キングダム ハーツ – HD 1.5+2.5 リミックス-/PS4
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2017年3月に発売されたPS4「キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス」のレビューをしていきます。
本作はアクションRPG「キングダム ハーツ」シリーズを6作収録したコレクションパッケージですが、ぼくがシリーズファンになるきっかけを与えてくれました!
本作をプレイすることでシリーズのストーリーを把握できるようになり、ゲームプレイだけではなく、ストーリーの深みも味わえるようになったんです。
収録されているすべての作品をクリアするまでには膨大な時間がかかりますが、今ではプレイして良かったと思っています。
そんなPS4「キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス」の良いと思った点からまずは書いていきましょう!
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- 「キングダム ハーツ」シリーズを6作収録したコレクションパッケージ。
- 6作品のうち2作品は映像作品。
- 単に収録しているだけではなくオリジナル版から解像度やフレームレートも向上している。
初リリース日 | 2017年3月9日 |
対応ハード | PS4 |
ジャンル | アクションRPG |
推定クリア時間 | 100時間(全タイトル合計) |
売上 | 初週6.3万本/累計27.1万本 |
発売元 | スクウェア・エニックス |
良いところ
シリーズ6作の物語を楽しめる
本作には以下の6作が収録されています。
- キングダム ハーツ ファイナル ミックス(2002)
- キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ(2007)
- キングダム ハーツ 358/2 Days(2009)
- キングダム ハーツII ファイナル ミックス(2007)
- キングダム ハーツ バース バイ スリープ ファイナル ミックス(2011)
- キングダム ハーツ Re:コーデッド(2010)
「358/2 Days」と「Re:コーデッド」は映像作品になりますが、それ以外の4作はリマスター化して収録されているんです!
これ一本で歴代シリーズ4+2作をまとめて楽しめるとはなんてお買い得なのでしょうか!?
いずれも古い作品とは言え1080p/60fpsになって生まれ変わっているので定価(約7,000円)を遥かに上回るほどの価値を感じられました。
プレイアブル作品で個人的に好きな順番はRe:チェイン オブ メモリーズ>バース バイ スリープ>初代>2になります。
でも、おすすめはバース バイ スリープ>2>初代>Re:チェイン オブ メモリーズという順になりますね。
様々な付加価値を収録!
スクウェアのゲームと言えば完全版商法が恒例でした。
「キングダム ハーツ」シリーズも例に漏れず、無印版の発売から1年後には要素を追加した「ファイナル ミックス」が発売されたものです。
本作に収録されているタイトルはすべて「ファイナル ミックス」仕様のうえに日本語音声なので、そういう意味でも価値を感じられました。
各作品には追加ボス、ダンジョン、イベント、ムービーなどが用意されているので、無印版しかプレイしていない方は追加要素に触れるチャンスでもあります。
ぼくの場合、「キングダム ハーツ バース バイ スリープ」の無印版をプレイしていたので「ファイナル ミックス」の追加要素を堪能出来ました。
「キングダム ハーツ バース バイ スリープ」の「ファイナル ミックス」ではフィールドを探索していると王冠のステッカーが設置されているので探索が楽しい♪
壮大な物語を堪能できる!
「キングダム ハーツ」シリーズと言えば各作品が繋がっていることも特徴だったりします。
それ故に途中からは入りにくい印象でしたが、本作をプレイすれば一通りのストーリーを把握することができるんです!
以下、収録タイトルのストーリーに関する感想を簡単にまとめていきます。
キングダム ハーツ ファイナル ミックス(2002)
物語の中心となるソラとリク、カイリの原点が分かる作品。ソラの声があどけないw
キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ(2007)
初代のその後を描いた作品。ストーリーの構成はシンプルであるものの何気に重要な立ち位置の作品。
キングダム ハーツ 358/2 Days(2009)
ソラの敵となるXIII機関側のストーリーを描いた作品。
映像作品ですが、これを見るのと見ないのでは「II」のストーリーに関する理解度がガラッと変わります。
キングダム ハーツII ファイナル ミックス(2007)
シリーズ最大級のストーリーを描いた作品。
風呂敷を広げ過ぎている感はあるものの本作の存在によって様々な伏線が張られました。
キングダム ハーツ バース バイ スリープ ファイナル ミックス(2011)
「II」から一転して「I」の約10年前を描いた作品。
一見すると切り離して考えがちですが、上記の作品に触れてからだと登場キャラに関する見方がガラッと変わります。
今作で初登場したキャラクターは後の作品では見られませんでしたが、最後にはその理由も明らかになりました。
キングダム ハーツ Re:コーデッド(2010)
「II」のその後を描いた作品。「II」で謎だったいくつかの伏線を回収していますが、3時間の映像作品としては中だるみがorz
ほぼ統一されたクオリティで楽しめる!
