【発売直前】スーパーマリオRPGの追加要素と注意点まとめ

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

みなさんはこれからどんなゲームを買われますか?

色々あると思いますけど、個人的に期待しているのが今回紹介する「スーパーマリオRPG」です。

このゲーム、元々はスーパーファミコンで発売された作品で、非常に高く評価されています。

YouTubeチャンネル「KENT for 任天堂ゲームレビュー」のコメント欄でも

20数回はクリアしてる!もはや「RPGはこうやって進めたら良いんだよ」って楽しく教えてくれる教材。

ミニゲームも楽しかったし、当時のスーファミであれだけ立体的に動けるマリオも操作していて楽しかった

など、絶賛の声が相次ぎました。

しかし、色んな事情でリメイクすることができず、10年20年が経過。

当時遊んでいた子供も大人になり、リメイクの希望を失う方も増えていきましたが、2023年11月。

まさかのリメイク版が発売されることになりました!

そこで、本記事ではスーパーファミコン版からどう変わったのか?

そもそも「スーパーマリオRPG」とはどんなゲームなのかを紹介します。

後半では購入前の注意点も挙げていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

スーパーマリオRPGとは?

まずは「スーパーマリオRPG」の概要を簡単に紹介します。

本作はマリオが活躍するアクションRPGで、いつもとはちょっぴり違う冒険を繰り広げていきます。

特徴的なのが、アクションゲーム的な感覚でRPGを楽しめることです。

RPGといえば戦闘を繰り返してレベルを上げていくものですよね?

本作ではその辺りを踏襲したうえでマリオらしいアクション要素を付け加えています。

戦闘中にタイミング良くボタンを押すと相手に与えるダメージが増やすことができたり、逆に攻撃を受けた時のダメージを減らすことができたり。

アクションゲームのような感覚で楽しむことができます。

その一方でストーリーはRPGっぽくなっていまして、従来のマリオゲームよりもドラマ性が増加。

各キャラクターの細かい心理描写が描かれるようになり、ストーリーが二転三転するようになりました。

そんな「スーパーマリオRPG」ですが、スーパーファミコン版は絶賛の嵐で、テレビゲーム総選挙でも69位にランクインしています。

一体、何が凄いのでしょうか?

ここからは「スーパーマリオRPG」の魅力を語っていき、Switch版からの追加要素にも触れていきます。

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スーパーマリオRPGの注目点

その1:任天堂とスクウェアの持ち味が融合

1つめの注目点は、任天堂とスクウェア(現スクウェア・エニックス)の持ち味が融合していることです。

みなさんは任天堂とスクウェアにどんな印象を持っていますか?

例外はありますが、任天堂は心地良いアクションゲームの開発を。

スクウェアは重厚長大なRPGの開発を得意としています。

本作ではそんな両社がタッグを組んでいまして、それぞれの持ち味が活かされています。

マリオらしいコミカルなアクションはもちろん、スクウェアの作風も融合していまして、唯一無二の作品を作り出すことに成功しました。

代表的なのがストーリーです。

マリオのストーリーと言えばクッパにさらわれたピーチ姫を救うという物が多いですよね?

本作も冒頭はいつものような感じなんですが、クッパとの戦いを終えてからは状況が一変。

クッパ城に突如、巨大な剣が突き刺さり、その衝撃で吹き飛ばされたマリオはあらためてピーチを探しに行くことになります。

そして、マリオはその道中、世界に起こってしまった異変を知ることになり、冒険の途中で出会った仲間たちと世界を救うことにします。

ちょっぴり泣き虫の「マロ」、自称天空の使者である「ジーノ」。

さらに中盤ではお馴染みのキャラクターも仲間になるという従来の作品では見られなかったストーリーが展開されます。

イメージ的にはTV版「ドラえもん」に対する劇場版「ドラえもん」のような感じでしょうか。

「ドラえもん」ってTV版ではジャイアンやスネ夫がのび太をイジメることが多いんですけど、劇場版では良い奴になってのび太と協力して友情を深めるじゃないですか?

