストーリーモードがないからこそオンラインに人が集まりやすくなっているとは思いますが、Switch ONLINEに加入していない方はオフラインでしか遊べませんから、そういう方に向けた配慮があっても良いんじゃないかと思いました。
とは言え本作は1,500円の小規模タイトルですから、軽い気持ちでプレイする分には良いゲームに感じます。
まあ、飯テロゲーでもあるので、深夜にプレイしたら大変なことになるんですけどねw
14位
ファイアーエムブレム無双 風花雪月
はい!続いて14位は「ファイアーエムブレム無双 風花雪月」。
このゲームはですね、ちょっと中途半端なところはありますが、原作の「風花雪月」が好きな者としては「出してくれてありがとう」と言いたくなるような作品でした。
内容としては「ファイアーエムブレム風花雪月」と「真・三國無双」のコラボレーションタイトル。
「風花雪月」のキャラクターたちを操作して大量の敵を倒し、拠点を制圧していくというステージクリア型のアクションゲームなんですが、単なる無双ゲーと侮るなかれ!
戦闘パート以外も本気で作られていて、圧倒的なボリュームを誇ります。
ストーリーは本編と同じく3つのルートに分岐するようになっていまして、序盤に選択する学級によって変化。
プレイヤーの行動次第では後半の展開にも変化があるので、ストーリーの作り込みとか、テキスト量は無双ゲームの域を超えていますw
特に戦闘の準備を行う軍備パートの作り込みは素晴らしく、こちらがメインなんじゃないかと錯覚するくらい。
好きな仲間と訓練をしたり、料理を振る舞って一緒に食事をしたり、一緒に作業を手伝ったり。
支援レベルがC以上になるとお茶会ならぬ遠乗りに誘って一緒に会話をしたり、相手を眺めることができるので、ここだけ恋愛アドベンチャーゲームみたいになっていますw
惜しい点としては、爽快感が前作から落ちてしまっていることです。
今作でも簡単操作で大量の敵を倒せるという点は変わっていないんですけどね。
キャラクターの表示が小さくなっていたり、ザコ敵の体力バーが廃止されていたり、効果音量が小さくなっていたり。
2022年の無双ゲーとして見ると高品質とはいえないので、そこは惜しいと思いました。
また、ストーリーも前半は気合を感じられましたが、後半は駆け足なので消化不良なところもあります。
あくまでも「風花雪月」のスピンオフということで過度な期待は禁物なのかもしれませんが、追加コンテンツで補完してくれたら嬉しいですね。
13位
ベヨネッタ3
続いて、13位は「ベヨネッタ3」です。
このゲームもストーリーに課題はありますが、アクション部分に関しては素晴らしい作品だったように感じます。
内容の方は魔女のベヨネッタが活躍するアクションゲーム。
消滅の危機に瀕した世界を救うため、突如として侵攻を開始した謎の生体兵器「ホムンクルス」との戦いに身を投じていくことになるんですが、このゲームは迫力が凄かった。
超巨大な魔獣を操作して高層ビルの上を突き進んだり、猛スピードで襲ってくる敵の手から逃げながら砲台を発射したり。
たった数分間の体験に全力を揃いでいるので、1プレイ辺りの密度が凄いことになっていました。
ベヨネッタの華麗なアクションも健在で、
- パンチやキックを繰り出してのコンボやタイミング良く回避をすることで発生する「ウィッチタイム」
- 魔獣と融合して強大な魔力を操る「デーモン・マスカレイド」
などなど。
簡単操作でド派手なアクションを楽しめるので、上手く決まった時は自分のプレイに酔いしれてしまいました。
ただこの作品、任天堂が発売するゲームにしては尖りすぎている印象で、そこが人によっては合わないんじゃないかと思いました。
ベヨネッタを操作していくゲームなのかと思ったら怪獣バトルが始まったり、巨大な蜘蛛に乗ってビルからビルへ飛び移ったり。
気が付いたら操作キャラクターが変わっていき、挙句の果てにはヴィオラというベヨネッタとは全く特性が異なる女性を操作することになるので、めちゃくちゃ慌ただしいことになっています。
個人的には短時間にいろんな体験を味わえて楽しかったんですが、唐突なストーリー展開といいプレイヤーを置いてきぼりにしているように感じます。
その辺りは気になりましたが、リッチな体験を味わえたことは確かなので13位に入れさせて頂きました。
12位
ソニックフロンティア
12位は「ソニックフロンティア」。
このゲームは期待以上に楽しめました。
ソニックと言えばハイスピードでアスレチックステージを攻略していくゲームで、ステージの構造は奥へ奥へと進んでいく感じでしたが、今作ではシステムを一新。
オープンワールド風のマップでアイテムを集めるという探索重視の内容になったので、3Dマリオが好きなぼくとしては楽しめました。
ソニックらしさも失われておらず、ワールドマップにはグラインドレール、スプリング、ダッシュプレートなどの仕掛けを設置。
設置された仕掛けの数はゲームを進めていく毎に増加していき、シームレスに行き来できるようになるので、島全体が巨大なアスレチックなんじゃないかと思いました。