本作に収録されているタイトルは2002年から2011年に発売されました。
これだけの歳月が流れていると映像面でのクオリティに差が出てくるものですが、本作の場合はほぼ統一されています。
これって地味に凄いことだと思うんですよ。
どうやら解像度やフレームレートを上げるだけではなくモデリングにも手直しを加えているようで、クオリティを統一させるために見えない苦労が多いみたいです。
基本的なクオリティは初代で使用されたハイモデルをリマスター化したような感じ。
PS4基準で見ると多少のカクつきが気になってきますが、それでも生き生きとしている感じは伝わってきます。
2002年の段階でここまでのモデリングを作り上げてくるとは・・・当時のスクウェアがいかに凄かったのか再確認しました。
惜しいところ
ストーリーがマンネリ化する部分が散見される
壮大なストーリーが描かれている「キングダム ハーツ」シリーズ。
全体的には面白いと思いますが、マンネリを感じてしまうこともしばしばありました。
一番大きいのが、記憶やデータなどという設定を利用して同じような展開が3回も続くこと。
「Re:チェイン オブ メモリーズ」や「Re:コーデッド」では初代で訪れたディズニーワールドで展開される物語が再現されます。
シチュエーションは多少違いますが、基本的にはディズニーの無難なストーリーが繰り返させるのでマンネリ感がありました。
「Re:コーデッド」は映像作品ですが、これがプレイアブル作品として収録されていたらスキップしていたかもw
収録タイトルによって宝箱を開けるボタンが違う
プレイアブル作品ではフィールドを探索して宝箱を開ける要素が存在します。
しかし、作品ごとに宝箱を開けるボタンが○だったり△だったりするのでややこしいんです!
困るのが、△ボタンを押すと魔法を放つ作品が存在すること。
その場合、○ボタンでしか宝箱が開かないのでいつもの癖で△ボタンを押すと魔法が暴発しますw
全作品をクリアするのに時間がかかり過ぎる
これは良くも悪くもですが、全作品をクリアするのには相当な時間が必要です。
少なく見積もっても約100時間。
じっくり楽しもうと思ったら150~200時間はかかります。
1つのパッケージタイトルとしてみたらお買い得ではありますが、「III」に備えて予習をしたい人にはあまりにも重い内容です。
ゲームは他の娯楽と比べて時間を消費しやすい傾向にありますが、ストーリー重視のシリーズになるとそれが裏目になってしまいますね・・・。
しかも「キングダム ハーツ」シリーズの場合、本作の他に「2.8」もプレイしないと「III」の予習は完全にはできないのだから恐ろしい。
全体のまとめ
とにかくコストパフォーマンスが半端ないコレクションパッケージ。
PS3で発売された「1.5」「2.5」をセットにしてブラッシュアップしたパッケージに過ぎませんが、まとめて収録されることでシリーズのストーリーを一気に楽しめる恩恵を味わえました。
「III」の予習を完全にするためには本作の他に「2.8」も必要になってきますが、本作をプレイすればシリーズの大まかな流れは把握出来ます。
個人的には本パッケージで収録タイトルを通してプレイすることでシリーズのファンになれました!
シリーズ自体は本パッケージに触れる前からプレイしていたんですが、ストーリーを把握出来なくて心から「好き!」とは言えなかったんですよ。
でも、初代で原点を知り、「Re:チェイン オブ メモリーズ」で独特な戦闘にハマって前後のストーリーを把握したことで”好きなシリーズ“になれました。
収録タイトルをすべてプレイするのにかなりの時間を費やしてしまいましたが、本作を購入して本当に良かったです!
ぼくがシリーズファンになるきっかけを与えてくれた超お買得パッケージ!
