2023年に発売されたニンテンドースイッチソフトの面白かったゲームTOP15

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は「KENT for 任天堂ゲームレビュー」が選ぶニンテンドースイッチの2023年面白かったゲームランキングを発表していきます!

2023年、みなさんはどんなゲームで遊ばれましたか?

マリオワンダー、ピクミン4、カービィWiiデラックス、ゼルダ ティアキン、FEエンゲージ。

思い返せば色々あると思いますが、今回はそんな記憶に新しい2023年発売の新作に絞ったおすすめランキングを発表していきます。

特に上位のタイトルはめちゃくちゃ面白い傑作ですので、ぜひ最後までご覧ください。

15位

ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅

第15位は、「ドラゴンクエストモンスターズ3」です。

このゲーム、ちょっと賛否が分かれているんですけど、なんかついついやってしまう魅力があります。

もう気が付いたら時計の針が1周しているとか、そんなことがよくありました。

まあ処理落ちがキツかったり、有料追加コンテンツの値段が高めだったり。

不満を挙げたらキリがないんですが、ぶっ通しで遊ぶくらい面白かったのも確かなので15位に入れました。

内容を簡単に説明しますと、モンスターを育成していくのがメインのRPGですね。

ドラクエって勇者とか魔法使いが戦うものなんですが、本作ではモンスター同士が戦うシステムを採用。

戦ったモンスターをスカウトしたり、配合を繰り返してより強いモンスターを仲間にしていきます。

このシステムが最高に面白くって、お目当てのモンスターを誕生させるためにスカウトや育成、配合をひたすらローテーションしちゃいましたw

もうそれこそ1日10時間ペースで遊ぶとか、生活が崩壊するくらいの中毒性があります。

例えば配合で特別な組み合わせを探してCからB、BからAといった感じで高ランクなモンスターを作ったり、強いスキルを覚えさせてメラガイアーとかイオグランデみたいな強い呪文を使えるようにするとか。

自分だけのパーティを作るのが楽しいんですよ。

ただ、今作ならではの要素はちょっと弱くて、四季の概念が追加されたフィールドとか、「ドラクエIV」の裏側がわかるストーリーとか。

見どころがあるのは確かなんですが、万人が絶賛するほどのものには感じませんでした。

それよりは処理落ちとか、前作と比べて登場モンスターの数が減っているとか。

惜しい点が目立っているので賛否が分かれてしまうのも無理はありませんが、ナンバリングタイトルとしては22年ぶり。

「ジョーカー」シリーズを含めても6年ぶりの新作になりますので、久しぶりに「モンスターズ」シリーズの良さを再確認しました。

ですので、モンスターの育成が好きな人にはおすすめします。

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14位

スイカゲーム

14位は「スイカゲーム」です。

このゲームはまあめちゃくちゃ流行りましたのでご存じの方も多いと思いますけど、いやホント面白かった。

なんかシンプルな見た目なので、舌が肥えたゲーマーだったらハマらないんじゃないか?

やる前はそんな偏見を持っていましたが、すいません。

ゲーマーでもまんまとハマっちゃうくらい中毒性があります。

どんなゲームなのかと言いますと、フルーツをテーマにしたパズルゲームですね。

ボックスの中にたくさんのフルーツを入れていき、天井に触れるまで得点を稼いでいきます。

特徴的なのが、同じフルーツ同士をぶつかると別のフルーツに変化することです。

「かき」同士がぶつかると「りんご」になったり、「りんご」同士がぶつかると「なし」になったり。

こんな感じでフルーツをぶつけていくと、最終的には「大きなスイカ」になります。

この「大きなスイカ」を作るのが意外と難しいんですよ。

もう少しで完成すると思っても間に「さくらんぼ」が挟まって思うようにフルーツを作れないとか。

そういった事故が多発しますので、遊んでいると

おいなんだよこのさくらんぼ!ちょっとどいてくれよ!w

といった感じで口に出してしまうんですよw

でもこのもどかしさが中毒性を高めているのも確かで、ゲームオーバーになった時は

なにこれ?インチキじゃん!くそぉもう一回やるぞ!

