どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は、ぼくが選ぶニンテンドースイッチの2021年面白かったゲームランキングを発表していきます!
みなさんは2021年にどれだけのSwitchソフトをプレイしましたか?
ぼくはですね、ザッと数えてみたところ、50本を超えました!
プレイしたゲームを軽く挙げさせていただきますと、
ゼルダ、モンハン、ポケモン、マリオ、ポケスナ、マリパ、メトロイド、メガテンなどなど。
アクションからRPG、アドベンチャー、スポーツなど、様々なジャンルのゲームを触ってきました。
今回はそんなぼくが2021年に遊んできたSwitchソフトの中でどれが最も面白かったのか?ランキング形式で発表していきます。
ランクインするタイトルをネタばらしさせていただくと、
- マリオ初のオープンワールドマップを採用した「スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド」
- 任天堂らしからぬ鬼畜ゲーだった「メトロイド ドレッド」
- 過去作から大幅な進化を遂げた「モンスターハンターライズ」
などの15本となっていて、全てクリアしたうえで順位を付けさせていただきました。
一体、どのタイトルが1位となったのでしょうか?
本記事を閲覧することで最新のおすすめSwitchソフトがわかると思いますので、ぜひ、最後までご覧ください。
15位
クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』おわらない七日間の旅
第15位は、「クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』おわらない七日間の旅」です。
本作は人気漫画・アニメ「クレヨンしんちゃん」を題材にしたアドベンチャーゲームで、夏休みを九州で過ごすことになったしんちゃんと野原一家を中心に描いています。
特徴的なのが、自由度が高いことです。
主人公のしんちゃんが1日のうちに何をするのかはプレイヤー次第。
虫取りをしたり、釣りをしたり、お手伝いをしたり。
気ままなスローライフを送ることができます。
そんなオラ夏でぼくが特に好きなのが雰囲気です。
本作ではアッソーという田舎町を散策できるんですが、耳を澄ましてみると色んな音が聞こえてくるんですよね。
川の流れとか、セミの鳴き声とか。
ぼくがプレイしたのは真夏だったので、夏の気分を存分に味わうことができました。
正直に言いますと、ストーリーが短すぎたり、昔発売された「ぼくのなつやすみ」と比べてできることが少なかったりして問題点も目立っているんですけどね。
それでも、今の時代に日本の田舎町で夏休みを過ごすゲームを遊べたことに嬉しさを感じています。
昔はこういうゲーム、普通に発売されていたと思うんですが、最近はほとんど見かけなくなりましたからね。
今となっては珍しいタイプのゲームだと思いますので、
敵を倒すとか、世界を救うとか、そういう殺伐としたゲームをプレイするのに疲れてしまった方。
少年となって夏休みの気分を味わいたい方はぜひプレイしてみてください。
たまにはこういうまったりしたゲームも良いもんですよ。
14位
ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング
14位にランクインしたのは、「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」です。
このゲームは色んなジャンルのゲームを手軽に作れるのが良かったですね。
本作は任天堂の開発室から生まれたプログラミングソフトで、「ノードン」というキャラクターを繋いでいくことで色んなジャンルのゲームを作ることができます。
それこそ、2Dアクションから3Dアクション。
シューティングゲームだって作れてしまうので、モノづくりが好きなぼくとしてはワクワクしながら遊んでいました。
特徴的なのが、初心者向けに作られていることです。
こういうプログラミングソフトって色々出ていますが、長いコードを書かないといけないなど、小難しいものも多く感じます。
一方、本作では長いコードを書く必要はなく、「ノードン」というキャラクターを繋いでゲームを作るという、独特の形式を採用。
プログラミングがわからない人でも安心の設計となっています。
また、「ナビつきレッスン」モードでは難しい言葉を省いて教えてくれたり、プログラミングとテストプレイを繰り返す形で進んでいくので、何をやったら正確に動作するのか?体で覚えていけるようになっています。
惜しいのが、オンライン上のユーザーが作った作品を見つけてダウンロードするための検索機能が不十分であることです。
検索機能で用意されているのはゲームID、もしくはプログラマーIDでの検索のみ。
人気ランキング、お気に入り、フレンドみたいな機能は搭載されていないので、面白いゲームを作っても広まりにくいのが勿体ないと思いました。
という訳で今から「はじめてゲームプログラミング」で作られたおすすめのゲームを紹介します。
それがこの「インベーダー風ゲーム」です!
