ジラフとアンニカ/PS4 / Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2020年8月に発売されたPS4/Switch「ジラフとアンニカ(Giraffe and Annika)」のレビューをしていきます。
本作は猫耳少女のアンニカが主人公のアクションアドベンチャーゲームですが、N64/GCの3Dアクションゲーム好きには最高の癒し薬でした!
ぼくはこのブログでN64やゲームキューブの3Dアクションゲームが好きであると何度も公言しています。
スーパーマリオ64、ドンキーコング64、ゼルダの伝説 時のオカリナ、ゼルダの伝説 風のタクト etc…
本作をプレイしていると、これらの3Dアクションゲームを楽しんでいた少年時代が思い浮かんできます。
明るい世界観、程良い広さの箱庭マップ、リアリティより利便性を重視して設置された施設 etc…
最近のAAA級タイトルにはない良さが詰まった作品で、昔の3Dアクションゲームが好きな人にほどおすすめしたい作品です。
ここからはそんなPS4/Switch「ジラフとアンニカ」について詳しく語っていきます。
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- 不思議な島「スピカ島」を舞台にした3Dアクションゲーム。
- ストーリーを進めて5つのダンジョンを攻略していく。
- ダンジョンの最奥に潜むボスとの戦いはリズムゲーム形式。
初リリース日 | 2020年8月27日 |
対応ハード | PS4/Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 6~10時間 |
発売元 | PLAYISM |
目次
良いところ
優しくて明るい世界観
「わぁ・・・いいなぁ」
本作をプレイして真っ先に惹かれたのが、優しくて明るい世界観です。
モクモクした入道雲、青すぎる空、黄緑に輝く草原。
近年発売された3Dアクションゲームとしては珍しいくらい色彩豊かな調整がなされていて、目的もなしに各地をウロウロするだけでも楽しくなってきました!
そんな世界観をさらに彩るのがBGM。
島の中で流れるBGMは子守唄のような優しさが溢れていて、疲れたぼくの心を包んでくれました。
イメージ的には天国に来たかのよう。
嫌なことがあった時、仕事に疲れた時、本作をプレイするとメンタルが回復するかも!?
世界観にマッチしたコミック風のイベントシーン
本作のイベントシーンはコミックのような形式で作られています。
つまり、シーンに合わせて2Dキャラクターのイラストが挿入され、その上にテキストが乗っかる感じですね。
3Dポリゴンによるイベントシーンと比べて迫力は落ちますが、その分、イラストだからこそ描ける生き生きとした感じがよく現れています。
特に漫符を使った演出はコミック風の形式だからこそ実現できたのではないでしょうか?
なんでも本作を手掛けたスタッフはDS「押忍!闘え!応援団」にも携わっていたらしく、同作品で見られたコミック風のイベントシーンを今回も採用したようです。
DS「押忍!闘え!応援団」とPS4/Switch「ジラフとアンニカ」は作風が全く異なる作品なので、こんなところで繋がるとは思いませんでしたw
徐々に広がる行動範囲
本作はアドベンチャーゲームの色が強く、ストーリーの進行に合わせて行動範囲が広がる形式になっています。
例えば困っている人の頼みごとを解決するとしましょう。
すると、鍵が手に入り、それまで行けなかったところへ行けるようになります。
ゲームを始めて間もない頃、島の中を探索していると不思議な場所がいくつも見つかると思いますが、ストーリーを進めていくと意味がわかってくるかも!?
このような進行形式のゲームは20年、30年も前から溢れているので古典的ではあります。
ですが、近年はオープンワールドゲームが台頭し、プレイヤーが攻略ルートを好きなように選べるようになってきたので、進行ルートが固定化されている3Dアクションゲームはむしろ新鮮に感じました。
進行ルートが固定化されていると詰まった時にストレスを感じてしまいますが、一方では解法がしっかりしているのでこれはこれで好きです。
ジャンプアクションが楽しいダンジョン攻略
本作の舞台となる「スピカ島」には5つのダンジョンが存在します。
島での進行形式が「ゼルダの伝説」のようなアドベンチャー形式だったので、
と思いましたが、違いました!
多くのダンジョンは奥へ奥へと進んでいく形式となっていて、敵の攻撃を避けながらジャンプアクションで飛び移っていくアスレチックがメインとなっています。
時にはトロッコに乗ってシューティングゲームを行ったり、スイッチを押して仲間と協力して奥へ進むこともあるので、N64の「スーパーマリオ64」や「ドンキーコング64」を彷彿としました。
「ゼルダの伝説」のような謎解きに期待すると肩透かしを食うかもしれませんが、3Dアクションゲーム好きとしてはこれはこれで面白く感じます。
世界観にマッチしたリズムゲーム
ダンジョンの最奥にはボスが潜んでいます。
普通のゲームでしたら近接武器などで戦うものですよね?
ところが本作ではリズムゲームで勝敗を競います!