といった感じでムキになってまた遊んでしまいました。

なんでも本作、物理エンジンを取り入れているようで、フルーツが本物みたいに転がっていきます。

その結果、予想外の動きをすることがありまして、思わぬ事故を招くんですよね。

場合によっては理不尽な結果を生むこともありますが、そういう時ほど悔しくてまたプレイしたくなりますので、いやホント恐ろしいゲームです。

本作の価格は240円。お釣りが余裕で来るくらいの中毒性を持っているので、一度は触れてみることをおすすめします。

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13位

超探偵事件簿 レインコード

続いて第13位、超探偵事件簿 レインコード。

このゲームは正直、中盤まではガッカリゲーになるんじゃないかと思っていました。

とにかく1つ1つの章が冗長で、中だるみするところがあったんですよね。

でも終盤の伏線回収が素晴らしくって、クリアする頃には好きなゲームになれました。

そんな本作はダークファンタジー推理アクションゲーム。

雨が降り続く奇妙な街「カナイ区」を舞台に未解決の事件に挑んでいきます。

いわゆる探偵もので、殺人現場を調べて犯人を導き出す感じのゲームなんですね。

特徴的なのが、特殊な能力を使って隠された証拠や証言を見つけていくシステムです。

主人公とともに調査する超探偵たちは特殊な能力を持っていて、例えばデスヒコというキャラクターは「変装」によってあらゆる人物になりきることができます。

もうそれこそ、服装や顔、声や身長。何もかも本物に似せることができます。

正直、こんな能力がまかり通ったら推理アドベンチャーとしてどうなのかと思いましたけどね。

その分、同ジャンルでは見られなかったトリックが出てきたり、意外な展開が待ち受けていたりしますので、最後まで夢中で遊んでしまいました。

特に終盤は他にはない展開が待ち受けているので、遊んでいる時は口がポッカリ空いてしまいましたね。

そして本作最大のポイントが、章の後半に挿入される謎迷宮パートです。

このパートでは謎迷宮という異世界を探索していくことになるんですが、現実じゃないのを良いことにやりたい放題やってますw

トロッコに乗って正しいルートを選んだり、具現化した相手の主張をタイミング良く跳ね返したり。

「ダンガンロンパ」や「逆転裁判」で見られた推理的な遊びを視覚的に楽しむことができますので、この手のゲームにありがちな堅苦しさは全く感じませんでした。

まあ1つ1つの章が冗長だったり、登場人物の癖が強すぎたりと人を選ぶところはありますが、重厚な推理アドベンチャーを遊びたい方にはぜひおすすめしたいです。

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12位

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

第12位は、「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」です。

このゲーム、最初はそんなに興味なかったんですが、評判が良かったのでプレイしてみました。

で思ったんですよ、これはゲームでしか表現できないストーリーだってね。

世の中には小説とか、映画とか。ストーリーを語る媒体は色々ありますが、ゲームもその1つなんだなぁと実感しました。

そんな本作は昭和後期の墨田区を舞台にしたホラーアドベンチャーゲーム。

9人の男女が死者を生き返らせる「蘇りの秘術」を巡って壮絶な命の奪い合いをする様子を描いています。

特徴的なのが、複数の視点から展開されることです。

会社員の興家彰吾、専業主婦の志岐間春恵、ベテラン警部の津詰徹生、女子高生の逆崎約子。

ゲームを進めると各主人公のストーリーをある程度は好きな順番からプレイすることができます。

そして、特定のシーンに差し掛かると展開がストップ。

ストーリーのチャート画面が挿入され、別の主人公から見たシナリオが解禁されます。

これを繰り返していくことでバラバラだったストーリーが繋がっていくというゲームならではの群像劇を楽しむことができます。

アドベンチャーゲームに詳しい方ですと、ここまでの話を聞いて

「街」や「428」みたいなものなのかな?

と思われるかもしれませんね。

確かに共通するところはありますが、本作はそのうえで探索パートによる味付けをしているところが違うと思いました。

ゲームを進めると360度カメラで撮影された世界を見渡せるようになり、気になったものを調べていくことで会話などが発生。

特定の条件を満たすことでストーリーが進展するという昔のアドベンチャーゲームみたいな感じになっているんですが、とあるシーンではこのシステムを逆手に取った仕掛けが用意されているんですよ。

それがもうゲームだからこそ表現できたストーリーと言いますか、とにかく斬新で、初めて知った時は衝撃を受けました。

そして本作最大の見所となるのが、最後の展開です。

ネタバレになるので具体的には言いませんが、結末を知った時は衝撃を受けましたし、ゲームの可能性を再確認しました。

ゲーム歴が10年や20年を超えてきますと、

「ゲームってこんなもんだろ」

と感じてしまうかもしれませんが、本作をプレイすることで新たな一面が見えてくるんじゃないかと思います。

ホラー要素が強い作品なので怖いものが苦手ですと抵抗を持ってしまうかもしれませんが、価格は税込み1,980円とお求めやすいので、本記事で興味を持たれた方は購入してみてください。