その影響でドラマ性が強くなっているので、TV版にはない良さがあります。

「スーパーマリオRPG」も劇場版「ドラえもん」に通ずる笑いあり涙ありの感動的なストーリーが展開されますので、ゲームをクリアする頃には余韻に浸ることができます。

そんな余韻をさらに強めているのが、下村陽子さんによるBGMです。

彼女は「キングダムハーツ」シリーズなどのBGMを担当していまして、ファンタジックで温かい雰囲気の曲を得意としています。

この作風が本作と絶妙にマッチしていまして、従来のマリオゲームとはまた違った魅力を醸し出すことに成功しました。

Switch版の場合、BGMがアレンジ。

原曲の良さを踏襲した豪華な仕上がりとなっていまして、当時のゲーム機では表現しきれなかった音を実現しています。

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その2:アクション性を活かした遊び

2つめの注目点は、アクション性を活かした遊びです。

本作はマリオのゲームですので、RPGとして見るとアクション性が強調されています。

戦闘はターン制コマンド式ではありますが、敵に攻撃が当たった瞬間。

もしくは攻撃を受けた瞬間にボタンを押すとダメージ量が変化しますので、戦いを有利に進めることができます。

特に顕著なのが、スーパージャンプというマリオのスペシャル技です。

この技はジャンプして敵を踏みつけるというマリオらしいものなんですが、タイミング良くボタンを押すことで連続ジャンプができます。

すると、ジャンプが決まった回数に応じてダメージ量が変化。

最大である100回ジャンプが決まりますと、ボスでさえも一撃で倒せることがあります。

こうして聞くと大味なイメージを持たれそうですが、安心してください。

連続攻撃を決める度にタイミングが超シビアになりますので、余程のゲーム名人じゃない限りは初見で何十回も決めることはできなかったりします。

もし達成できた場合、レアなアイテムを入手できますので、腕に自信がある方は挑戦してみてください。

このように本作の戦闘はアクションゲーム的な魅力を持ち合わせていますが、フィールドでもアクション性を活かした遊びが用意されています。

ジャンプで足場から足場へ飛び移ったり、宙に浮いた宝箱を開けたり。

マリオのゲームらしくジャンプが冒険の鍵を握っていますので、フィールドを移動するだけでも楽しくなってきます。

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その3:ミニゲームが充実

3つめの注目点は、ミニゲームが充実していることです。

本作はストーリーを進めていくタイプのゲームではありますが、道中では沢山のミニゲームが用意されています。

例えばこちらのトロッコゲーム。

レールの上を走ってゴールを目指していくんですが、最短クリアが熱いんですよね。

原作の場合、どのタイミングでダッシュするかブレーキするかを考えなければならず、「マリオカート」に通ずる駆け引きを味わうことができました。

用意されているコースは1種類だけですが、最短クリアを目指して何度も挑戦した記憶があります。

他にも川を下ってコインを集めたり、坂を登りながら転がってくるタルを避けたり。

色んなタイプのミニゲームが用意されていますので、楽しみながら冒険を進めることができます。

個人的にハマったのが「ばくれつカブトムシ」です。

このゲームは飛んでくるコウラを撃っていくシューティングで、ハイスコアを目指していきます。

いわゆるインベーダー系のゲームではありますが、高得点を取るには弾があたった時の爆裂を使って連鎖を決めないといけないんですよね。

これが意外と難しく、甲羅が密集している時に弾を発射しないとスコアが伸びなかったりして、他のシューティングゲームとはまた違った駆け引きを味わうことができます。

公式の情報によりますと、Switch版でもしっかりと再現していますので、興味がある方はぜひ遊んでみてください。

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その4:面白い小ネタが満載

4つめの注目点は、面白い小ネタが満載であることです。

ぼくは今までに色んなRPGを遊んできましたけど、こんなにも小ネタが詰め込まれた作品は見たことがありません。

例えば元気に走り回っている子供の頭に乗るとしますよね?