このゲームは友人のおーでしさん が作られたシューティングゲームで、機体を操作して、どこかで見たことのある、白い文鳥を倒していきますw
おーでしさんはゲームレビュー系のYouTubeチャンネルを運営されていまして、Switchソフトはもちろん、PS5やPS4ソフトの紹介もされています。
とても元気に紹介をされていますので、ぜひ動画のチェックやチャンネル登録をお願いします。
13位
ミートピア
13位は、「ミートピア」です。
本作は剣と魔法のファンタジー世界を舞台にした冒険RPGで、町の人々のカオを奪う大魔王を倒すのが目的となっています。
戦闘はターン制コマンド式を採用。
敵と味方が交互に攻撃を繰り出していくという、「ドラゴンクエスト」のような戦闘システムとなっています。
こうして聞くと普通のRPGに見えるかもしれませんが、実は本作、とんでもないバカゲーだったりします。
大きな要因となっているのが、登場人物の見た目や名前、配役を自由に決められることです。
これがですね、組み合わせ次第でめちゃくちゃなことになるんですよ。
大魔王を「ゼルダの伝説」のガノンドロフにするとか、大賢者を「妖怪ウォッチ」のウィスパーにするとか。
著作権を無視した、自分だけのオールスターゲームに成立させることができます。
ぼくの場合、任天堂キャラと漫画キャラ、それにアイコンの文鳥を混ぜたパーティメンバーで進めていました。
すると、「ゼルダの伝説」のリンクがドラえもんとじゃれ合ったり。
リンクとボンバーマンが喧嘩するなどのアクシデントが起こったので笑いが止まりませんでしたよw
そんな笑いを強調しているのがメイク機能です。
実は本作、元々はニンテンドー3DSで発売されたタイトルなんですが、Switch版は新たにメイク機能が搭載されました。
この機能を活用すれば細かい模様を顔に貼り付けることができるので、キャラメイクの自由度が3DS版から大幅に向上しています。
Switch ONLINE加入者の場合、公開されたMiiを取得することができるので、もし、作るのが面倒な場合は試してみてください。
8JGNDDT
↑こちらはぼくが作ったMiiのアクセスキーです。
こちらのアクセスキーをゲーム内で入力すればぼくのMiiをみなさんのミートピアでも活躍させることができますので、良かったら使ってやってください。
12位
New ポケモンスナップ
12位にランクインしたのは、「New ポケモンスナップ」です。
このゲームは待望の発売でしたね。
もうね、ずっと待っていました。
どういうことなのかと言いますと、22年前の1999年。
N64で「ポケモンスナップ」という、ポケモンを撮影していくカメラアクションゲームが発売されまして、当時、めちゃくちゃハマっていたんですよね。
でも、登場するポケモンは当時確認できた151種類のうち63種類。
用意されているコースは指で数え切れるほどだったので、ボリュームアップした続編の登場をずーっと待っていました。
そんな中で本作が発売されたので、遊んでる時は幸せな気持ちでいっぱいでした。
こういう久しぶりの新作って別ゲーに変わることも珍しくないんですが、本作は変に冒険することはなく、前作で求められていたことを見事に実現しています。
グラフィックが美しくなったのはもちろん、ポケモンやコースの種類が増えたり、ストーリー要素が強化されたり。
前作を遊んでいた時に思い描いていた続編になっているので、長年の夢が叶いました。
ここまで前作プレイヤーとしての感想を挙げていきましたが、プレイされたことのない方は
と思われているかもしれませんね。
確かにポケモン撮影がメインのゲームなので地味なのは否めませんが、これがですね、意外と奥が深いんですよ。
大きな要因となっているのが、撮った写真に点数やレア度が付けられることです。
点数やレア度が高い写真を撮影するには
- 中央に映るように撮る
- 他のポケモンも映す
- 踊っている姿を撮る
などのテクニックを活用しなければなりません。
その際にはタイミングを見計らって撮影したり、ふわリンゴ、イルミナボールなどのアイテムを使わないといけない場合もあるので、実はゲームらしい駆け引きを味わうことができるんですね。
イメージ的には謎解き要素が強いシューティングゲームを遊んでいるような感じでしょうか。
アップデートによってポケモンやコースの種類がさらに増えましたし、興味がある方はぜひ遊んでみてください。