「パラノマサイト」はニンテンドーeショップで絶賛配信中です(※パッケージ版の販売は予定されていません)。

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11位

ファイアーエムブレム エンゲージ

第11位にランクインしたのは、「ファイアーエムブレム エンゲージ」。

このゲームは正直に言いますと、前作の「風花雪月」ほどは万人向けではなかったりします。

ストーリーに稚拙な部分が見られたり、戦記物としてはキャラクターがフワフワしすぎていたり。

ツッコミどころがあるのは確かではありますが、それを補ってあまりあるほどゲーム部分が面白いです。

ぼくの場合、発売直後はぶっ通しで遊んでしまいましたw

そんな本作は人気シミュレーションRPG「ファイアーエムブレム」シリーズの最新作。

いわゆるマス目状のマップの中で戦いを繰り広げていく戦略性が高いゲームでして、戦いを重ねることでキャラクターが強くなっていきます。

今作ならではなのが、「紋章士」という設定を活かしたゲームシステムです。

ゲームを進めると紋章士の指輪というアイテムを入手できまして、装備すると指輪に宿る紋章士と「シンクロ」状態となり、様々な付与効果が発生します。

能力値が上昇したり、紋章士のスキルが使用できるようになったり。

これだけでも便利ですが、指輪に宿る紋章士と合体(エンゲージ)することもできまして、強力な技を発動することができます。

遠く離れた場所にワープして攻撃するとか、前方3マスの敵を一度に攻撃するとか。

通常ではありえないくらい強力な技を1度だけ発動することができるので、ここぞという時にお見舞する楽しさが生まれました。

ここまでの話を聞いて

紋章士が強すぎてヌルゲーになってしまうんじゃないか?

と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

こちらが強化されている分だけ敵も強くなっていますし、新システムである

  • 近くにいるキャラクターが連携して攻撃する「チェインアタック」
  • 次の戦闘が終わるまで反撃ができなくなる「ブレイク」

といった要素によって1ターンのうちに大量のダメージを受けやすくなっているので、手応え抜群の戦いを楽しむことができます。

このバランス調整がですね、シミュレーションRPGに緊張感や戦略性を求めている者としては最高で、特に終盤はギリギリの戦いを楽しんでいました。

戦闘以外の要素も満載で、ソラネルという拠点では仲間との交流を楽しめたり、筋トレやシューティングなどのミニゲームを楽しめたり。

お楽しみ要素が満載なので、最後まで夢中で遊んでしまいました。

唯一ストーリーがわかりやすさを重視しすぎてしまい、硬派な戦記物を求めていると違和感を持ってしまう恐れはありますが、シミュレーションRPGとしての遊び要素はピカイチなので11位とさせていただきます。

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10位

星のカービィWii デラックス

第10位は、「星のカービィWii デラックス」です。

このゲームは完全新作ではないんですが、原作を遊んでいる時に「こうだったら良いなぁ」と思っていたことを見事なくらい形にされています。

グラフィックの向上や操作性の改良、新モード・新ストーリーの追加など。初心者の方はもちろん、原作を遊び尽くした方でも満足できるように作られています。

ゲームとしてはステージクリア型の2Dアクション。

ポップスターに不時着した壊れた宇宙船「ローア」の主、マホロアを救うべく、宇宙船のパーツを集めてステージを攻略していきます。

で、本作をプレイしてまず良いと思ったのが、グラフィックの美しさです。

2Dアクションゲームとしては破格のクオリティで、思わず息を呑んでしまいます。

こちらの画像をご覧ください。

壁から吹き出ている水しぶきとか、細かく揺れ動いている木の葉っぱとか質感とか。手前から奥まで書き込まれているのがわかりますよね?

Wii版と比べてみても映像の美しさは一目瞭然で、なんて贅沢な2Dアクションゲームなのかと思いました。

あとはカービィを操作している時の感触がめちゃくちゃ良くなっています。

移動速度が早くなっていたり、モッサリ感が薄れていたり。

Wii版でちょっと引っ掛かっていた部分が改善されているので、2Dアクションとして洗練されまくっています。

そして今作最大のポイントが、怒涛の追加要素です。

3種類の追加コピー能力、1人でも意外と遊べるわいわいマホロアランド、本編をクリアした後に遊べるマホロアエピローグ、マホロアがサポートしてくれるおたすけマホロアなどなど。