アスレチック以外の仕掛けも満載で、
- 謎解きやミニゲームを楽しめる「ギミック」
- ソニックの行く手を阻む「守護神」
- 電脳空間へとワープできる「ポータル」
- アイテムを使って解放できる「カオスエメラルド」
も至るところに設置。
少し進むだけで新しい発見が待ち受けているので、退屈することなく探索ができました。
また、ポータルを使ってワープできる「電脳空間」はスタートからゴールを目指していくという過去作のようなステージになっているので、今までの楽しさも残されていると思いました。
こういう昔から続いているシリーズがリニューアルをすると賛否が分かれるものですが、本作は成功の部類に入るんじゃないかと思います。
もちろん完璧という訳ではなく、クリアに20時間以上もかかるアクションゲームにしては仕掛けの種類が少なかったり、ミニゲームの作り込みが甘かったり。
磨けば光そうな部分も多いので、個人的にはパワーアップした「ソニックフロンティア2」を出してほしいと思いました。
まあその前に、無料アップデートによって追加される新モードや新プレイアブルキャラクター、新シナリオを楽しみたいですね。
11位
トライアングルストラテジー
第11位は、「トライアングルストラテジー」です。
本作はスクウェア・エニックスが贈る完全新作シミュレーションRPG。
塩と鉄の利権をめぐり、三国が戦争を続けてきた「ノゼリア」を舞台に、新たな戦乱に巻き込まれる青年領主「セレノア」の選択を描く物語が展開されます。
このゲームはですね、策謀が入り乱れる重厚な物語と戦略性の高いシミュレーションパートによってドップリと楽しむことができます。
ストーリーは戦記物としては王道的な内容で、平穏な序盤から一気に戦火へと巻き込まれていくギャップを体験できます。
特に序盤はシビアな展開が待ち受けていて、感情を揺さぶられるような描写が多い反面、「ここからどう話が展開されていくのか?」とても気になる内容です。
中盤以降も、国家間の色々な思惑が錯綜する展開が最高に面白くて、友人のば~んさん も
と仰っていました。
そんなストーリーを彩ってくれるのが、選択が重要となるシステムです。
「信念の天秤」という装置を使うシーンでは、選択肢によって全く異なる方向にストーリーが展開されます。
一見するとただの分岐のように見えますが、各キャラクターが行う選択を、プレイヤーの働きかけで左右できるというのが肝になっています。
そうしたプレイヤーのアクションによってストーリーに変化が生じ、物語の体験をより身をもって体感できるので、選んだ答えにも深みが出るし、他の選択肢を選んだらどんな展開になるのか気になってしまうんですよね。
特定の選択をした時のみ加入するキャラクターがいたり、一度仲間にしたキャラクターは2周目以降も引き続き使えたりと、周回プレイを前提とした作りに感じます。
そして本作のゲーム要素となるのが、戦略性の高いシミュレーションパートです。
シミュレーションパートでは戦闘を行うことになるんですが、位置取りが重要となるシステムを採用していたりします。
高所から攻撃すると補正によって大ダメージが発生したり、背後から攻撃するとクリティカルが確定で発生して大ダメージが発生したり。
自軍の攻撃だけではなく、敵軍の攻撃にも同じような補正が入るので、難易度ノーマルにしても一歩間違えるだけで致命的な損害を受けるようなバランスになっているんですね。
ステージの種類も多様で、中には特定の効果を持つ地形や広範囲を移動できるギミックも用意されており、最優先で攻略すべきポイントを見定めてユニットを動かしていくという試行錯誤を楽しめます。
ユニットごとの個性付けが明確なので役割を持たせながら戦うことができますし、キャラクターごとの成長要素を強化していくのも楽しいので、かなり奥深い内容です。
まとめさせていただきますと、
- 国家間の色々な思惑が錯綜する「ストーリーの展開が最高に面白い」
- 物語の体験を身をもって体感できる『信念の天秤』によって「周回プレイが熱い」
- 位置取りが重要となる「シミュレーションパートが奥深い」
といった感じでしょうか。
王道戦記物として楽しめるストーリーと、戦略性の高いシミュレーションパートが見事に融合した、コアなゲームに仕上がっていますので、昔ながらのシミュレーションRPGが好きな方には特におすすめします。
10位
ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~
第10位にランクインしたのは、「ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~」です。
本作は人気RPG「アトリエ」シリーズの最新作で、夢の世界で離れ離れになった相棒の「プラフタ」を探し求めるソフィーの冒険譚を描いています。
はい!まさかの「ソフィーのアトリエ2」がランクインです。
みなさんは「アトリエ」シリーズをご存じでしょうか?