思ったほど売れなかったのか、今では店頭で安く販売されていますからね。
11位
マリオパーティ スーパースターズ
11位にランクインしたのは、「マリオパーティ スーパースターズ」です。
本作はマリオファミリーが活躍するパーティゲームで、様々なスゴロクやミニゲームを楽しむことができます。
このゲームは昔の「マリオパーティ」が好きなぼくにはたまらない内容になっていましたね。
「マリオパーティ」は色々と発売になっていますが、今作は歴代シリーズのリメイク作となっています。
ボードマップはN64で発売された初期3作から厳選した5種類が。
ミニゲームはナンバリング10作品から厳選した100種類がリメイクされて収録されていまして、ベストアルバム的な内容となっています。
こうして聞くと無難な内容に感じるかもしれませんが、ぼくはシリーズ最高傑作だと思いました。
収録されているボードマップやミニゲームは完成度が高いものばかりですし、テンポも良いですからね。
「マリオパーティ」のスゴロクって自分の出番になるまでの待ち時間が退屈だったんですが、今作は超ハイスピードで進むので自分の出番があっという間に回ってきます。
ぼくはせっかちな人間なのでサクサク進むのは大きなプラスポイントになりました。
また、今作はオンライン対戦に対応。
フレンドとはもちろん、ランダムマッチもできますので、全く知らない人ともオンライン対戦ができるようになりました。
「はくねつ!ビーチバレー」など、人気のスポーツゲームも収録されていますし、現状最強の「マリオパーティ」は本作だと思っています。
ボードマップがやや少なかったり、原作よりも所有しているコインがインフレしやすくなっているなど、人を選ぶ部分もありますが、かなりおすすめのパーティゲームです。
10位
モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~
第10位は、「モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~」です。
本作は「モンスターハンター」の世界を舞台にしたRPGの2作目で、壮大なストーリーを体験することができます。
主人公となるのは新米のライダー。
彼・彼女たちはモンスターの力を借りて、各地で発生する奇妙な現象、そして行方不明となった祖父・レドの旅路を辿るために旅立ちます。
そんな「モンハンストーリーズ2」ですが、皆さんはこう感じてませんか?
などなど、やや手を出しにくい印象を持たれているかもしれませんが、安心してください。
今作から始めても問題なく楽しめますし、大作RPG好きにはたまらない内容になっています。
ストーリーは壮大ですし、冒険の舞台となるフィールドも広大で、クリア後も長く遊べるように作られていますからね。
ぼくが特に良いと思った点は3つありまして、1つめはアニメ調のグラフィックで展開されるストーリーです。
ストーリー自体は王道なんですが、ナビルーを始めみんな良いキャラしていますし、途中から意外な展開になっていくので、大人でも夢中になれる魅力があります。
キャラクリエイトによって主人公の見た目を好きなように設定できるので、自分の好きなキャラで壮大なストーリーを体験するのも良いかもしれませんね。
2つめは戦闘システムです。
本作はターン制のコマンドバトルとなっていて、ジャンケンのような3すくみで展開されます。
パワーはテクニックに。テクニックはスピードに。スピードはパワーに強く、押し勝つことができる。
こうして聞くと運ゲーのように見えますが、敵が繰り出す属性は決まっているので、注意深く観察したらほとんどダメージを受けずに倒せるんですよね。
相手に不利な属性の技を使うのはもちろん、仲間のモンスターと力を合わせて戦ったり、アイテムの罠を使って足止めしたり。
この点は本家にも共通するので、モンハンの戦闘をコマンドバトルに上手く落とし込んでいる印象です。
3つめはモンスターの育成です。
本作ではモンスターを仲間にして育てることができるんですが、これがですね、めちゃくちゃハマるんですよ。
モンスターが持つ特殊な能力を継承したり、モンスターが生まれるタマゴを厳選したり。
突き詰めていくとポケモンのような育成RPGに通ずる中毒性が生まれてきます。
壮大なストーリー、3すくみの戦闘システム、奥深い育成。