1人でのやり込み要素はもちろん、みんなで楽しく遊べる新モードや初心者向けの救済措置が充実しているので、Wii版以上に万人向けのゲームとなりました。

ファンとして嬉しかったのが、マホロアを「これでもか!」というほどプッシュしていたことです。

彼はカービィWiiを象徴するキャラクターで憎たらしい一面もあるんですが、可愛らしく「もっと出番増えてくれないかなぁ」と思っていましたので、今作での活躍には満足しています。

特に「マホロアエピローグ」では彼を存分に強化できたり、エンディングで新たな設定が明かされましたので、「星のカービィ」シリーズの奥深さを再認識しました。

一見すると簡単そうなカービィのゲームですが、実はゲーマーでも唸るくらいやり込みや裏設定が用意されていて、今作でもその点は健在だったりします。

あくまでも10年以上前のゲームをリメイクした作品なので革新性はありませんが、隅々まで手が行き届いた渾身のリメイク作となっているので、カービィファンは必見です。

いやぁホント、カービィは毎回期待に応えてくれますので凄いですよ。

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9位

ホグワーツ・レガシー

第9位は、「ホグワーツレガシー」です。

このゲームはハリポタファンには嬉しい内容でした。

まあハリポタのキャラクターはほとんど出てこないんですけど、同作に登場するホグワーツ城とか。

ホグズミード村を好きなように散策することができますので、遊んでいる時はワクワクしました!

でどんなゲームなのかと言いますと、1800年代の魔法界を舞台としたオープンワールド型のアクションRPGですね。

プレイヤーはホグワーツ魔法魔術学校の生徒となってクエストを攻略していきます。

魔法を習得したり、危険な旅に出かけたり。

いろんな形でゲームに介入することができますので、遊んでいるとハリポタの住人になったような感覚を味わえるんですよね。

特に面白かったのが、レベル上げの自由度です。

一般的なRPGって敵を倒すことでレベルが上っていきますが、本作ではいろんな方法がありまして、クエストをクリアしたり、特定のアイテムを集めたり。

プレイスタイルに応じてレベルを上げることができますので、のびのびと遊べるんですよ。

ぼくの場合、ストーリーそっちのけてフィールドガイドを集めたり、マーリンの試練というパズルを解くのにハマっていましたw

だから色んなところに足を運んでいたんですが、ゲームを進めると箒などを使って空を飛ぶことができますので、もう気分は完全に魔法使いですw

「ウィンガーディアム・レヴィオーサ!」とか、「コンフリンゴ!」とか。

ハリポタに出てくる魔法も登場するので、カッコつけて呪文を口にすることもありましたねw

そんな「ホグワーツ・レガシー」ですが、Switch版はちょっと無理しているところがありまして、グラフィックがダウングレードしていたり、ロード時間が長くなっていたり。

他機種版と比べたら厳しいところがあります。

そのため若干評価を落としてしまうところはあったんですが、良作であることには変わりないので9位に入れました。

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8位

メトロイドプライム リマスタード

第8位は、「メトロイドプライム リマスタード」です。

こちらのゲームも完全新作ではないんですが、原作がとんでもない名作であること。

リマスタータイトルとしては異常なくらい手が込んでいる作品ということで8位に入れさせて頂きました。

内容の方は未知の惑星を探索していく3Dシューティングゲーム。

スマブラでも有名なサムスを操作して宿敵「リドリー」を追っていきます。

いわゆる主観視点で弾を発射していくシューティングゲームではありますが、そこは「メトロイド」の関連作。

アクションアドベンチャーの色が強くなっていて、戦闘よりも探索を重点に置いた作りになっています。

パワーアップアイテムを集めて行動範囲を徐々に広げていったり、ミサイルタンクなどの隠しアイテムを集めたり。

探索をすることで最初は壊せなかった壁を壊せるようになったりしますので、遊んでいると

この先には何があるんだろう?
あ~気になるけど、今は行けそうにないからパワーアップアイテムを手に入れたら戻ってこよう
よし!パワーアップアイテムゲット!これで気になっていたあの道を突破できるぞ!

なんて展開に陥りやすく、夢中にさせてくれます。

「プライム」シリーズならではなのが、バイザーの要素です。

バイザーは複数の種類が用意されていて、状況に応じて対象物をスキャンすると様々な情報を入手できます。

敵の弱点がわかったり、秘密のスイッチが見つかったり。スキャンバイザーに関してはシステムのスイッチオンやロックの解除にも活用できるので、他のゲームで言う鍵の役割も果たします。

そんな「メトロイドプライム リマスタード」で最も強化されているのが、グラフィックです。

解像度が上がっているのはもちろん、ライティングやエフェクトなどが一新されていて、背景は別物と言えるレベルにまで変わっています。

ぼくが特に驚いたのが、ターロンオーバーワールドの離陸シーンです。

ゲームキューブ版ではギザギザした葉っぱが映し出されていましたが、

Switch版では葉っぱが一枚一枚しっかりと描かれているので、初めて見た時はあまりの変貌に驚きました。

いやぁこれ、リメイクといっても良いんじゃないですかね?