こんな人には特におススメ。
・シリーズを追いかけたい人。
こんな人にはおススメできない。
・時間がない人。
キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約120時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
PS3版もそうでしたが、クリアすると各タイトルのテーマをダウンロードできるのも地味にいいですよね。
嬉しいおまけですよね!
PS4のテーマはなかなか変えていませんが、どれか選択したくなりました!
テーマ、嬉しいですよねー。でも、COMだけは諦めてしまいました‥(笑)
ボリュームが良い意味でも悪い意味でも特徴ですね。シリーズの振り返りにはうってつけですが、短期間に遊ぶと食傷気味になるかもしれませんね。元々はps3で別パッケージが一緒になった訳ですし。
僕は個別には1は途中でリタイヤ。2はクリアしていましたが、いろんなハードでシリーズ展開しているものが集まって発売されるのは有難く感じました。
こんなにもボリュームがあるパッケージタイトルはそんなにないと思います。
1作品だけでも大作クラスになりますから(汗)
ぼくも本作が発表された時は感謝の気持ちでいっぱいでしたね♪
PS4版ではこのソフトだけでキンハーⅠとⅡが楽しめるのはいいですね〜。
ダンロン1+2みたいwww
ボリュームはめちゃくちゃあるのは言わずもがなですね。
僕だと他のゲームやアニメなどを我慢した状態で半年以上遊べちゃうかも。
まぁこのパッケージとキンハーⅢを合わせて購入して遊んでみたくなりました。良くも悪くもⅠやⅡはずっとやってみたかったゲームですから。
358/2はムービーしかないのかよ〜。僕が初プレイしたキンハーシリーズなのに!
そもそもDSでこんなサブキャラのスピンオフを最初に展開したのは正直、展開の仕方がおかしいと思ってましたけどね(^_^;)
「ディズニーのワールド行けないのかよ〜(半ギレ)」:当時の自分
「チェインオブ〜」や「コーデッド」でも変に話をつなげさせてるのは考えものですよね。そもそもこのソフトたちはもとがGBAやモバイル版のゲームだからばっさり話が一つに完結している外伝でよかったと思います。
話を各作品でつなげてしまううえに当時はPS2、GBA、DS、モバイルとばらばらに展開されていたので正直とっつきが悪かったです。
今はそのぐちゃぐちゃした作品群をPS4一本で遊べるようにしたのでとっつきがかなりマシになりましたね(^^)
「I」と「II」が一枚のディスクに収録されるのは今作が初になりますからね~。
その気になれば半年持つほどのボリュームだと思います。
DSで展開された作品はリマスター化する時間がなかったようで映像作品で済まされてしまいました。
でも、映像作品を見てDS版もプレイしたと思いたくなりましたよ~!特に358/2はどんな感じなのか気になっています。
映像作品では戦いの描写が殆どないから完全には感情移入出来ない部分があったんですよ。確かに本作をいきなりDSで展開するのは無理があるかもw
野村さんとしてはバッサリ切り離しているつもりなんだと思いますが、どうしてもファンサービスでどこかを繋げてしまいたくなるのかも。
とは言え今は1つのハードで全タイトルを楽しめるようになったので良かったです!
ボリュームは凄いですよね。自分は発売日に購入しましたが初代キングダムハーツの序盤を少しプレイした後、中々手が出せなくて1年くらい放置してました。笑
しかしここまで多くのゲームの本数に跨ってストーリーが展開しているシリーズはあまり無いので、一本のソフトで6本分のゲームのストーリーを体験出来るのはとてもお買い得だと思いますし、実際に壮大なストーリーを体験出来てこのシリーズを好きになれたので購入して良かったなと思いました。
ここまでボリュームがあるゲームもそうそうありませんよねw
本作をプレイしてストーリーが繋がっているゲームの魅力を改めて感じられました。
1作品で描けるストーリーの規模にも限界がありますから、6作以上に渡って壮大なストーリーを描くのもそれはそれでありなんじゃないかと。
いずれこの辺りの魅力を語っていきたいですね~
Reコーデットは、358の成長システムとBbSの戦闘のいいとこ取りしてブラッシュアップさせた感じで、アクション自体は結構面白かったです
なるほど・・・シリーズが好きになったので、忘れた頃にいつかプレイしたいです♪