このように本作は人気RPGの良いところを取り入れつつもモンハン流に落とし込んだ魅力的な内容となっていますので、もっと評価されても良いなと思いました。
本作の世界売上は2021年7月末時点で約100万本で、本家と比べたら少なめとなっていますからね。
9位
真・女神転生V
9位にランクインしたのは、「真・女神転生V」です。
このゲームはとんでもない作品でしたね。
今の時代、クリアまで遊んでもらえるよう易しめの作りにする作品も珍しくないと思うんですが、本作は尖りまくっています。
ジャンルとしてはRPGで、とあるきっかけで異世界、ダアトに迷い込んでしまった高校生の主人公を中心に展開されます。
そんな「メガテンV」ですが、戦闘がめちゃくちゃ難しいんですよね。
戦闘システムはよくあるターン制コマンド式なんですが、ゲームバランスが厳しめに調整されていまして、ザコ敵でも油断すると負けてしまうようになっています。
大きな要因となっているのが、プレスターンバトルというシステムの存在です。
戦闘では相手に不利な属性の攻撃を与えるとこちらの残り行動回数が減らず、最大で8回まで自分のターンにすることができます。
自分たちが相手に不利な属性の攻撃を与えている分には良いんですが、逆に食らってしまうと情勢が一気に悪化。
それこそ、3桁ダメージを余裕で食らってしまいます。
恐ろしいことに主人公の体力がなくなってしまうとゲームオーバーになってしまい、最後にセーブしたところに戻されてしまうという、昔ながらのスタイルを継承しているので、常にドキドキしながら楽しむことができました。
ここまでの話を聞かれた方の中には
と思われるかもしれませんが、本作は戦闘難易度の高さが面白さに直結していると思っています。
戦闘難易度が高いからこそ主人公たちのレベルを上げたり、フィールド探索を積極的に行いたくなる訳ですからね。
本作の舞台となる異世界・ダアトには色んな秘密が隠されています。
ミマン、イツヅカ、遺物、宝箱、マガツカ、悪魔の像などなど。
見つけることで御厳(みいつ)と呼ばれるポイントや経験値が溜まったり、便利アイテムが手に入ったりするので、ゲームを有利に進めることができます。
加えてRPGではお馴染みのサブクエスト。
メガテンシリーズではお馴染みの悪魔合体も用意されているので、寄り道をしながらパーティメンバーを育てるのが楽しいんですよね。
このような楽しさは戦闘難易度が高いからこそ成立していると思うので、よく考えられているなと思いました。
という訳でぼくとしては楽しめたんですが、万人にはおすすめしません。
戦闘のバランスは尖りまくっていますし、ストーリーは「ペルソナ」のように緻密な人間ドラマが展開される訳ではなく、想像して楽しむところがありますからね。
また、ゲームプレイの半数以上を占める、探索にしても好みが分かれる物となっています。
マリオのようなジャンプアクションが求められたり、マップが「ダークソウル」のような迷路になっていたり。
3DアクションとRPGという、相反するジャンルをミックスさせたような内容となっているので、ぼくのようにどちらも好きな人向けの作りに感じます。
8位
バディミッション BOND
第8位にランクインしたのは、「バディミッション BOND」です。
このゲームは2021年最大の伏兵でしたね。
ジャンルとしてはアドベンチャーで、チームBONDの一員となって相棒と共にミッションを遂行していき、「会話」「捜査」「潜入」といった3つのパートを順番にこなして進めていきます。
各パートの割合を数字で表すと、会話パートが全体の7割。
残りの捜査パートや潜入パートが3割といった感じとなっているので、文字を読んでいくのが基本のゲームとなっています。
ぼくはアドベンチャーゲームに疎いので、正直なところ、当初はそんなに注目していなかったんですが、試しに体験版をプレイしてみたら印象が一変。
物凄い勢いでハマってしまい、気が付いた時には製品版を予約しちゃいましたw
そのくらい、ストーリーの導線が惹き込まれるもので、見どころのある内容に感じました。
また、キャラクターも魅力的で、
正義感が強い警察官のルーク、ぶっきらぼうだけど頼りになる怪盗のアーロン。
お茶目な元忍者のモクマ、美形だけど詐欺師のチェズレイ。
といったチームBONDのメンバーは異なる良さを持っています。
でも、中にはこう感じた方もいないでしょうか?