他にも操作性が改良されていたり、画面のカクつきや待ち時間が減っていたり。

原作で見られた小さなストレスを1つ1つ解消しているので、ただでさえ素晴らしかった完成度がさらに増しています。

難易度が高いので万人向けでは決してありませんが、Switchでガッツリ遊べるゲーマー向けのタイトルを求めている方はぜひプレイしてみてください。

こんな素晴らしいゲームがたったの4,000円程度で買えてしまうってヤバいです。

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7位

イースX -NORDICS

第7位は、「イースX -NORDICS」です。

このゲームも最初遊んだ時はそんなに印象は良くなかったんですが、尻上がりに面白くなっていきますのでTOP10に入れました。

もうとにかくストーリーが面白くって、先の読めない展開とか、ヒロインであるカージャの心理描写とか。

名作RPGに相応しい完成度になっています。

そんな本作は海を舞台にしたアクションRPG。

オベリア湾という大小様々な島が存在する北の海を冒険していくことになりまして、船に乗って進めていきます。

今作で特徴的なのが、一新された戦闘システムです。

戦闘ではソロモードとコンビモードを切り分ける「クロスアクション」を採用しています。

このシステムがですね、ゲームをより奥深くしているんですよね。

ソロモードでは主人公のアドルとヒロインのカージャ。どちらか1人を切り替えながら戦うという、従来の作品で見られたスピーディーな戦闘を。

一方のコンビモードでは2人を同時に操作して戦うことができまして、スピード感は低下しますが、手数が増えたり専用アクションの「ガード」が追加されるなど、ソロモードとはまた違った感触を味わえます。

このモードの何が面白いのかと言いますと、敵の攻撃をタイミングよくガードして反撃することですね。

特にボス戦で上手く決まると専用の演出が入ったりするのでクセになる楽しさがあるんですよ。

一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、直感的に相手の攻撃を判断して回避かカウンターを選ぶことができるような仕組みになってるので、初心者がカウンターアクションを楽しむうえでもうってつけです。

でこのゲーム、船に乗って大海原を駆け抜けることもできまして、色んな島を冒険することができるんですよ。

こういう船に乗って冒険できるゲームって色々ありますけど、やっぱ何度遊んでも良いですね。

特にメインストーリーとは直接関係ない島を探索する時とか、冒険家になった気分を味わえますので、ワクワクすることができました。

チュートリアルが長めだったり、海上戦のクオリティがイマイチだったり。

惜しい点も目立っていますが、それを補って余りあるほどストーリーやアクションが良くできています。

「イース」シリーズって毎回安定していますけど、今作も素晴らしい完成度でしたね。

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6位

ゼノブレイド3 新たなる未来

第6位、「ゼノブレイド3 新たなる未来」。

こちらのゲーム、存じない方も多いと思いますが、昨年発売された「ゼノブレイド3」の追加コンテンツですね。

そのためパッケージ販売はされていませんので今回のランキングに入れようか迷いましたが、

  • もっと多くの人に知ってもらいたいこと
  • ストーリーが本編と独立していること

から選定しました。

そんな本作は広大な世界を冒険していくRPG。

2つの勢力が戦いを繰り広げているアイオニオンを舞台に未来を探し求めていきます。

で、ぼくが本作で最も良いと思ったのが、怒涛のファンサービスです。

過去作をプレイされた方ですと興奮してしまうような要素が満載なので、本編以上に集大成的な印象を持ちました。

例えばゲームを進めると過去2作の主人公と一緒に冒険することになるんですよ。

それがこちらの、シュルクとレックスです。

お2人ともスマブラに登場しているのでご存じの方も多いと思いますが、今作では貫禄のある姿で登場しまして、圧倒的な成長を感じることができました。

特にレックスはビックリするくらいイケおじに成長されていて、少年時代とのギャップが凄いことになっていますw

ですが、全くの別人になってしまったのかと言われるとそんなことはなく、渋い言動の中には子供っぽい一面が垣間見えたりして、旅を続けていくうちに「あぁレックスだなぁ」と実感することができました。

