2023年上半期に発売されたニンテンドースイッチソフトの面白かったゲームTOP10

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どうも!KENT(@kentworld2 )です!

早いもので、2023年も半分が過ぎてしまいましたね。

そこで、今回は「KENT for 任天堂ゲームレビュー」が選ぶニンテンドースイッチの2023年上半期面白かったゲームランキングを発表していきます!

上半期、みなさんはどんなゲームで遊ばれましたか?

カービィWiiデラックス、ゼルダ ティアキン、FEエンゲージ。

思い返せば色々あると思いますが、今回はそんな記憶に新しい2023年発売の新作に絞ったおすすめランキングを発表していきます。

特に上位のタイトルはめちゃくちゃ面白い傑作ですので、ぜひ最後までご覧ください。

10位 ライザのアトリエ3 〜終わりの錬金術士と秘密の鍵〜

第10位は、「ライザのアトリエ3 〜終わりの錬金術士と秘密の鍵〜」です。

本作は錬金術でアイテムを作成できるRPG「アトリエ」シリーズの最新作で、探索や調合・戦闘をしてストーリーを進めていきます。

太ももで有名なライザさんの新作ですが、今作は色々と凄いです。

究極のアトリエを作り上げてやるといいますか、そんな気概が伝わってきます。

特筆したいのが、広大なフィールドです。

今作のフィールドは4つのエリアに分かれているんですが、この1つ1つがオープンワールドなんじゃないかと思うくらい広くなっていまして、エリア内でしたらロード時間なしで進むことができます。

しかもランダムでイベントが発生したり、地域に因んだイベントが見れるワールドクエストやキャラクターとのイベントを見れるクエストが用意されていたり。

オープンワールドのゲームと錯覚してしまうくらい遊びが詰まっていますので、昔のアトリエを知っているとビックリします。

例えば「1」で冒険したクーケン島とその周辺のエリアをロードなしで進めることができるんですよ。

ちょっと前の作品ではロード時間を挟んでいたところを挟まずに移動できるって、凄いじゃないですか。

で、あとは戦闘もパワーアップしています。

今作の戦闘もリアルタイムで展開されるんですが、エフェクトや演出が大幅に強化されていまして、敵に攻撃が当たると花火のようなものが飛び散ります。

しかも通常攻撃からスキルにアクションを派生させることができるようになりましたので、次々とコンボをつないで敵をボコボコにするという、アクションゲームのような爽快感を味わえるようになりました。

ストーリーに関しても見どころ満載で、過去2作の回答編みたいな内容になっていて、残された謎が全て明らかになります。

とりわけ終盤はよくある王道展開ではなく、意外性を感じられるストーリーになっていますので、シリーズファンであれば一見の価値があるのではないでしょうか?

このように「ライザのアトリエ3」は意欲的な作品になっていますが、人を選ぶ要素も散見されます。

オープンワールドゲームっぽくなったことでボリュームの割にストーリーが薄味になっていたり、システム周りがゴチャゴチャしていて過去作を遊んでいないとゲームシステムやストーリーがわかりにくかったり。

全体的にシリーズ経験者に向けて作られています。

そのため今作から始めるのはおすすめしませんが、過去作で謎だった伏線が回収されていたりと、シリーズの総決算的な内容になっていますので、「ライザのアトリエ」ファンは必見です!

そうでない方もこの夏からアニメが始まっていますので、この機会に「1」から始めてみるのも良いかもしれませんね。

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9位 ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔

第9位、ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔。

このゲームはですね、パッと見はインディーズゲームっぽいので小粒な感じはしますが、実はかなりの力作だったりします。

2人のキャラクターによるパズルアクションとか、セレッサとチェシャによる温かいストーリーとか。

本家の「ベヨネッタ」とはまた違った良さがありますので、プレイしている時は心がほんわかとします。

そんな本作は不気味な妖精たちが暮らす森を舞台にしたアクションアドベンチャーゲーム。

幼き魔女「セレッサ」と生後間もない悪魔「チェシャ」の冒険を描いています。

特徴的なのが、2人のキャラクターを同時に操作できるシステムです。

ゲームを進めていくと左スティックでセレッサを。右スティックでチェシャを操作することになります。

これだけでも特徴的ですが、それぞれ特性が全く異なりますので、森の奥へ進むには2人で力を合わせないと行けません。

セレッサは魔導術を使って橋を架けたり敵を拘束したり、チェシャは爪で障害物を壊したり敵にダメージを与えたり。

それぞれ出来ることと出来ないことがハッキリしていますので、今はセレッサの技を使うのか?それともチェシャの技を使うのか考える必要があります。

さらにゲームを進めていくとチェシャが属性の力を習得。

状況に応じて使い分ける必要が生まれるので、「ベヨネッタ」本編と比べてパズルアクション的な楽しさが強化されているように感じました。

特に各地に潜むティルナノーグは異空間であることからやりたい放題やっていますので、現実離れしたパズルアクションを存分に楽しむことができます。

チェシャを歯車に乗せてセレッサを高いところまで運ぶとか、それぞれが別々の道を進んで仕掛けを突破するとか。

2人のキャラクターを同時に操作するからこそ実現できた遊びを体験できますので、これはぜひみなさんにもやってもらいたいと思いました。

そんな「ベヨネッタ オリジンズ」ですが、ストーリーも見どころ満載だったりします。

特にセレッサが成長していく様子は後の彼女を知っている者としては感慨深く、終盤の展開はニヤリとしました。

相棒であるチェシャとの友情描写も素晴らしく、クリアする頃には余韻に浸れる作品です。

残念ながら埋もれてしまいましたが、駄作なんてことは決してありませんので、興味がある方はプレイしてみることをおすすめします。

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8位 パラノマサイト FILE23 本所七不思議

第8位は、「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」です。

このゲーム、最初はそんなに興味なかったんですが、評判が良かったのでプレイしてみました。

で思ったんですよ、これはゲームでしか表現できないストーリーだってね。

世の中には小説とか、映画とか。ストーリーを語る媒体は色々ありますが、ゲームもその1つなんだなぁと実感しました。

そんな本作は昭和後期の墨田区を舞台にしたホラーアドベンチャーゲーム。

9人の男女が死者を生き返らせる「蘇りの秘術」を巡って壮絶な命の奪い合いをする様子を描いています。

特徴的なのが、複数の視点から展開されることです。

会社員の興家彰吾、専業主婦の志岐間春恵、ベテラン警部の津詰徹生、女子高生の逆崎約子。

ゲームを進めると各主人公のストーリーをある程度は好きな順番からプレイすることができます。

そして、特定のシーンに差し掛かると展開がストップ。

ストーリーのチャート画面が挿入され、別の主人公から見たシナリオが解禁されます。

これを繰り返していくことでバラバラだったストーリーが繋がっていくというゲームならではの群像劇を楽しむことができます。

アドベンチャーゲームに詳しい方ですと、ここまでの話を聞いて

「街」や「428」みたいなものなのかな?

と思われるかもしれませんね。

確かに共通するところはありますが、本作はそのうえで探索パートによる味付けをしているところが違うと思いました。

ゲームを進めると360度カメラで撮影された世界を見渡せるようになり、気になったものを調べていくことで会話などが発生。

特定の条件を満たすことでストーリーが進展するという昔のアドベンチャーゲームみたいな感じになっているんですが、とあるシーンではこのシステムを逆手に取った仕掛けが用意されているんですよ。

それがもうゲームだからこそ表現できたストーリーと言いますか、とにかく斬新で、初めて知った時は衝撃を受けました。

そして本作最大の見所となるのが、最後の展開です。

ネタバレになるので具体的には言いませんが、結末を知った時は衝撃を受けましたし、ゲームの可能性を再確認しました。

ゲーム歴が10年や20年を超えてきますと、

「ゲームってこんなもんだろ」

と感じてしまうかもしれませんが、本作をプレイすることで新たな一面が見えてくるんじゃないかと思います。

ホラー要素が強い作品ですので、怖いものが苦手ですと抵抗を持ってしまうかもしれませんが、価格は税込み1,980円とお求めやすいので、本記事で興味を持たれた方は購入してみてください。