本シリーズは素材を集めてアイテム錬金をしたり、錬金したアイテムを使用して戦ったりするのが特徴のRPGで、毎年のように関連作が発売されています。
今回4位に入れた「ソフィーのアトリエ2」は2015年に発売された「ソフィーのアトリエ」の続編なんですが、さすがに7年経っているだけあって遊びやすく改良されているんですよね。
訪れたことのあるフィールドであればマップ画面から瞬時に移動ができたり、採取ポイントに近寄ると何が採取できるのか事前にわかったり、遊んでいて何かと快適に感じられます。
前作同様、ストーリー内では時間制限もないので、
好きなだけ探索するもよし!クエストを受注して強敵と戦うもよし!調合するもよし!
といった感じで自分の好きなペースで遊ぶことができます。
戦闘システムはシリーズでは久々となるコマンド選択式を採用。
直感的に理解しやすい作りとなっていて、前衛と後衛を入れ替えながら連続攻撃する「ツインアクション」によって、スピーディーかつ爽快なバトルを楽しむことができます。
ストーリーは「アトリエ」シリーズらしく、基本優しくて明るい内容ですが、後半はしっかりと盛り上がるので必見です。
友人のば~んさんも
と絶賛されていました。
全体的には「ソフィーのアトリエ1」で描かれたソフィーやプラフタのキャラクターの関係性をより掘り下げたものとなっていますが、本作から登場する新キャラクターに関してもそれぞれ個性的で良い味を出していたりします。
個人ごとに用意されているイベントでの描写は丁寧ですし、パーティー間での仲が良いことから愛着を持てる作りにもなっています。
女性キャラクターが目立ちがちなシリーズですが、本作は男性キャラクターもかっこよく、良いメンバーがそろっていました。
まとめさせていただきますと、
- システムを新作に寄せたことで「遊びやすくなったゲーム性」
- 直感的に理解しやすくなった「わかりやすい戦闘システム」
- 優しく明るい内容だが、丁寧に作られた「魅力のあるストーリー」
といった感じでしょうか。
少し前に話題となった「ライザのアトリエ」ともまた少し違った王道アトリエの魅力を持っている作品で、前作と併せてアトリエの入門編として相応しい、丁寧な仕上がりです。
前作をプレイしていること前提の内容なので、前作を遊んだことがない人は、
完全版として発売されたSwitchの「ソフィーのアトリエDX」とセットで購入することをおすすめします。
9位
ライブ・ア・ライブ
第9位は「ライブ・ア・ライブ」。
このゲームはですね、今から30年近く前に発売された古いゲームが元ネタなんですが、色褪せない良さが詰まった名作だったりします。
内容の方はスクウェア・エニックスが贈るオムニバス形式のRPG。
7人の主人公によるシナリオを好きな順番から楽しむことができます。
このシナリオがですね、実に多彩で、オムニバスならではの多様性を感じました。
舞台・主人公・ゲームジャンル。
あらゆる要素が個性的で、RPGというジャンルにとらわれず、新しい試みをしようという意欲的な仕上がりになっています。
例えば各シナリオのシステムには格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、タワーディフェンスにステルスアクションと、他のジャンルの要素を搭載。
それでいてRPGという体は崩さずに表現していますので、独特な良さを感じられるようになっています。
1つ1つの長さは5時間程度。
RPGとしては短めなので、濃さという点ではそれほどでもありませんが、色んなジャンルのゲームをグルメコースのように楽しめる良さがあります。
各シナリオで共通となる戦闘システムはオーソドックスなコマンド形式を採用。
シンプルではありますが、マス目の位置取りが重要になってくるややユニークな仕掛けを搭載していまして、多彩なスキルと合わさって、じっくり考えながら戦うのが好きでしたら楽しめる感じになっています。
で、各シナリオのストーリーについてなんですが、王道ながらも意表をついてくる感じになっています。
内容も多彩で、王道ロボットものからSFホラー、西部劇などなど。
それぞれ濃いテーマの内容で、コミカルな物語もあれば熱血的だったり、感動的だったりするものもあって非常にバラエティ豊かなので、1つ終えた時は次のシナリオを遊ぶのが楽しみになってきます。
また、作品後半に進むと出現するあるストーリーは良い意味で王道RPGの予想を裏切ってくるような内容になっていますので、RPGファンですとビックリするかも!?