一方のシュルクは穏やかな一面が強調されている印象で、頼りある優しいおじさん。じゃなかった、お兄さんに成長を遂げています。

このようにシュルクとレックスばかりに注目が集まってしまいがちですが、今作で初登場したパーティメンバーも見どころ満載です。

格闘家のマシュー、冷静な性格のエイ、機械を弄るのが大好きなニコル、気丈な性格のカギロイ。

どのキャラクターも個性豊かで、旅を続けていくことで好きになってきました。

で、旅の舞台なんですが、中盤以降は懐かしのエリアが続々と登場します。

コロニー9とか、ラグエル湖とか。1作目の序盤に冒険したエリアが形を変えて登場するので、新作なのに懐かしい気持ちになってきます。

ぼくの場合、「コロニー9」のBGMが流れてきた時に当時の記憶が一気に蘇ってきました。

ゲームとしても見どころ満載で、

  • 素材を集めて道を切り開く「フィールドクラフト」
  • コンボを繋げる楽しさが強化された「戦闘システム」
  • さまざまな経験をすることで溜まっていく「キズナポイント」

など、本編とはまた違った体験を楽しめるようになっているので、新作としての新鮮味もバッチリあります。

ゲームクリアまでのプレイタイムは約20時間。

本編ほど長くはありませんが、それでも一本のゲームとして成立するくらいのボリュームなので、めっちゃお買い得です。

「ゼノブレイド3 新たなる未来」は追加コンテンツ「エキスパンション・パス」に含まれています。

プレイするには「ゼノブレイド3」本編が必要ですが、3,000円で買えてしまいるので、同作を持っている方はぜひプレイしてみてください。

本編で消化不良だった部分も解消されますよ。

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5位

スーパーマリオRPG

第5位は、「スーパーマリオRPG」です。

こちらのゲームはスーパーファミコンで発売された作品のリメイク版ですね。

アクションゲームの金字塔である「スーパーマリオ」がRPGに初挑戦した作品で、各地で名作と言われています。

かくいうぼくも原作は何十周もするくらい遊びまくりましたので、そんな作品が今の時代に復活しただけでも嬉しく感じました。

もちろん内容も最高で、原作で良かった点が徹底的に再現されています。

代表的なのが戦闘システムです。

基本的なシステムはドラクエなどで知られるターン制のコマンドバトルなんですが、本作にはアクションコマンドというものが搭載されていて、タイミング良くボタンを押すことでダメージ数が変化するんですよ。

最近はこういったシステムを取り入れている作品も増えていますが、本作はアクションコマンドが成功すること前提のバランスになっていて、敵が攻撃している時に失敗するとかなりの痛手を追うんですよね。

そういったアクションに重点をおいたバランスはもちろん、

  • 道中の多彩なミニゲーム
  • 「ファイナルファンタジー」風のボスキャラクター
  • パントマイムで状況を説明するマリオ

といった原作で印象的だったネタはしっかりと再現されているので、懐かしみながら遊ぶことが出来ました。

そして忘れてはいけないのが、悪ノリ要素です。

「ピーチ姫の×××」とか、クッパのキスシーンとか。

コンプライアンス的に消されると思っていたネタの多くが残されているので、いやこれ良く出せたなぁと思いました。

ただまあ、裏を返せば原作と変わっていないということでもあるんですよね。

そのため今となっては古臭く感じたり、新鮮味が薄かったり。

マイナスに感じることもなくはないんですが、一時はリメイク不可能と言われていたゲームなので、そういう感謝の気持ちを込めて5位に入れました。

いやホント、令和の時代に復活するなんて夢にも思いませんでしたからね。

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4位

ピクミン4

第4位は、「ピクミン4」。

このゲームは遊び応えが凄かったです。

「ピクミン」のゲームって色々出ていますが、今作では過去作の良いところを徹底的に取り入れていて、めちゃくちゃ贅沢な作品に仕上がっているんですよ。

もうね、コンテンツ量が凄いので、次は何をしようか迷ってしまうことが度々ありましたw

内容の方を簡単に説明しますと、ピクミンという生物を引き連れて探索していくAIアクションゲームですね。

新米レスキュー隊員となって未開の惑星へ降り立ち、みんなと一緒に遭難者を捜索していきます。

今作で特に良いと思ったのが、圧倒的な自由度です。

2つめのエリアに到達した辺りからでしょうか。

できることがグーンと広がるので、「あ、これめっちゃ楽しい!」と思いました。

ペレットを運ぶとか、橋をかけるとか。

いろんな作業をこなせるようになるのはもちろん、マップの色んなところに足を運べたり、地下洞窟も探索できるので、なんかオープンワールドゲームみたいな印象を持ちました。