すると、マリオが目を回してフラフラするんですよw

こんな感じで大小様々な小ネタが仕込まれています。

その中にはパロディネタも存在しまして、任天堂のゲストキャラクターも登場するんですよね。

例えばこちらのゴリラさん。

元ネタはドンキーコングなんですが、本作ではドソキーユングという敵として登場しますw

いやぁなんかややこしいですよね。

他にも「ゼルダの伝説」や「メトロイド」「スターフォックス」などなど。

有名な任天堂ゲームネタが盛り込まれていますし、「ファイナルファンタジー」に関するネタもあったりします。

Switch版の場合、どこまで再現されているのかわからないところはありますが、「ファイナルファンタジー」のクリスタラーが登場することは確認されています。

話によると再戦もできるとのことですので、ぜひこの目で確かめてみたいですね。

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その5:グラフィックが大幅に強化

続いての注目点は、グラフィックが大幅に強化されていることです。

映像を見てもわかるように、Switch版はグラフィックが一新されています。

キャラクターは3Dになりましたし、より色鮮やかになりました。

その影響でスーパーファミコン版ではよく見えなかったモンスターの細かいディテールがわかりやすくなっていますので、原作を遊ばれていた場合、

「あ!コイツはよく見るとこんな見た目をしていたんだ!?」

といった感じで新たな発見があります。

例えばこのマルガリータってボス、鳥の頭は被り物で、本物の頭はピンク色の部分なんですね。

いやぁなんかちょっとビックリしましたw

昔のゲームって表現方法が限定されていましたので、ある程度は脳内で補完して遊んでいたものですが、Switch版ではそういった想像が具現化されていそうです。

このようにSwitch版はグラフィックがパワーアップしていますが、動きの面でも強化されています。

例えば敵を倒した時のリアクションが激しくなりました。

敵のリアクションって何気に重要なポイントで、ここがしっかりしているのかどうかで手応えが変わってきますから、そこが強化されているのは嬉しいです!

マルガリータの胸は揺れなくなったけどな

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Switch版の追加要素

ここまで「スーパーマリオRPG」の注目点を紹介していました。

多くはスーパーファミコン版にも言えることですので、わざわざSwitch版を買う必要はないんじゃないか?

そう感じた方もいるかもしれませんが、Switch版は色んな新要素が追加されていますので、原作をプレイされた方にもおすすめしたいです。

というわけで、ここからはSwitch版の追加要素について触れていきます。

まず紹介するのが、アクションコマンドのボーナスです。

味方の攻撃に合わせてタイミングよくボタンを押すとダメージが増えていきます。

この点は原作と変わっていませんが、Switch版の場合、通常攻撃の時にアクションコマンドが“大成功”すればモンスター全体にダメージが発生するようになりました。

結構序盤って全体攻撃の手段が不足していますので、これは地味に有り難いですね。

まあマロくんの存在意義が薄れてしまいそうですがw

あとアクションコマンドが連続で成功するとステータスもアップするようになりました。

どのステータスが変化するのかはキャラクターによって変わりますので、戦略性が増していそうですね。

2つめの追加要素は、3人技です。

アクションコマンドを成功させ続けるとチェインが溜まります。

これを最大まで溜めると3人の力を合わせた強力な技が発動するようになりました。

マリオとマロがクッパクラウンに乗って連携攻撃を繰り出したり、スターピースの力を借りて敵単体に強力な一撃をお見舞いしたり。

仲間の組み合わせによって必殺技が変化しますので、いろんな演出を楽しむことができます。

原作の場合、キャラクターによる格差があったのでメンバーが固定化しやすかった印象ですが、3人技の追加によって積極的にメンバーを入れ替えることになりそうです。

映像を見た感じですと、Switch版は戦闘中にも入れ替えができそうなので、色んな組み合わせを試してみたいですね。

3つめの追加要素は、ボスとの再戦です。

Switch版ではエンディング後に一部のボスと再戦ができるようになりました。

再戦できるのはジョナサンやブッキー、ペパットなどなど。

どのボスも以前と比べて強くなっているようで、トレーラー映像ではブッキーが全員に9,999ダメージを与えるという超強力な全体攻撃を発動しているシーンが挿入されました。

いやぁこれ、どうやって倒せば良いんでしょうかね?w

相当なレベル上げをしないといけないのか?それとも回避できる手段があるのか?気になるところです。

このように再戦できるボスはみんな強くなっていますが、戦闘前には専用のイベントシーンが挿入されることも確認されています。

これ、原作ファンとしては地味に嬉しいです。

というのも本作のボスってみんな個性的でセリフを読むだけでも楽しいんですよね。

サイコパスな性格のブッキーとか、ゲス口調の語尾が印象的なペパットとか。

そんなボスたちの新しいセリフを27年越しに聞けるということで楽しみにしています。

4つめの追加要素は、モンスターリストです。

ここでは戦ったモンスターの情報を確認することができまして、体力や経験値、弱点。

さらにはマロの「なにかんがえてるの」で確認できるメッセージや動き、専用の解説文を閲覧することができます。

まあ最近のRPGではよくある機能ではありますが、「マリオRPG」のモンスターは魅力的ですので、これは何度も見てしまいそうですね。

5つめの追加要素は、BGM切り替え機能です。

本作のBGMは原作からアレンジされていますが、原曲も収録されていまして、システムから切り替えることができます。

もしアレンジが気に入らないようでしたら原曲に切り替えるのも良さそうですね。

また、エンディング後にはサウンドプレイヤー機能が追加。

Switch版、スーパーファミコン版のBGMを好きなだけ聴けるようになりました。

マリオRPGのサントラってプレミア化していますので、これだけでも買う価値があるんじゃないでしょうかね?