BGMも素晴らしく、世界観の合わせた味付けがなされていて、和風の曲からカントリーミュージック・ジャズミュージックなどなど、幅の広いサウンドが楽しめます。
各シナリオのラストで流れる「MEGALOMANIA」も非常に熱く、これが流れると「おっラストか」と感じられるようになっていて、本作を象徴するBGMになっています。
「UNDERTALE」の人気曲「MEGALOVANIA」は当曲をリスペクトして作ったという話もあるので、ゲーム音楽が好きな人であればぜひ遊んで聞いてみてください。
全体的には当時の原作をできる限り忠実に再現した、質の高いリメイク作となっています。
現代のゲームとして考えるとやや古臭い部分はありますが、当時ならではの発想や豊かな仕掛けは今遊んでも楽しめる内容なので興味がある方はぜひプレイしてみてください。
出荷本数が多すぎたのか、評価が高い割には安く販売されていますので、コスパも良かったりします。
8位
OMORI
続いて、第8位は「OMORI」です。
この作品、少人数・低予算で開発されたインディーズゲームで、テンポが悪かったりと問題点も多いんですが、心に残るものがあったので8位に入れてみました。
内容の方は引きこもりの少年が主人公のRPGで、夢と現実の世界を行き来して様々な場所を冒険していきます。
パッと見は昔発売されたRPGのように感じますが、内に秘められたテーマは実に現代的で、そこがぼくのツボにハマりました。
ネタバレになるので具体的には言えませんが、この作品、鬱や引きこもり、精神的恐怖といった暗い要素を盛り込んでいまして、刺激的な体験を味わえる作品だったりします。
プレイする前は「そこまで刺激を味わえるのかな?」とタカをくくっていましたが、現実の世界を冒険することになってからは印象が一変。
主人公が体験したトラウマの演出が断片的に挿入されるので、ホラーゲームが得意なぼくも「え?なにこれ怖い」と口に出してしまいました。
このように「OMORI」は怖い作品ですが、完全なホラーゲームという訳ではなく、夢世界・現実世界ともに友達との友情を美しく描いていまして、プレイしているとホッコリする展開もあったりします。
夢世界で冒険の手助けをしてくれるオーブリー・ケル・ヒロはみんな無邪気で可愛らしく、支離滅裂な世界も「MOTHER」シリーズに通ずる温かさを感じられますので、ホラー要素とのギャップに酔いしれてしまいました。
戦闘システムはターン制のコマンド式を採用。
敵・味方・敵と順番に出番が回っていき、「たたかう」や「スキル」などのコマンドを選択するというオーソドックスな形式となっています。
しかし、単なるコマンドバトルに終わっておらず、感情を切り替えて戦況をひっくり返せたり、パーティメンバーが連携して畳み掛けを行うという独自のシステムも搭載。
中盤以降は感情による有利不利を把握しなければ勝てないバランスになっていますので、他にはない戦略性を味わえるようになっています。
クリアまでのプレイタイムは25時間前後ではありますが、マルチエンディングとなっていまして、大きく分けて2つのルートが存在。
そのうえで細かく分岐していきますので、全てのエンディングを見ようと思ったらかなりの時間がかかります。
こういったマルチエンディングのゲームって1つだけ見ておしまいにすることもありますが、本作の場合は世界観にドップリと浸ってしまったので、何周もプレイして色んなエンディングを見てしまいました。
引きこもりや鬱を題材にしている関係上、人を選ぶところはありますが、他にはない魅力が詰まった作品ですし、ボリュームもあります。
ですので、本記事で興味を持った方はぜひプレイしてみてください。ぼくはこの作品、大好きです。
7位
ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
第7位は、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」です。
本作は人気育成RPG「ポケットモンスター」シリーズの最新作で、開発はゲームフリークが担当しています。
このゲームもですね、粗削りな部分が多いので評価を下げやすいところはあるんですが、好きなところも多いので7位に入れさせて頂きました。
まず、粗い部分を先にお話すると、快適性に欠けることですね。
シリーズ初のオープンワールドマップを採用した弊害なのでしょうか?