ゲームの目的として、

  • 遭難者を救助する
  • キラキラエネルギーを集める

といったものがありますが、日数の制限はなく、ある程度は好きな順番から攻略できるので、のびのびと遊ぶことができます。

という訳で「2」のようなゲームに原点回帰した。

と言いたいところですが、実は制限時間が存在するミニゲーム的な遊びもたくさん用意されていて、「1」のような側面もあったりするんですよね。

ライバルよりも多くの物を運んでいく「ダンドリバトル」とか、凶暴化した原生生物に拠点が壊されないよう守っていく「夜の探索」とか。

限られた時間の中で効率よく作業をこなす必要性のある遊びもありますので、ハイスコアを更新するために何回も挑戦してしまいました。

他にもクリア後のエンドコンテンツとか、めちゃくちゃ作り込まれた図鑑機能とか。

数え切れないほどの魅力が詰まっているので、もう大満足です。

まあちょっと序盤は簡単すぎる気もしますが、最終的には難しくなっていきますので、初心者から上級者におすすめできます。

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3位

オクトパストラベラーII

第3位にランクインしたのは、「オクトパストラベラーII」。

このゲームはですね、スクエニから出ているRPG「オクトパストラベラー」の続編で、HD-2Dというどこか懐かしさのあるドット絵ながら、立体的にも見える画期的な表現を採用しています。

そんな「オクトラII」ですが、正直なところ最初見た時は前作と代わり映えしないと思ってしまいました。

なんで今回もハマるのか微妙だったんですが、実際にやってみたら「あ、なるほど」前作を土台にめっちゃパワーアップしています。

何が変わったのかと言いますと、まずは快適なゲームシステムですね。

本作の戦闘はターン制のコマンド式で、敵・味方・敵といった感じで順番に出番が回っていき、自分の番になったらコマンドを選択していきます。

まあよくある感じなんですけど、新たに倍速モードが実装されていて、スピーディに戦えるんですよね。

これがめっちゃ快適で、RPGにありがちな雑魚戦の煩わしさが緩和されています。

こんな感じで本作はサクサクと遊べるように作られていて、全員の仲間の装備品を一画面で変更できたり、オートで最適なものを選んでくれたり、マップを開けば行ったことのある町にすぐ飛べたり。

細かい所だと、狩人ジョブの魔物の捕獲に自動捕獲のシステムが加わっていたりだとか、徹底的に遊びやすい仕様に変更されています。

RPGとして洗練されまくっているので、タイトルに「II」って付いていますけど、「X」なんじゃないかと思いました。

そんな「オクトパストラベラーII」の舞台となるのが、「ソリスティア」です。

この大陸、前作の舞台とはまた違った場所になっていて、めちゃくちゃ広くなっています。

というのも今作では水上を移動できるようになっていて、カヌーに乗って川を下ったり、湖を横断したり。さらには海を航海して、別の大陸に行ったり。

前作では行けなかったところにも行けるようになっているので、世界が更に広がりました。

で、密度も凄いことになっていて、大海原にはたくさんの宝箱や強敵、未知の島が隠されています。

これらを自分の意志で探していくのがとにかく面白いんですよ。

ほら、ドラクエとかでも船に乗って寄り道するのが楽しいじゃないですか。

あんな感じの楽しさが本作にも詰まっているので、探索好きは必見です!