ってね。
確かに本作を開発しているのはコーエーテクモゲームスの乙女ゲーを開発しているルビーパーティーということで女性向けと間違われることが多くあるんですが、個人的には男性でも楽しめる正統派のアドベンチャーゲームだと思いました。
いや、メインのキャラクターは全員、男ですけどねw
そんなことが気にならなくなるくらい、大量の伏線が張られた緻密なストーリーが展開されます。
特に終盤の展開は「逆転裁判」や「ダンガンロンパ」もビックリするほど意外な事実が発覚するので、とんでもない作品だと思いました。
ぼくと同じように感じた人も多いようで、日本ゲーム大賞では優秀賞を受賞しています。
こういう受賞式って売れたゲームが受賞されやすいので、お世辞にも売れたとは言えない本作が選ばれたのは内容が評価されている証拠だと思うんですよ。
順位としては8位になりますが、個人的には85点以上をあげても良い作品だと思っています。
「逆転裁判」とか、「ダンガンロンパ」とか。
ああいった意外性のあるミステリー系のストーリーが好きな人はぜひプレイしてみてください。
7位
ブレイブリーデフォルトII
第7位にランクインしたのは「ブレイブリーデフォルトII」。
このゲームをプレイしてぼくはスクエニの凄さを再認識しました。
スクエニと言えば「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」で知られるゲームメーカーで、様々な名作を生み出しています。
反面、悪い話もよく聞くので、「昔は良かったけど、今はちょっとなぁ」というイメージがあるのも確かだと思うんですね。
そういう先入観で本作をプレイしてみると、昔の良かったスクエニが帰ってきたかのような印象を持ちました。
というのも本作は1980年代から1990年代によく見られたスクエニ製RPGの遺伝子を継承した作りになっているからです。
世界観はファンタジー系で、BGMはサウンドクリエーター、Revoさんが担当。
ストーリーは奪われた4つのクリスタルを求めて旅に出かけるという王道の冒険活劇。
戦闘システムはターン制コマンド式で、難易度は高めという、古き良きRPGに必要な要素の多くを盛り込んだ作りとなっているので、新作ながらもノスタルジックな気持ちになれました。
かと言って「懐かしい」「王道」の範疇に留まっているのではなく、終盤にはプレイヤーをあっと驚かせるような仕掛けも盛り込まれていて、舌が肥えてしまったRPGゲーマーでも刺激的な体験を味わえるように作られています。
ぼくが本作で最もハマったのが戦闘です。
基本はターン制のコマンド式ではあるんですが、コマンドバトルの裏を突いたようなバランスとなっていて、油断していると雑魚戦でさえも全滅してしまうほど難しかったりします。
ボス戦に至っては通常のRPGでいうラスボスに相当するほどの難しさとなっていて、適正レベルで挑んだ場合、ゴリ押し戦法はまず通用しません。
人によっては挫折してしまうかもしれませんが、ぼくの場合、どうすれば倒せるのか四六時中考えてしまい、一時期は本作のことしか頭にありませんでしたw
戦闘システムに関しては2作目や3作目とは思えないほど洗練されていて、RPGの開発を得意とするスクエニの強さが見事に発揮されています。
ストーリーやBGMも秀逸で、新たな名作RPGが誕生したと言っても過言ではありません。
テンポが少し悪かったり、玄人向けになり過ぎている気もしますが、旧式のRPG好きは抑えておいて損のない作品です。
スクエニって色々言われていますが、たまにこういう名作を出してくるから油断できませんね。
6位
ハデス
第6位にランクインしたのは、「ハデス」です。
本作はギリシャ神話を題材にしたアクションゲームで、冥界の神ハデスの息子である不死身の王子ザグレウスが地獄から脱出する様子を描いています。
舞台となるダンジョンの構造、出現するアイテムはプレイする度に変化。
いわゆる、ローグライクゲームで、ゲームオーバーになったら1面からやり直しになってしまいます。
このゲームはローグライクが苦手な人でも遊べるように作られているのが良かったですね。
ローグライクは日本では「トルネコの大冒険」や「風来のシレン」「ポケモン不思議のダンジョン」などが有名となっています。
しかし、「ポケモン不思議のダンジョン」などの一部を除くと難易度が高めに調整されているので、最後までプレイできずに挫折してしまう人も目立っているんですね。
その点、本作はローグライクが苦手な人でも最後まで遊べるように工夫して作られています。
難易度自体は決して低くはありませんし、ゲームオーバーになったら1面からやり直しになってしまうんですが、例え1面に戻されても繰り返し遊びたくなるように作られているんですね。
要因としては大きく分けて3つあります。
1つめは、軽快すぎるアクションです。
戦闘はリアルタイムのアクション形式となっていて、ボタンを押して攻撃や回避を繰り広げていきます。
このアクションがですね、癖になるほど軽快なんですよ。
ボタンを押したら瞬時に攻撃アクションを繰り出してくれますし、回避ダッシュもサッと行ってくれます。
また、ボタン連打をすることですぐに次のアクションを繰り出してくれるので、スピード感が凄いです!