フィールドを走っていると画面がカクついたり、戦闘が始まった時のカメラワークがおかしくなったり、システム面が痒いところに手が届いていなかったり。
人気シリーズの最新作とは思えないくらい基本的な作りが甘いので、もう少し頑張ってほしいと思いました。
ですが、中盤以降は印象が一変。
この世界にドップリと浸かってしまい、1日15時間ペースで遊んでしまいましたw
イメージ的にはこんな感じです。
- 導入「画面カクつくなぁ大丈夫か?」
- 序盤「ポケモン収集楽しい!ストーリーはこんなものかな?」
- 中盤「うわぁぁぁ何だこの展開!スゲェ気になる!」
- クリア後「ストーリー歴代最高じゃん!」
端的にまとめますと、ストーリーが尻上がりに楽しくなってくるといった感じですね。
このツイートは発売当時、Twitterに投稿したんですが、
- 63件のリツイート
- 347件のいいね
とぼくのアカウントにしてはなかなかの反響をいただけましたので、同じように感じている人も多いんじゃないかと思います。
で、ストーリーの何がそんなに良いのかといいますと、まずはキャラクターですね。
主要人物の多くは魅力的で、意外な一面があったりしますので、ぼくはそこに惹かれました。
脚本も感動的で、特に終盤は
と突っ込みたくなってしまうくらい常識を覆す展開が待ち受けていますので、大人にもおすすめです。
用意されているストーリーは大きく分けて3種類。
- チャンピオンランクを目指していく「チャンピオンロード」
- ポケモンを元気にする秘伝スパイスを探し求める「レジェンドルート」
- スター団という学校のトラブルメーカーに立ち向かう「スターダスト★ストリート」
それぞれ、複数のエリアを攻略していく形になりますが、どこから攻略するのかはプレイヤー次第。
チャンピオンロードだけを集中的に進めても良いですし、他のストーリーを並行して進めることもできたります。
まあ各ストーリーのレベルは固定化されていますので、一般的なオープンワールドゲームと比べたら自由度はそこまで高くはないんですが、ポケモンの良さを崩さずにまとめているのも確かで、新しい一歩を踏み出した作品という意味では良い落とし所に感じました。
全体的には粗削りながらもポケモンの良さはしっかりと残されている作品という印象で、次回作はどうなるのか?
ちょっと気が早い気もしますが、ポケモンの未来が楽しみになってくる作品です。
6位
ポケモン レジェンズ アルセウス
第6位は、「ポケモン レジェンズ アルセウス」です。
はい!ポケモンの関連作が2作続いてランクインしました。
正直なところ、どちらを上にしようか迷ってしまいましたが、ぼくはRPGよりもアクションゲームが好きであること。
こちらを先にプレイして衝撃を受けたということから「スカーレット・バイオレット」よりも上に入れさせて頂きました。
RPGの方が好きだったり、育成や対戦が好きですと「スカーレットバイオレット」の方がおすすめなのでそこはご了承ください。
で、「ポケモンレジェンズ」の内容についてなんですが、本作はポケモンを題材にした3DアクションRPGで、ヒスイ地方でギンガ団の一員となってポケモンの生態調査をしていきます。
ポケモンを捕まえたり、繰り出す技を観察したり。
すると、ポケモン図鑑の「研究レベル」が上がっていき、情報が追記。
団員ランクも上昇していき、新たなアイテムが使えるようになったり、新しいマップへ行けるようになります。
この流れがポケモン収集のモチベーションを上げてくれてめちゃくちゃ楽しいんですよね。
サブ要素も魅力的で、メイン任務と並行して素材アイテムの収集、灯火探し、サブ任務の攻略などの寄り道をしていると時間を忘れてしまいます。
正直なところ、背景のグラフィックは改善の余地があるかな?