「パラノマサイト」はニンテンドーeショップで絶賛配信中です(※パッケージ版の販売は予定されていません)。

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7位 ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション

第7位にランクインしたのは、「ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション」。

本作は「ロックマンエグゼ」シリーズのコレクションパッケージで、言ってしまえば20年前のゲームを詰め合わせたような感じです。

そのためプレイする前は「今さらハマることはないだろう」と思っていたんですが、実際にプレイしてみたら大ハマリ。

四六時中プレイしてしまい、一時期は夢中で遊んでいました。

ぼくがハマった最大の要因は、戦闘システムが面白いことです。

戦闘はたてよこ3マス、計9マスの中を自由に移動し、通常攻撃の『ロックバスター』や、特殊な技を発動できる『チップ』を使用して戦います。

戦闘中に使えるチップは事前に組んだ30枚のデッキから最初はランダムに五枚配布され、この中から使用するものを選ぶんですが、種類やアルファベットが共通していないと連続して使用することができません。

このような制約がありますので、「どのように組めば上手く戦えるんだろう?」とか、「あのチップとこのチップ、相性がいいなぁ」とか、色々考えて組むと楽しいんですよ。

この感覚はまるでカードゲームのデッキを組んでいるかのようで、従来のロックマンにはなかった中毒性が生まれました。

他にもガチャやボスとの再戦でレアチップを集めたり、特定の組み合わせでチップを使うことで「プログラムアドバンス」という特殊な攻撃を発動できたり。

収集・コンボといった男の子が好きな要素が凝縮されていますので、心は少年のぼくは大ハマリしました。

「ロックマンエグゼ」シリーズはそんなゲームシステムと、現実とネットワークをテーマにしたストーリーが融合した作品となっています。

このストーリーがまた魅力的で、少年少女たちの友情とか、近未来の日本を舞台にした世界観とか。

子供はもちろん、大人も惹き込まれるような展開となっていまして、メロディアスなBGMと相まって夢中にさせてくれる魅力があります。

ここまでの話を聞いて

ロックマンエグゼが面白いのはわかったけどさ、散々遊びまくったんだよな

と思われる方もいるかも知れませんが、本作は追加要素も満載でして、

  • 画面を綺麗する高画質化フィルター機能
  • 1,000点以上のイラストの閲覧
  • 188種類ものBGMの視聴
  • イベントなどで配布されたチップ15枚
  • 「4」から「6」でリリースされた改造カード499枚の収録

といった感じで数多く用意されていますので、買い直す価値はあるんじゃないかと思います。

極めつけが、オンライン通信機能の追加です。

本作ではインターネットに接続することで遠く離れた人と対戦や交換を楽しむことができます。

この機能によって発売当時、対戦や交換ができなかった人でも気軽に楽しめるようになりましたので、良い時代になったもんですよ。

発売当時話題になった「プリズムコンボ」などがオンラインでは使えなくなるなど、より公平な形で戦えるようになっていますし、対戦を楽しむための機能も満載ですので、もう大満足です。

10作品も収録されているということで全部遊び尽くすのは大変ですが、ロックバスター単発の威力が100倍になるバスターMAXモードによってサクサク進めることができますので、ストーリーだけを振り返りたい人にも良かったりします。