そして最後に紹介する追加要素は、エンジョイモードです。

本作では「ノーマルモード」の他に難易度を下げた「エンジョイモード」を選択することもできます。

すると、レベルが上がりやすくなったり、敵を倒しやすくなりますので、サクサク進みたい方にはおすすめです。

難易度はゲーム中にいつでも切り替えることができますので、難しく感じたり、簡単すぎると感じた時は切り替えると良さそうですね。

という訳で追加要素をまとめさせていただきますと、

  • アクションコマンドのボーナス
  • 3人技
  • ボスとの再戦
  • モンスターリスト
  • BGM切り替え機能
  • エンジョイモード

といった感じです。

全体的には初心者向けの要素から上級者向けの要素までバランスよく追加されている印象で、そこはマリオのゲームらしいですね。

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注意点

ここまで「スーパーマリオRPG」の注目点や追加要素について語っていきました。

とても楽しみな作品ではありますか、注意してほしい点が3つあります。

1つめは、忠実なリメイクであることです。

ぼくは原作を何十回もクリアするほど遊び尽くしたんですが、そんな者の視点で本作の映像を見てみますと、あらゆる点を再現しているように感じます。

マップの形からストーリー、モンスターなどなど。

何もかも原作を再現していますので、初めて見た時は感動しました。

しかし、裏を返せば変わっていないということでもありますので、現代のゲームを基準にすると物足りなく感じる恐れがあります。

代表的なのがボリュームです。

実は本作、クリアまでのプレイタイムが20時間程度となっていまして、RPGとしてみたらコンパクトにまとまっています。

イベントシーンはそんなに長くないですし、マップも狭く、レベル上げにかかる時間も控えめですからね。

ですのでドラクエとかFFの最新作みたいなボリュームを期待しますと肩透かしを喰らいますので、そこは注意が必要です。

ただ、誤解のないように言っておきますが、隠し要素や小ネタはふんだんに盛り込まれていますので、そちらも含めたら現代でも満足できる水準にあります。

もしボリュームを求めている場合、隅々まで楽しむと良いでしょうね。

2つめの注意点は、一部の小ネタが差し替えられている可能性があることです。

先ほども話したように、本作には数多くの小ネタが仕込まれています。

しかし、原作が発売された当時と今では情勢が全然違いますので、忠実なリメイク作ではありますが、全てを再現するのは難しそうです。

特に下ネタとか、暴力的なシーンはマイルドなものに差し替えられている可能性があります。

実際、2019年に発売された「ゼルダの伝説 夢をみる島」でも差し替えがありました。

同作のゲームボーイ版では「ピンクのブラジャー」を入手できたんですが、Switch版では「ピンクのネックレス」に置き換わっていたんですよね。

まあこんな感じで「マリオRPG」のリメイク版にも変更点はあるでしょうから、そこは覚悟したほうが良いでしょうね。

3つめの注意点は、原作よりも簡単になっている可能性があることです。

変更点で紹介したように、Switch版では戦闘を楽にする要素が追加されています。

パーフェクトなタイミングでボタンを押すと敵全体への攻撃が可能になっていたり、3人での協力技が使えるようになっていたり。原作よりも技が強力になっています。

これはRPGが苦手な人への配慮だとは思いますが、そもそも「マリオRPG」って難易度が低めと言われているんですよね。

復活できるアイテムが安値で販売されていたり、とあるキャラクターの技が強すぎたり。ゲームを簡単にする手段が充実しています。

Switch版はそのうえで原作よりも技が強化されていますので、高難易度なRPGを求めている場合、物足りなく感じてしまう恐れがあります。

まあ一応、クリア後に戦えるボスは強化されているようですので、手応えを求めている場合、クリア後も遊んでみると良いでしょうね。

というわけでまとめさせていただきますと、

  • 忠実なリメイクである
  • 一部の小ネタが差し替えられている可能性がある
  • 原作よりも簡単になっている可能性がある

といった感じです。

全体的には「当時の雰囲気を楽しみたい人」や「RPG初心者」をターゲットにしている印象ですので、そういった方は満足できるんじゃないかと思います。

一方、「ガッツリ遊べるRPG」を求めていますと、ちょっと物足りなく感じてしまうかもしれませんので、そこは注意が必要です。

「スーパーマリオRPG」は11月17日に発売を予定しています。

当ブログではクリア後のレビューも予定していますので、楽しみにしてもらえると嬉しいです。

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