と当初は思っていましたが、どこか懐かしさを感じる空を見上げているとこれはこれで味わい深く、今では映像も含めて好きになれました。
特に拠点であるコトブキ村では「ダイヤモンド・パール」のコトブキシティのBGMが懐かしくアレンジされているので、たま~にコントローラを床に置いてボーっと聴き続けてしまいます。
全体的にはバトルよりも捕獲や観察に主眼が置かれていて、広大なフィールドの中に生息するポケモンをどのようにして捕まえるのかを考えるのが楽しい作品でした。
戦闘システムが簡略化されているうえに通信対戦もありませんので、ポケモンを育てたり、友達と戦うのが好きな方には物足りない作品かもしれませんが、その分、捕獲の楽しさに全振りしているのでぼくは好きですね。
5位
モンスターハンターライズ:サンブレイク
第5位は、「モンスターハンターライズ:サンブレイク」です。
本作は人気ハンティングアクションゲーム「モンスターハンターライズ」の大型追加コンテンツで、本編の「ライズ」から様々な要素が追加されました。
新モンスターや新フィールド、新クエストなどなど。
革新的な要素はさほどありませんが、過去作で不満だった要素の多くが改善されていて、スキの少ない内容になっています。
でも、本作は「モンスターハンターライズ」の大型追加コンテンツになるので、
なんて思われている方もいるかもしれませんね。
ぼくもそういう印象を持っていましたが、実際にプレイしてみてビックリ!
今作で追加された序盤のクエストを受注すれば簡単に強い装備を作れてしまうので、過去に発売されたG級バージョンのモンハンと比べたら初心者向けに作られています。
素材を採取したり、小型モンスターを狩猟したり。
簡単な作業を少し行うだけで強い装備を作れてしまうので、初心者にもおすすめです。
かと言って上級者が満足できないのかと言われるとそんなことはなく、メインストーリークリア後には様々な要素が追加。
特に傀異化モンスターという、通常よりも大幅に強化されたモンスターと戦うクエストは遊びごたえ抜群で、元が雑魚だったとしても簡単には倒せなくなっています。
しかも傀異討究クエストに関してはクリアする毎にモンスターのレベルが上っていきまして、上限も100とか200とか。
アップデート毎に上がっていきますので、クエストで得られる素材を使うことで行える「傀異錬成」というやり込み要素と相まって、物凄いボリューム感を味わえる作品になりました。
他にも盟勇クエストというNPCと一緒にクエストに挑戦できる要素も追加され、アップデートによって「MRクエスト」や「傀異調査クエスト」にも同行できるようになりましたので、
といった過去作で見られた弱点も克服しています。
まあ要素が多すぎてごちゃごちゃしている点は相変わらずですが、モンハンに慣れている人からするとこれ以上ないくらい欠点が少ない作品ですので、5位に入れさせて頂きました。
「モンスターハンターライズ サンブレイク」は税込み4,990円となっています。
プレイするには「モンスターハンターライズ」の終盤クエストまでクリアしている必要があるので、これから遊ぶ人は「モンスターハンターライズ+サンブレイク セット」がおススメです。
4位
マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル
第4位は「マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル」。
ってちょっと待ってください!ブラウザバックしないでくださいよ。
このゲーム、周りのタイトルと比べたらマイナーで、紹介したとしても
とかあんまり興味を持ってもらえないんですが、実は隠れた良作で、2022年に発売されたタイトルの中でもかなりハマりました!