と思いましたが、本作の作風を思うとこれが正解に感じます。
というのも猫耳少女が武器を振ってボスを叩く形式にすると暴力的に感じてしまい、優しさが薄れてしまうように感じるからです。
リズムゲームにして相手の攻撃を跳ね返すような感じでしたら暴力的な印象が薄れるうえに爽快感も味わえるので、プレイしていて「なるほど」と思いました。
ちなみにリズムゲームのヒット音はデフォルトだと控えめで爽快感が薄くなっています。
オプションからヒット音量を大きくすることもできるので、もし、爽快感が薄いと思ったら調整してみてください。
随所で感じられる懐かしさ
本作をプレイしていると懐かしく感じます。
それは進行形式やゲーム性が古典的であることも大きいんですが、リアリティよりも機能性を重視している点からも感じられました。
最近のゲーム(特にAAA級タイトル)はリアリティを追求するあまり、ゲーム的な面白さよりも世界観との整合性を重視し過ぎていると思うんです。
一方、本作の場合、時にはリアリティを無視して機能性を優先しているように感じました。
代表的なのがベット。
ベットを調べると朝か夜まで時間を進めることができます。
便利ではあるんですが、ダンジョンの前に設置されていたり、他人の家にあるベットで寝ることもできるんですw
許可もなしに他人の家で寝るのは倫理的に問題ありますが、そうは言っても時間を進められて便利なので、ついつい寝てしまいますw
他にもセーブポイントが都合良く設置されているなど、昔のゲームみたいな機能性を重視して作られており、その点も懐かしく感じました。
同じようなことをフォトリアルなAAA級タイトルでやったら叩かれてしまうと思いますが、本作のようにアニメ調の世界でしたら違和感はありません。
探索が楽しい!
各地には「猫絵」などの収集アイテムが隠されています。
ダンジョンやフィールドでこれらの収集アイテムを集めるのが楽しく感じました。
ポイントなのが、収集アイテムが隠されている場所の近くには落書きが描かれていることです。
この落書きを頼りに進めば割と簡単に見つけられるので、程良い探索を楽しめました。
もう少し難しくしても良い気はしますが、マップの広さを考慮に入れると良いバランスに感じます。
惜しいところ
後半からハードになるジャンプアクション
ダンジョンはアスレチックを中心に構成されていますが、後半はやや難しく感じました。
というのもダッシュしながらジャンプしないと届かない穴が増えるからです。
N64「スーパーマリオ64」で例えるなら走り幅跳び。
FC「スーパーマリオブラザーズ」で例えるならBダッシュしながらジャンプを行うことになるので、難易度が急激に上がった感じがしました。
3Dアクションゲーム慣れしている人ならまだしも、慣れていない人でしたら距離感が掴めず何度も崖から落ちてしまい、ストレスを感じてしまうかも知れません。
全体の難易度は控えめで、割とサクサク進めるんですが、この点に関してはやや尖っている印象です。
やや安っぽい
あまり予算をかけられないのか、キャラクターの動きはやや安っぽく感じました。
移動時は歩いていると言うよりは滑っているという感じですし、フィールドのオブジェクトもゲームエンジンのプリセットをそのまま使っている感じがします。
個人的には1時間もプレイすれば「こんなもん」といった感じで慣れましたが、最近のゲームに慣れている場合、第一印象は微妙に感じてしまうかも知れません。
ジラフとアンニカのレビューまとめ
新作でありながらもノスタルジーに浸れる作品。
N64やゲームキューブの3Dアクションゲームが大好きで、心が疲れてしまっている方にぜひおすすめしたい作品です。
最近のAAA級タイトルにはない味付けがなされていて、優しい世界観なので、良い息抜きになれました。
クリアまでのプレイタイムは10時間以下と控えめなので、気軽に手を出せるのも嬉しく感じます。
N64/GCの3Dアクションゲーム好きには最高の癒し薬!
こんな人には特におススメ。
・N64/GCの3Dアクションゲーム好き。
・癒やされたい人。
こんな人にはおススメできない。
・殺伐としたゲームが好きな人。
おまけ:予約特典を紹介!
予約特典の「アンニカノート」。
内容を大まかに言うと、設定資料集+ノートです。
世界観やキャラクターが魅力的な作品なので、設定資料集でアートワークを確認できるのは嬉しいですね~。
ノートの空白部分は勿体なくて使えませんw
ハサミで切り取っておみくじもできますが、これも勿体なくて(ry
予約特典としては「サウンドトラック」もあります。
ピクチャーレーベルであるうえに16曲も収録されているのでサービス抜群ですね!
アンニカノートと合わせて1,000円くらい得した気がしますw
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アルフ「エスカさん、随分可愛らしい女の子が来ましたね。」エスカ「うん!すごくかわいいよね!なでなでしたいなー!」マリオ「あの子も色々冒険したんだね。僕も冒険家だから分かるよ。大変だっただろうね。」あき穂「これからはあの子も仲間なんだね。仲良くしたいなー。」