2010年１１月に発売されたWii「たたいて弾む スーパースマッシュボール・プラス」を
今回はレビューします。Wii「たたいて弾む スーパースマッシュボール・プラス」は、
Wiiリモコンプラス専用の2Dアクションゲームです。
ボールをバウンドさせる楽しさ
本作はWiiリモコンプラスを振ってボールのようなキャラクターを飛ばしてバウンドさせ、
ブロックを壊したり、アイテムを入手してスコアを稼いでいくのが目的です。
ステージはほぼ強制スクロールなので、上手く飛ばさないと取りこぼしてしまいます。
それで面白いのが、リモコンを振る角度によって吹っ飛ぶボールの方向が変化する事。
どこにボールを飛ばしてバウンドさせるのかを予測してリモコンを振るのは
幼い頃によくやったボール遊びを彷彿とさせてくれて童心に帰ることができます。
多彩な仕掛け
全部で３０以上のステージが存在するだけあって、各ステージには様々な仕掛けがあります。
鍵がかかったゲート。中に入ると特定の方向へ吹っ飛ぶ大砲。レール移動するコースター。
さらには操作キャラクターが変身して吹っ飛びにくなったり、体が小さくなったり、
各ワールドの最後には様々な攻撃手段を持ったボス戦が用意されていたりと
飽きさせない仕掛けが満載で、この辺りは任天堂製タイトルらしいですね。
各ステージは３分ほどで終了するので、ついつい次のステージを続けてプレイしてしまいます。
スコアアタックの楽しさ
パワーアップ中は得点が倍増するシステム。入手すると得点が貰えるアイテム。
赤い部分に触れる事でボーナス得点が手に入るゴールシステムなど
テクニックで高スコアを狙えるシステムが満載なので、スコアアタックが楽しいです！
クリアすると、スコアに応じたランクが付けられますしね。
少し頑張ればAランクは取れますが、Sランクを狙うとなかなか難しいです。
多彩なミニゲーム
各ワールドでAランク以上を取る事で、ミニゲームがプレイできるようになります。
用意されているミニゲームは８種類！本編に登場したギミックを上手く流用したミニゲームが満載で、
最大２人での対戦・協力プレイにも対応しているのが嬉しいですね。
１人でもちょっとスコアアタック的なミニゲームとしても楽しめます。
こういったご褒美があると、スコアアタックも頑張ってしまいますね！
ちなみに各ワールドでSランク以上を取ると・・・。
ややテンポが悪い
良いところで紹介したゲーム概要を見て分かるように、本作はカジュアルなゲームです。
にも関わらずややテンポが悪く、特に序盤は余計なムービーが挟まれて邪魔に感じました。
PS2時代によく見られた大作RPGほどではありませんが、
テンポの良さを重視する任天堂のゲームなだけにちょっと気になってしまいます。
思ったように動かせないもどかしさ
モーション操作をフルに活かしたゲームなので、
Wiiリモコンプラス専用とは言え特に最初はなかなか思うように操作出来ません。
バウンドする軌道は複雑なので、完全に予測するのも困難です。
この思うように動かせないもどかしさは、操作の正確性を重視する人ほど不快感を持ってしまいます。
本作はWiiリモコンプラスがセットになって約5,000円となっています。
この価格設定を見て分かるように、本作は小規模なタイトルです。
クリアまでに3時間程度。やり込んでも10時間未満。
価格にすると1,000円強のダウンロード専売タイトルと変わりません。
あくまでも息抜き感覚でプレイするゲームですね。
任天堂のカジュアルゲームにしてはやや作り込みが甘く、外注タイトルなんだなと思ってしまいました。
及第点には達しているので、Wiiリモコンプラスの
おまけとして付いてきたゲームと思えば損は無いできないんですけどね。
こんな人には特におススメ。
・Wiiらしいゲームをやりたい人。
こんな人にはおススメできない。
・操作の正確性を重視する人。
たたいて弾む スーパースマッシュボール・プラス/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約4時間
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