内容としてはマリオとラビッツが活躍するハチャメチャ戦略シミュレーションアドベンチャーゲーム。
悪の生命体「クルサ」によって暗黒の世界に変えられた惑星を救うべく元凶となる敵を倒していきます。
で、この作品、前作の「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」よりもRPGの色が強くなっていまして、「マリオ&ルイージRPG」や「ペーパーマリオRPG」が好きな人のツボを抑えた作りになっていたりします。
仲間キャラクターとしてはクッパが登場。
敵キャラクターとしてはあのクリボーやカメックが登場するようになり、一部のBGMには「マリオ&ルイージRPG」などで知られる下村陽子さんが参加。
フィールドは横に広くなり、大量のサブクエストを攻略したり、ミニゲームに挑戦できるようになりました。
これが非常に本格的で、メインストーリーそっちのけてハマれるように作られています。
推奨レベルを遥かに上回る敵が潜んでいたり、隠しボスやステージが存在したり、「ゼルダの伝説」のような謎解きをしたり。
大人でも手応えを感じられるほどの遊びが詰まっています。
ターン制の戦闘システムも奥深く、マリオたちをどのように動かして敵にダメージを与えるのか?
そして、体力を温存できるのかの駆け引きが熱くて面白い!
ぼくは「スーパーマリオRPG」や「ペーパーマリオ」「マリオ&ルイージRPG」の戦闘システムが好きなんですが、今作の戦闘システムはこれらの作品で見られた戦略性を味わえると思いましたね。
ストーリーも見どころ満載で、マリオとラビッツたちの冒険活劇はもちろん、「スーパーマリオギャラクシー」を絡めた終盤の展開はファンであればあるほど見応えがあります。
ストーリー性が高いマリオのRPGって最近は少なくなってきましたが、今作はそんな最近のマリオの足りなかった成分が詰め込まれていますので、マリオ好きであるぼくはプレイしていて幸せな気持ちになりました。
3位
ゼノブレイド3
第3位にランクインしたのは、「ゼノブレイド3」。
本作はモノリスソフトが開発するRPGで、「命」をテーマにした壮大なストーリーが展開されます。
このゲームはですね、夏にかけてぶっ通しでプレイしました。
そのくらい、中毒性が高い作品で、ストーリーの展開とか、広大なフィールドとか、奥深い育成要素とか。
あらゆる要素が濃厚に詰まっていて、充実した体験を味わうことができました。
まずストーリーについてなんですが、設計が凄い!
ネタバレになるので具体的には言えませんが、本作では2つの国家勢力の戦いを描いていまして、それぞれの軍隊に所属する6人の兵士の活躍にスポットを当てています。
彼・彼女たちがどのように人生を歩み、どのような形で出会うのか?
映画15本分に相当するほどのイベントシーンを中心に描いているんですが、真実を知った時、「あ!そういうことなのか!」と驚きました。
また、クリア後の要素も「ゼノブレイド」好きにはたまらない内容で、ファンサービスにも力を入れているように感じます。
まあ後半が駆け足だったりと消化不良なところもあるんですけどね。
ラストは感動的で泣けましたし、追加コンテンツの配信も予定されていますので、そこは来年のお楽しみにしたいと思います。
もちろんゲームパートも素晴らしい内容で、オープンワールドなんじゃないかと思うくらい広大なマップの探索、本編に匹敵するほど作り込まれたヒーロークエストの攻略、クラスを切り替えての戦闘などなど。
通常のゲーム数本分に相当するほどのボリューム感を味わえるので、2022年の夏は本作で塗りつぶされてしまいましたw
過去作と繋がっているところがあるので、できれば「1」や「2」を先に遊んでおいた方が良いですが、今作から始めても楽しめるように作られていますので、興味がある方はぜひプレイしてみてください。
2位
スプラトゥーン3
第2位は、「スプラトゥーン3」です。
本作は4対4で2色のインクを塗り合うアクションシューティングゲームで、チームを組んで制限時間以内にフィールドをインクで塗っていき、塗った面積の広さを競っていきます。
このゲームはライブ感がヤバかったです。
やっていることは前作の延長線上で、革新性は低いんですけどね。
プレイしている人が多く、毎日のように話題を提供してくれたので、それを含めて楽しめました。
アップデートでブキのバランス調整が変わったらあれが強くなった弱くなったとみんなで盛り上がったり、新ステージが追加されたら名称やマップ構造がどうなのかと盛り上がったり。