他にも時間の夜の概念とか、クロスストーリーという主人公同士のサブストーリー的なイベントとか。

前作になかった要素がかなり追加されているので、やれることが色々あるんですよ。

このように「オクトパストラベラーII」はRPGとしての面白さが飛び抜けていますが、ストーリーも秀逸だったりします。

今作でも8人の主人公による個性豊かなエピソードが繰り広げられまして、ある程度は好きな順番から進めることができます。

このストーリーが実によく出来ていて、特に終盤で明らかになる真相はゲーム史に名を刻んでも良いんじゃないかと思うくらい。

具体的には言いませんが、前作でいう裏要素的なストーリーをメインストーリーとして楽しむことができるようになっているので、非常に満足度が高く感じられました。

そんな理由から「オクトパストラベラーII」を3位とさせて頂きます。

タイトルに「II」と付いていますが、前作との直接的な繋がりもありませんので、新規の方も安心して手を出してください。

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2位

スーパーマリオブラザーズ ワンダー

第2位は、「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」です。

このゲームはぼくが2Dマリオで不満だったところを払拭してくれました。

実はぼく、生まれて初めてプレイしたのが「スーパーマリオブラザーズ」でして、子供の頃からずっとマリオが大好きなんですよね。

ただ、2Dマリオに関してはだんだん驚きを感じなくなってしまいて、もっと大胆にしてほしいと思っていたんですよ。

そんな中で本作が常識を打ち破ってくれましたので、やっと2Dマリオが皮を破ってくれたと思いました。

特に大きいのが、ワンダーフラワーの存在です。

こいつはコースのどこかに咲いていて、触れるとそれまでのコースや仕掛けが一変します。

パックフラワーが踊りだしたり、敵の大群が現れたり。

コースそのものが大胆に変化しますので、ワンダーフラワーに触れるたびに「なんだこれは」と口に出してしまいましたw

さらに凄いのが、使い回しをほとんどしていないことです。

こういうコースをクリアしていくアクションゲームってボリューム感を出すために同じ仕掛けを使い回すものなんですが、本作ではそれがほとんどないんですよ。

例え同じワールドだったとしても次のコースに行くとぜんぜん違う敵や仕掛けが登場しますので、常に新鮮な感じがしました。

他にもいろんなことを話してくれる「おしゃべりフラワー」とか、世界中のユーザーがゴーストで表示されるライブゴースト機能とか。

常識を覆すような新要素が満載なので、2Dマリオに革命を起こしています。

唯一、ボスの種類が少ないなぁと思いましたが、クリアするまで時間を忘れてしまいました。

というわけで2位とさせていただきます。

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1位

ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム

そして第1位となったのは、「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」です。

おめでとうございます!

まあ大体の人が予想できたと思いますが、2023年のSwitchで一番を挙げるとしたら本作しかないです。

そんな本作はオープンワールド型のアクションアドベンチャーゲームで、地上・空・地底の大きく分けて3つの世界を冒険することになります。

言ってしまえば前作である「ブレスオブザワイルド」の拡張版なんですが、追加要素が予想以上に凄いんですよ。

何が凄いのかと言いますと、まずはボリュームです。

前作比150%とか、そんなものではなく、300%。いや、500%なんじゃないかと思うくらい物量が増えていて、任天堂の底力を実感しました。

ただでさえ広かった地上には100種類以上の洞窟が追加されたり、空から地底にも行けるようになったり。

ゲームソフト数本分の要素が追加されているので、数十時間プレイした程度では底が全く見えません。

そして本作最大のポイントが、クラフト要素です。

今作では物を組み合わせることでマシンや装置を作ることができます。

これがまあとんでもない可能性を秘めていて、謎解きや戦闘の攻略に活用できたり、素材集めにも使えたりするんですよね。

開発者の青沼さんは

「プレイヤーの“できるかな?”が本当にできてしまうゲーム」

と仰っていましたが、マジでその通りでした。

正直なところ、プレイしている時は「え?これちょっと面倒じゃないの?」と思ってしまうことがありました。

大きな荷物を遠くまで運ぶ必要があったり、めちゃくちゃ高い空島まで登る必要があったり。

正面から突破しようと思ったら20分くらい掛かりそうな工程が用意されているので、諦めて別のチャレンジに挑戦したことがありました。

しかし、この世界独自のルールがわかってからは印象が一変。

20分は掛かると思っていたところを2分で突破できたりしますので、自分自身の成長を実感しました。

ゲームってプレイしていくと主人公が強くなったり、プレイヤーの反射神経が鍛えられたりしますが、本作の場合、プレイヤーの知恵も鍛えられます。

あとはストーリーも凄かったです。

基本的な流れは王道ではあるんですが、ストーリーの構成や演出が秀逸で、最後には感動しました。

ゼルダってストーリーの良さにも定評ありますが、今作は歴代1位にしても良いくらい。

寄り道が面白い作品なので、人によってはメインストーリーそっちのけて地底を探索したり、ヘンテコなマシンを作るのにハマってしまうかもしれませんが、ぜひ最後の展開を見てほしいです。

マジで今作のエンディング、最高なので。

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全体のまとめ

という訳でニンテンドースイッチの2023年面白かったゲームランキングでした!

やっぱ「ティアーズオブザキングダム」が今年の1位でしたね。

「マリオワンダー」とか「ピクミン4」とか。

他にも名作が沢山でてきましたが、「ティアキン」が一歩飛び抜けていました。

全体的には任天堂の看板タイトルが勢揃いして、Switchの収穫期と言える一年でしたね。

ゲーム機って発売されたての頃は移植作が目立ってしまいがちなんですが、最近のSwitchは完全新作が幅を利かせているので、もうホント円熟期って感じがします。

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本記事の動画版

 

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