そういった懐の深さがコレクションパッケージの域を超えていると思いましたので、7位に入れさせていただきました。

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6位 ファイアーエムブレム エンゲージ

第6位にランクインしたのは、「ファイアーエムブレム エンゲージ」。

このゲームはですね、正直に言いますと、前作の「風花雪月」ほどは万人向けではなかったりします。

ストーリーに稚拙な部分が見られたり、戦記物としてはキャラクターがフワフワしすぎていたり。

ツッコミどころがあるのは確かではありますが、それを補ってあまりあるほどゲーム部分が面白いです。

ぼくの場合、発売直後はぶっ通しで遊んでしまいましたw

そんな本作は人気シミュレーションRPG「ファイアーエムブレム」シリーズの最新作。

いわゆるマス目状のマップの中で戦いを繰り広げていく戦略性が高いゲームでして、戦いを重ねることでキャラクターが強くなっていきます。

今作ならではなのが、「紋章士」という設定を活かしたゲームシステムです。

ゲームを進めると紋章士の指輪というアイテムを入手できまして、装備すると指輪に宿る紋章士と「シンクロ」状態となり、様々な付与効果が発生します。

能力値が上昇したり、紋章士のスキルが使用できるようになったり。

これだけでも便利ですが、指輪に宿る紋章士と合体(エンゲージ)することもできまして、強力な技を発動することができます。

遠く離れた場所にワープして攻撃するとか、前方3マスの敵を一度に攻撃するとか。

通常ではありえないくらい強力な技を1度だけ発動することができるので、ここぞという時にお見舞する楽しさが生まれました。

ここまでの話を聞いて

紋章士が強すぎてヌルゲーになってしまうんじゃないか?

と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

こちらが強化されている分だけ敵も強くなっていますし、新システムである

  • 近くにいるキャラクターが連携して攻撃する「チェインアタック」
  • 次の戦闘が終わるまで反撃ができなくなる「ブレイク」

といった要素によって1ターンのうちに大量のダメージを受けやすくなっていますので、手応え抜群の戦いを楽しむことができます。

このバランス調整がですね、シミュレーションRPGに緊張感や戦略性を求めている者としては最高で、特に終盤はギリギリの戦いを楽しんでいました。

戦闘以外の要素も満載で、ソラネルという拠点では仲間との交流を楽しめたり、筋トレやシューティングなどのミニゲームを楽しめたり。

お楽しみ要素が満載ですので、最後まで夢中で遊んでしまいました。

唯一、ストーリーがわかりやすさを重視しすぎてしまい、硬派な戦記物を求めていると違和感を持ってしまう恐れはありますが、シミュレーションRPGとしての遊び要素はピカイチですので、6位とさせていただきます。

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5位 星のカービィWii デラックス

第5位は、「星のカービィWii デラックス」です。

このゲームはですね、完全新作ではないんですが、原作を遊んでいる時に「こうだったら良いなぁ」と思っていたことを見事なくらい形にされています。

グラフィックの向上や操作性の改良、新モード、新ストーリーの追加など。初心者の方はもちろん、原作を遊び尽くした方でも満足できるように作られています。

ゲームとしてはステージクリア型の2Dアクション。

ポップスターに不時着した壊れた宇宙船「ローア」の主、マホロアを救うべく、宇宙船のパーツを集めてステージを攻略していきます。

で、本作をプレイしてまず良いと思ったのが、グラフィックの美しさです。

2Dアクションゲームとしては破格のクオリティで、思わず息を呑んでしまいます。

こちらの画像をご覧ください。

壁から吹き出ている水しぶきとか、細かく揺れ動いている木の葉っぱとか質感とか。手前から奥まで書き込まれているのがわかりますよね?

Wii版と比べてみても映像の美しさは一目瞭然で、なんて贅沢な2Dアクションゲームなのかと思いました。

で、あとはカービィを操作している時の感触がめちゃくちゃ良くなっています。

移動速度が早くなっていたり、モッサリ感が薄れていたり。

Wii版でちょっと引っ掛かっていた部分が改善されていますので、2Dアクションとして洗練されまくっています。

そして今作最大のポイントが、怒涛の追加要素です。

3種類の追加コピー能力、1人でも意外と遊べるわいわいマホロアランド、本編をクリアした後に遊べるマホロアエピローグ、マホロアがサポートしてくれるおたすけマホロアなどなど。

1人でのやり込み要素はもちろん、みんなで楽しく遊べる新モードや初心者向けの救済措置が充実していますので、Wii版以上に万人向けのゲームとなりました。

ファンとして嬉しかったのが、マホロアを「これでもか!」というほどプッシュしていたことです。

彼はカービィWiiを象徴するキャラクターで、まあ憎たらしい一面もあるんですが、可愛らしく「もっと出番増えてくれないかなぁ」と思っていましたので、今作での活躍には満足しています。