特に敵の大群と戦っている時は激しい曲に乗せて物凄いスピードで攻撃や回避アクションを繰り広げていくので、プレイしているとテンションが上がるんですよね。
「ハデス」を繰り返し遊びたくなる2つめの理由は、ゲームオーバーになってもストーリーが進行するからです。
ゲームオーバーになるとスタート地点となるハデスの館に戻されてしまうんですが、プレイする度に館の様子が変化します。
父のハデスが留守にしたり、新しいキャラクターが出現したり。
会話の内容も毎回変わっていくので、ゲームオーバーになった時の喪失感を上手く抑えています。
テキスト量もローグライクゲームとしては非常に多く、キャラゲー的な魅力があります。
「ハデス」を繰り返し遊びたくなる3つめの理由は、ゲームオーバーになっても一部の通貨が引き継がれることです。
ダンジョンを攻略していくと
- 主人公を永久的にパワーアップできる「闇の結晶」
- 武器や強化項目のアンロックができる「冥府の鍵」
- 施設の建設ができる「宝珠」
- 様々なキャラクターへの贈り物として使用できる「ネクタル」
などの通貨が溜まっていき、拠点で使用することができます。
すると、ダンジョン攻略を有利にする要素が続々と解禁されるので、「次はクリアできるんじゃないかな」って思わせてくれるんですよね。
「ハデス」を繰り返し遊びたくなる理由を簡単にまとめると、
- 軽快すぎるアクション
- ゲームオーバーになっても進行する緻密なストーリー
- 多彩すぎる強化要素
といった感じです。
本作をプレイして、ローグライク。及びローグライト系のゲームはまだまだ可能性を秘めているんだなと思いましたね。
5位
エンダーリリーズ
第5位は、「エンダーリリーズ」です。
本作はか弱い少女、リリィを操作していく探索型2Dアクションゲームで、滅びた王国の謎を解き明かしていくのが目的となっています。
このゲームはぼくにとって、良いとこ取りの作品でしたね。
ぼくは「メトロイド」のような探索型の2Dアクションゲームや「ダークソウル」のような手応えのあるダークファンタジーなゲームが好きなんですが、「エンダーリリーズ」はこれらの要素を見事に融合しています。
迷路のように入り組んだマップを探索したり、様々な技を駆使して強敵と戦ったり。
「メトロイド」や「ダークソウル」で面白かった部分を吸収したような作りとなっています。
でも、中にはこう感じた方もいないでしょうか?
などなど、既視感を持たれてしまった方もいるかもしれませんね。
確かに全く新しいゲームではないんですが、味付けが絶妙なんですよ。
キャラクターの操作感は軽すぎず、重すぎずで丁度良い感じですし、難易度も難しすぎず、簡単すぎずで絶妙なラインを突いています。
プレイしていると強敵に遭遇して絶望することがあると思いますが、攻撃を繰り出す前には目が赤く光るようになっているので、落ち着いて戦えば勝てるように調整されています。
また、世界観も完全なダークとは言えず、随所で幻想的なエリアがあったり、主人公の少女は可愛らしいので、とっつきやすさも持たせているなと思いました。
この手のゲームって世界観が暗すぎたり、操作感が重すぎたり、マップの構造が複雑過ぎたりと特定の層だけに向けて作られることが多いので、最大公約数的な作りにしているのは珍しく感じます。
このように「エンダーリリーズ」は多くのゲーマーが好む作りとなっているんですが、それ以上に素晴らしいのが世界観です。
「死の雨」によって滅びた王国は悲壮感に満ち溢れていて、各エリアのボスを倒すと回想シーンが挿入されます。
そして、断片的だったストーリーが繋がっていくんですが、それがもう、切なくてたまらないんですよね。
面白いゲームではありますが、プレイしている時の感情は”楽しい”というよりは”悲しい”が適切に感じます。
ダウンロード専売タイトルで、価格は税込み2,728円となっていますが、クリアまで20時間近くかかるので、価格以上の満足感を味わえました。
4位
スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド
第4位にランクインしたのは、「スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド」です。
本作はマリオたちが活躍する3Dアクションゲームで、Wii Uで発売されたタイトルに追加要素を加えた内容となっています。
このゲームは3Dマリオ好きとしては今後の展開が楽しみになる作品でした。
内容としてはWii Uで発売された「3Dワールド」の移植版と新作の「フューリーワールド」の二部構成なんですが、追加要素が最高なんですよね。
特に新作の「フューリーワールド」はマリオ初のオープンワールドゲームとなっているので、次世代のマリオを垣間見ることができました。
見渡す限りどこでも行ける。
そんなゲームを3Dマリオで実現したらどうなるのか?