不具合も含めて話題に事欠かせなかったので、オンラインゲームが当たり前になった現代ならではの作品だと改めて思いましたね。
個人的に嬉しかったことは2つありまして、まずは本作を通じて色んな人と遊べたことです。
身近な友人はもちろん、有名なYouTuberさんとも一緒に遊べたりして、色んな思い出を作れました。
オンラインゲームは数あれど、これだけ共通の話題で盛り上がれる作品はなかなかありませんから、コミュニケーションツールとしても機能していたように感じます。
もうひとつは、ヘタレなぼくでもウデマエSに行けたことですね。
ウデマエはバンカラマッチという競技性が高いモードで勝てば上がっていくんですが、前作よりも優しめに調整されていまして、少し頑張れば達成できるようになっています。
上級者にとっては物足りないかもしれませんが、ヘタレなぼくの自己肯定感を高めてくれたのは確かで、「やっぱり任天堂は初心者のことも考えているな」と思いました。
発売初期は通信エラーが多かったり、不具合が目立っていたりと粗削りな部分も散見されましたが、アップデートで少しずつ改善されていますし、これからも色んなコンテンツが追加予定ですので、2023年の展開も期待しています。
1位
星のカービィ ディスカバリー
そして第1位となったのは、「星のカービィディスカバリー」です。
本作はカービィが主人公のアクションゲームで、文明と自然が融合した「新世界」に迷い込んだカービィの活躍を描いています。
はい!上半期に続いて「カービィ ディスカバリー」が1位となりました!
プレイ時間だけを見たら「スプラトゥーン3」とか、「ゼノブレイド3」とかの方が上なんですが、遊んでいる時のワクワク感は本作がダントツトップでしたので1位にしました。
「星のカービィ ディスカバリー」の何がそんなに良いのか?
色々ありますが、一番大きいのが、3Dアクションゲームとしての完成度が半端なく高いことです。
操作性、充実感、爽快感、世界観。
あらゆる要素が高水準にまとまっています。
正直なところ、プレイする前は
と思わなくもなかったんですが、実際にプレイしてみると印象が一変。
マリオやゼルダと肩を並べても良いくらい、3Dアクションゲームとして完成されていて、同じステージでも何周もしたくなってきます。
新要素の”ほおばりヘンケイ”も個性的で面白く、車を頬張って駆け抜けたり、自販機を頬張って缶ジュース攻撃をしたり。
コピー能力とはまた違った、ド派手なアクションを繰り出せるようになるので、ゲームプレイに多様性をもたらしているように感じます。
ステージとの連動もバッチリで、水を吐き出して周りをきれいにしたり、突風の反動で水辺を移動したり。
ほおばりヘンケイとの組み合わせによって今までにない体験を味わえたりもしますので、最後まで全く飽きることなく楽しめました。
ぼく、こういったギミック満載のアクションゲームが大好きなんですよ。
「スーパーマリオ」のアスレチックとか、「ゼルダの伝説」のダンジョンとか。
どの作品も初めてプレイした時のワクワク感が凄いので、新作が発売される度に楽しませてもらっています。
今回の「星のカービィ ディスカバリー」ではマリオやゼルダで感じた時のようなワクワク感を味わえたので、もう大満足です。
もちろんコピー能力を使ったアクションとか、美しい世界観とか、魅力的なBGMとか。
過去作で良かった点もしっかりと踏襲していたので、文句のつけようがありません。
今の時代はゲームユーザーが細分化しているので、誰にでもおすすめできるゲームってなかなかなかったりします。
でも、本作はあらゆる趣向を持ったユーザーに自信を持っておすすめできるゲームだと思いましたね。
そんなこともあって1位に選ばせていただきました。
全体のまとめ
以上!ニンテンドースイッチの2022年面白かったゲームランキングでした!
上半期に1位だった「星のカービィ ディスカバリー」が引き続き首位となっていますね。
オチが過去に投稿した記事と一緒なのでエンタメとしてみたら他のタイトルを1位にした方が面白いと思うんですが、
- プレイしている時のワクワク感
- 他の人にもおすすめできるのかどうか?
など総合的に見ると本作の右に出るタイトルは他にないと思いましたので1位にさせて頂きました。
全体的には昨年以上に充実した1年だったように感じます。
2021年は過去作をリマスター化したような準新作が多かったんですが、2022年はSwitchのためだけに作られた完全新作が数多く発売されて、まさに収穫期と言える1年でした。
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