特に「マホロアエピローグ」では彼を存分に強化できたり、エンディングで新たな設定が明かされましたので、「星のカービィ」シリーズの奥深さを再認識しました。

一見すると簡単そうなカービィのゲームですが、実はゲーマーでも唸るくらいやり込みや裏設定が用意されていまして、今作でもその点は健在だったりします。

あくまでも10年以上前のゲームをリメイクした作品ですので、革新性はありませんが、隅々まで手が行き届いた渾身のリメイク作となっていますので、カービィファンは必見です。

いやぁホント、カービィは毎回期待に応えてくれますので凄いですよ。

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4位 メトロイドプライム リマスタード

第4位は、「メトロイドプライム リマスタード」です。

こちらのゲームも完全新作ではないんですが、原作がとんでもない名作であること。

リマスタータイトルとしては異常なくらい手が込んでいる作品ということで4位に入れさせて頂きました。

内容の方は未知の惑星を探索していく3Dシューティングゲーム。

スマブラでも有名なサムスを操作して宿敵「リドリー」を追っていきます。

いわゆる主観視点で弾を発射していくシューティングゲームではありますが、そこは「メトロイド」の関連作。

アクションアドベンチャーの色が強くなっていまして、戦闘よりも探索を重点に置いた作りになっています。

パワーアップアイテムを集めて行動範囲を徐々に広げていったり、ミサイルタンクなどの隠しアイテムを集めたり。

探索をすることで最初は壊せなかった壁を壊せるようになったりしますので、遊んでいると

この先には何があるんだろう?

あ~気になるけど、今は行けそうにないからパワーアップアイテムを手に入れたら戻ってこよう

よし!パワーアップアイテムゲット!これで気になっていたあの道を突破できるぞ!

なんて展開に陥りやすく、夢中にさせてくれます。

「プライム」シリーズならではなのが、バイザーの要素です。

バイザーは複数の種類が用意されていまして、状況に応じて対象物をスキャンすると様々な情報を入手できます。

敵の弱点がわかったり、秘密のスイッチが見つかったり。スキャンバイザーに関してはシステムのスイッチオンやロックの解除にも活用できるので、他のゲームで言う鍵の役割も果たします。

そんな「メトロイドプライム リマスタード」で最も強化されているのが、グラフィックです。

解像度が上がっているのはもちろん、ライティングやエフェクトなどが一新されていて、背景は別物と言えるレベルにまで変わっています。

ぼくが特に驚いたのが、ターロンオーバーワールドの離陸シーンです。

ゲームキューブ版ではギザギザした葉っぱが映し出されていましたが、

Switch版では葉っぱが一枚一枚しっかりと描かれていますので、初めて見た時はあまりの変貌に驚きました。

いやぁこれ、リメイクといっても良いんじゃないですかね?

他にも操作性が改良されていたり、画面のカクつきや待ち時間が減っていたり。

原作で見られた小さなストレスを1つ1つ解消していますので、ただでさえ素晴らしかった完成度がさらに増しています。

難易度が高いので万人向けでは決してありませんが、Switchでガッツリ遊べるゲーマー向けのタイトルを求めている方はぜひプレイしてみてください。

こんな素晴らしいゲームがたったの4,000円程度で買えてしまうってヤバいです。

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3位 ゼノブレイド3 新たなる未来

第3位、ゼノブレイド3 新たなる未来。

はい!こちらのゲーム、存じない方も多いと思いますが、昨年発売された「ゼノブレイド3」の追加コンテンツですね。

そのためパッケージ販売はされていませんので今回のランキングに入れようか迷いましたが、

  • もっと多くの人に知ってもらいたいこと
  • ストーリーが本編と独立していること

から選定しました。

そんな本作は広大な世界を冒険していくRPG。

2つの勢力が戦いを繰り広げているアイオニオンを舞台に未来を探し求めていきます。

で、ぼくが本作で最も良いと思ったのが、怒涛のファンサービスです。

過去作をプレイされた方ですと興奮してしまうような要素が満載ですので、本編以上に集大成的な印象を持ちました。

例えばゲームを進めると過去2作の主人公と一緒に冒険することになるんですよ。

それがこちらの、シュルクとレックスです。

お2人ともスマブラに登場していますのでご存じの方も多いと思いますが、今作では貫禄のある姿で登場しまして、圧倒的な成長を感じることができました。

特にレックスはビックリするくらいイケおじに成長されていて、少年時代とのギャップが凄いことになっていますw

ですが、全くの別人になってしまったのかと言われるとそんなことはなく、渋い言動の中には子供っぽい一面が垣間見えたりして、旅を続けていくうちに「あぁレックスだなぁ」と実感することができました。