ずっと前から想像していたので、「フューリーワールド」で形になったのは大変嬉しく感じます。
あくまでも「3Dワールド」がメインのタイトルなので「フューリーワールド」自体のボリュームは控えめですが、完全クリアまでの8時間。
至高の時間を過ごすことができましたし、それ以降も2周目を始めるなどして楽しんでいました。
各地でネコシャインを集めていく探索要素、段階的に変化していく各エリア、プレッシーに乗っての高速移動。
従来の3Dマリオで見られた要素をオープンワールドに上手く落とし込んでいるので、新鮮に楽しむことができました。
フューリークッパの攻撃が鬱陶しかったり、解像度が若干低いなど、気になる点が全くない訳ではありませんが、もっとボリュームアップした新作を早く遊びたいと思わせてくれる内容でしたね。
もう1つの「3Dワールド」にしてもオンラインの離れたフレンドと一緒に遊べる機能が追加されましたし、イタレリツクセリな内容だと思っています。
面白い3Dアクションゲームで遊びたい。
そんな人が身近にいた場合、ぼくは本作と「スーパーマリオ オデッセイ」をまずはおすすめします。
3位
ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD
第3位は、「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」です。
本作は空に浮かぶ浮島スカイロフトを舞台にしたアクションアドベンチャーゲームで、騎士学校で騎士を目指す青年、リンクの冒険を描いています。
内容としては2011年にWiiで発売されたタイトルのリマスター版で完全新作ではないんですが、思い入れのある作品なので3位に入れさせていただきました。
「スカイウォードソード」、大好きなんですよ。
コントローラを剣や盾に見立てて振っていくアクション性とか、仕掛けがギューギューに詰め込まれた濃密なフィールドとか、感動的なストーリーとか。
どの要素も妥協なく作り込まれているので、とんでもない作品が生まれたと思いました。
しかし、国内での売上は36万本と伸び悩んでしまい、内容の良さが評価されず、歯がゆい思いをしていたんですね。
あれから10年。
Switchでパワーアップした「スカイウォードソード」が発売になることが発表された時は飛ぶように喜びました。
グラフィックはSD画質からHD画質に。フレームレートは30fpsから60fpsに。
操作モードはモーション操作に加えてボタン操作が追加。
さらにはメッセージのスキップ機能やロード時間の短縮、amiiboの対応など、細かい部分まで手を加えられていたので、Wii版と何が変わったのか比較しながら楽しみました。
そんな「スカイウォードソード HD」ですが、今作から始められた方も多いようで、発売時は新作並みに盛り上がったのも嬉しく感じました。
任天堂としても宣伝に力を入れていて、限定デザインのJoy-Conやamiiboを発売したり。
日本コロムビアからは10年越しのサウンドトラックも発売されたので、ゲームだけではなく、グッズ展開やSNSでの盛り上がりも含めて楽しんでいました。
Wii版が発売されてから10年。
まさか、今になって「スカイウォードソード」がこんなにも盛り上がるとは思いませんでした。
2位
モンスターハンターライズ
第2位にランクインしたのは、「モンスターハンターライズ」です。
本作は仲間と協力して指定されたモンスターを狩っていくアクションゲームで、クエストを受注して進めていきます。
ぼくが本作を2位にした理由としては2つあって、1つめは和風の世界観が好きだからです。
世界観が和風のモンハンは過去にも発売されましたが、拠点となるカムラの里が最高なんですよね。
BGMは歌付きの癒やされるものですし、食事場の付近には桜が咲いているので、2021年はカムラの里でお花見を楽しんでいましたw
2021年も某・ウイルスの影響によって外出がほとんどできませんでしたからね。
「モンハンライズ」を2位にした2つめの理由は、モンハンの美味しいところだけを抽出したような内容になっていることです。
縦横無尽に飛び回れる「翔蟲」、フィールドを高速移動できる「オトモガルク」。