一方のシュルクは穏やかな一面が強調されている印象で、頼りある優しいおじさん。じゃなかった、お兄さんに成長を遂げています。

このようにシュルクとレックスばかりに注目が集まってしまいがちですが、今作で初登場したパーティメンバーも見どころ満載です。

格闘家のマシュー、冷静な性格のエイ、機械を弄るのが大好きなニコル、気丈な性格のカギロイ。

どのキャラクターも個性豊かで、旅を続けていくことで好きになってきました。

で、旅の舞台なんですが、中盤以降は懐かしのエリアが続々と登場します。

コロニー9とか、ラグエル湖とか。1作目の序盤に冒険したエリアが形を変えて登場するので、新作なのに懐かしい気持ちになってきます。

ぼくの場合、「コロニー9」のBGMが流れてきた時に当時の記憶が一気に蘇ってきました。

ゲームとしても見どころ満載で、

  • 素材を集めて道を切り開く「フィールドクラフト」
  • コンボを繋げる楽しさが強化された「戦闘システム」
  • さまざまな経験をすることで溜まっていく「キズナポイント」

など、本編とはまた違った体験を楽しめるようになっていますので、新作としての新鮮味もバッチリあります。

ゲームクリアまでのプレイタイムは約20時間。

本編ほど長くはありませんが、それでも一本のゲームとして成立するくらいのボリュームですので、めっちゃお買い得です。

「ゼノブレイド3 新たなる未来」は追加コンテンツ「エキスパンション・パス」に含まれています。

プレイするには「ゼノブレイド3」本編が必要ですが、3,000円で買えてしまいますので、同作を持っている方はぜひプレイしてみてください。

本編で消化不良だった部分も解消されますよ。

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2位 オクトパストラベラーII

第2位にランクインしたのは、「オクトパストラベラーII」。

このゲームはですね、スクエニから出ているRPG「オクトパストラベラー」の続編で、HD-2Dというどこか懐かしさのあるドット絵ながら、立体的にも見える画期的な表現を採用しています。

そんな「オクトラII」ですが、正直なところ、最初見た時は前作と代わり映えしないと思ってしまいました。

なんで今回もハマるのか微妙だったんですが、実際にやってみたら「あ、なるほど」前作を土台にめっちゃパワーアップしています。

何が変わったのかと言いますと、まずは快適なゲームシステムですね。

本作の戦闘はターン制のコマンド式で、敵・味方・敵といった感じで順番に出番が回っていき、自分の番になったらコマンドを選択していきます。

まあよくある感じなんですけど、新たに倍速モードが実装されていまして、スピーディに戦えるんですよね。

これがめっちゃ快適で、RPGにありがちな雑魚戦の煩わしさが緩和されています。

こんな感じで本作はサクサクと遊べるように作られていまして、全員の仲間の装備品を一画面で変更できたり、オートで最適なものを選んでくれたり、マップを開けば行ったことのある町にすぐ飛べたり。

細かい所だと、狩人ジョブの魔物の捕獲に自動捕獲のシステムが加わっていたりだとか、徹底的に遊びやすい仕様に変更されています。

RPGとして洗練されまくっているので、タイトルに「II」って付いていますけど、「X」なんじゃないかと思いました。

そんな「オクトパストラベラーII」の舞台となるのが、「ソリスティア」です。

この大陸、前作の舞台とはまた違った場所になっていて、めちゃくちゃ広くなっています。

というのも今作では水上を移動できるようになっていまして、カヌーに乗って川を下ったり、湖を横断したり。さらには海を航海して、別の大陸に行ったり。

前作では行けなかったところにも行けるようになっていますので、世界が更に広がりました。

で、密度も凄いことになっていまして、大海原にはたくさんの宝箱や強敵、未知の島が隠されています。

これらを自分の意志で探していくのがとにかく面白いんですよ。

ほら、ドラクエとかでも船に乗って寄り道するのが楽しいじゃないですか。

あんな感じの楽しさが本作にも詰まっていますので、探索好きは必見です!

他にも時間の夜の概念とか、クロスストーリーという主人公同士のサブストーリー的なイベントとか。

前作になかった要素がかなり追加されているので、やれることが色々あるんですよ。

このように「オクトパストラベラーII」はRPGとしての面白さが飛び抜けていますが、ストーリーも秀逸だったりします。

今作でも8人の主人公による個性豊かなエピソードが繰り広げられまして、ある程度は好きな順番から進めることができます。

このストーリーがですね、実によく出来ていまして、特に終盤で明らかになる真相はゲーム史に名を刻んでも良いんじゃないかと思うくらい。

具体的には言いませんが、前作でいう裏要素的なストーリーをメインストーリーとして楽しむことができるようになっているので、非常に満足度が高く感じられました。

そんな理由から「オクトパストラベラーII」を2位とさせて頂きます。

タイトルに「II」と付いていますが、前作との直接的な繋がりもありませんので、新規の方も安心して手を出してください。

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1位 ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム

そして第1位となったのは、「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」です。

おめでとうございます!

まあ多くの方が予想できたとは思いますが、2023年上半期のSwitchを語るうえでは絶対に外せませんので、1位に入れさせて頂きました。

そんな本作はオープンワールド型のアクションアドベンチャーゲームで、地上・空・地底の大きく分けて3つの世界を冒険することになります。

言ってしまえば前作である「ブレスオブザワイルド」の拡張版なんですが、追加要素が予想以上に凄いんですよ。

何が凄いのかと言いますと、まずはボリュームです。

前作比150%とか、そんなものではなく、300%。いや、500%なんじゃないかと思うくらい物量が増えていまして、任天堂の底力を実感しました。

ただでさえ広かった地上には100種類以上の洞窟が追加されたり、空から地底にも行けるようになったり。

ゲームソフト数本分の要素が追加されていますので、数十時間プレイした程度では底が全く見えません。

そして本作最大のポイントが、クラフト要素です。

今作では物を組み合わせることでマシンや装置を作ることができます。

これがまあとんでもない可能性を秘めていまして、謎解きや戦闘の攻略に活用できたり、素材集めにも使えたりするんですよね。

開発者の青沼さんは

「プレイヤーの“できるかな?”が本当にできてしまうゲーム」

と仰っていましたが、マジでその通りでした。

正直なところ、プレイしている時は「え?これちょっと面倒じゃないの?」と思ってしまうことがありました。

大きな荷物を遠くまで運ぶ必要があったり、めちゃくちゃ高い空島まで登る必要があったり。

正面から突破しようと思ったら20分くらい掛かりそうな工程が用意されていますので、諦めて別のチャレンジに挑戦したことがありました。

しかし、この世界独自のルールがわかってからは印象が一変。

20分は掛かると思っていたところを2分で突破できたりしますので、自分自身の成長を実感しました。

ゲームってプレイしていくと主人公が強くなったり、プレイヤーの反射神経が鍛えられたりしますが、本作の場合、プレイヤーの知恵も鍛えられます。

で、あとはストーリーも凄かったです。

基本的な流れは王道ではあるんですが、ストーリーの構成や演出が秀逸で、最後には感動しました。

ゼルダってストーリーの良さにも定評ありますが、今作は歴代一位にしても良いくらい。

寄り道が面白い作品ですので、人によってはメインストーリーそっちのけて地底を探索したり、ヘンテコなマシンを作るのにハマってしまうかもしれませんが、ぜひ最後の展開を見てほしいです。

マジで今作のエンディング、最高ですので。

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全体のまとめ

という訳でニンテンドースイッチの2023年上半期面白かったゲームランキングでした!

今年の上半期も素晴らしい作品にたくさん出会えましたが、やっぱティアキンが別格でしたね。

ぼくの場合、このゲームにハマったおかげでゲーム熱が最高潮に達しましたから。

下半期は「ピクミン4」や「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」「スーパーマリオRPG」などの話題作が控えていますので、今から楽しみです!

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本記事の動画版

 

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