本作から加わった新要素を駆使すればフィールドを快適に移動できるので、従来の作品よりも狩りに時間を割けるようになりました。
モンハンと言えば狩りです。
大型モンスターの激しい攻撃を避けた後に反撃する。
これを繰り返し、倒したモンスターの部位を剥ぎ取って強い装備を作成することに面白さの重点が置かれています。
本作では狩りを快適に楽しむための気配りが行き届いているので、ストレスなく楽しむことができました。
反面、過去作では40分かけて行っていたことを20分に短縮できてしまい、クリアまでのプレイタイムが短くなってしまったんですけどね。
プレイタイムの長さよりも”濃さ”を求めている者としては素晴らしい作品だと思っています。
完全クリアまでに数百時間かかるゲームもそれはそれでコスパが良いと思うんですけどね。
その間に味わえる体験はマチマチですから、引き伸ばすのであれば縮めてほしいと思っています。
もちろん、やり込み要素がもっとほしいという意見もわかるので、そういう意味で2022年に配信予定の大型追加コンテンツ「サンブレイク」は楽しみですね。
「モンハンライズ」のアクション性をベースにどんな追加要素を楽しめるのか?
期待しています。
1位
メトロイド ドレッド
そして第1位となったのは、「メトロイド ドレッド」です。
本作は未踏の地に赴(おもむ)いた銀河最強のバウンティハンター、サムスが主人公の探索型2Dアクションゲームです。
このゲームは個人的には2021年にプレイしたSwitchソフトの中で最もハマりました。
ここまで読んでくださった方はお気付きだと思いますが、ぼくは難易度が高く、探索要素が強いゲームが大好きだったりします。
そういう意味で「メトロイド ドレッド」はドストライクでしたね。
マップが入り組んでいるのは言うまでもありませんが、難易度は非常に高く、終盤には数十回のミスが当たり前になるほど苦戦しました。
念のために触れておきますが、本作は任天堂製タイトルです。
任天堂と言えば初心者に優しいゲームを作ることに定評があるので、今の時代にこんなにも難しいゲームを出してくるとは思いませんでしたし、遊んでいて嬉しくなりました。
まさか、ファミコンのゲームで体験した鬼畜さを令和の2021年に、任天堂のゲームで体験できるとは思いませんでしたよ 。
ここまでの話を聞かれた方の中には
と思われるかもしれませんが、そこは2021年のゲームです。
ロード時間が短かったり、操作が軽快だったりするので、ミスをしてもストレスを感じないように作られています。
また、難しいとは言っても決して理不尽なものではなく、敵の攻撃はよく見れば避けることができるので、上達する楽しさを味わえました。
難しいけどストレスを感じない。
そんなゲーム、狙って作るのはなかなかできないことなので、プレイ中は感動しました。
極めつけとなるのがストーリーです。
本作のストーリーは2003年に発売されたGBAソフト「メトロイド フュージョン」の続きを描いており、過去作で疑問だった伏線が回収されるようになっています。
このストーリーがですね、シリーズファンにとってはたまらないんですよね。
1年とか、2年とかならまだしも、20年、30年も前に発売された作品の伏線が回収されるのですから、プレイ中は「よくまとめてくれた!」と思いました。
そういうファン補正も含めての1位になりますが、単純に探索型2Dアクションゲームとしても秀逸なので、本記事で興味を持った方はぜひプレイしてみてください。
全体のまとめ
以上!ぼくが選ぶニンテンドースイッチの2021年面白かったゲームランキングでした!
総合的に見ると、2021年は粒揃いの年でしたね。
満点を付けたくなるほどの傑作は少なかったものの、85点以上の良作は多く、充実したゲームライフを送ることができました。
ちなみに評判が良い「新すばらしきこのせかい」も購入したんですが、まだ序盤しかプレイできていないのでランキングに入れませんでした。
ランクインを期待してくださった方がいましたら申し訳ありません。
来年の早い段階にはクリアしたいと思っていますので、機会があれば別の記事で紹介したいと思います。
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