どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2024年発売のSwitchソフト最高傑作を発表します。
今年は任天堂の大作が控えめだったのでSwitchは不作だったと思われがちですが、そんなことはありません!
上位のタイトルは90点超えの傑作ばかりで、とても楽しい1年でした。
ここからは順番に発表していくので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 20位 ルイージマンション2 HD
- 2 19位 プリンセスピーチ Showtime!
- 3 18位 ファミコン探偵倶楽部 笑み男
- 4 17位 クレヨンしんちゃん 炭の町のシロ
- 5 16位 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
- 6 15位 プリンス・オブ・ペルシャ 失われた王冠
- 7 14位 スプラトゥーン3 エキスパンション・パス サイド・オーダー
- 8 13位 デジボク地球防衛軍2
- 9 12位 真・女神転生V Vengeance
- 10 11位 Core Keeper
- 11 10位 ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
- 12 9位 Balatro
- 13 8位 Pizza Tower
- 14 7位 ペーパーマリオRPG
- 15 6位 スーパー マリオパーティ ジャンボリー
- 16 5位
- 17 4位
- 18 3位
- 19 2位
- 20 1位
- 21 全体のまとめ
20位 ルイージマンション2 HD
このゲームは3DSソフトのリマスター版で、基本的には変わっていません。
それどころか本来なら直すべきところも変わっていないので、ベタ移植のように感じます。
そのため順位を低めにしましたが、リマスター化の恩恵が予想以上に凄かったです!
本作はルイージが主人公のアクションアドベンチャーゲームで、ダークムーンを取り戻すべく、ちょっと臆病なルイージがオバケ退治に向かいます。
オバキュームでオバケを吸い込んだり、屋敷に隠された仕掛けを解除したり。各地を隅々まで探索してミッションをクリアしていきます。
そんな本作で映像が綺麗になるとどんな恩恵があるのかと言うと、まずは臨場感が向上ですね。
解像度が上がったことでクッキリ見えるようになったり、ルイージのオーバーオールに縫い目が追加されたり。
3DS版と比べても映像の描き込みが細かくなっているので、よりルイマンの世界に浸れるようになりました。
また、視認性の向上も大きな恩恵を受けていて、3DS版ではよく見えなかったヒントや隠し要素が把握しやすくなっています。
遠くに見える収集アイテムがクッキリ見えるようになったり、敵の動きを確認しやすくなったりして、まるで視力が上がった状態で探索できるようになりました。
そして今作で特に良いと思ったのが、操作性の向上です。
3DS版とは違って2本のスティックで操作できるようになったので、ライトやオバキュームの高さや角度を調整しやすくなりました。
元々「ルイージマンション」はゲームキューブのソフトで、2本のスティックで遊ぶことを前提に作られていました。
そのためSwitch版「2」は「ルイマン」元来の操作システムで楽しめるので、初代からのプレイヤーとしてはたまらないです。
とはいえ大半の部分は3DS版から手を加えていないので、今プレイすると厳しいところもあります。
チェックポイントがないが故にゲームオーバーになったらめちゃくちゃ前のところに戻されたり、オヤ・マー博士から頻繁に着信が入ったり。
さらにマルチプレイのテラータワーは相変わらずバグが多いです。
良くも悪くもベタ移植なので、もっと手を加えて欲しかったところもあります。
ただ全体的には「2」の良さを再確認できるリマスター版なので、何周も繰り返し遊びました。
19位 プリンセスピーチ Showtime!
このゲームは任天堂が送る春の期待作で、注目していました。
ただ振り返ってみると、人を選ぶ作品だったと思います。
そんな本作はピーチが主人公のアクションゲームで、グレープ劇団に乗っ取られてしまったキラメキ劇場を取り戻すべく、妖精ステラと共に立ち向かいます。
そんな本作で良いと思ったのは、ピーチがいろんな姿を見せてくれることです。
彼女はマリオゲームのヒロイン的な存在で、クッパにさらわれることで定評がありますが、今作ではいろんな一面を見せてくれます。
フィギュアスケーターになって抜群の運動神経を披露したり、スーパーヒーローになって重たいものを持ち上げたり。
過去作で見られた美しさはもちろん、女性としてのカッコよさも垣間見れます。
個人的に惹かれたのは怪盗ピーチです。
怪盗に変身すると縦横無尽に飛び回れるほか、動きも軽快になってヒラヒラと宙を舞うように振る舞うことができます。
このように多彩な体験を味わえる「プリンセスピーチ Showtime!」ですが、完璧主義だと少し厳しい部分もあります。
というのも、収集アイテムのコンプリートが大変だからです。
ゲームとしてはマリオのようなステージクリア式で、それぞれのステージに収集アイテムが隠されています。
ミニゲームで最高ランクに達するとか、強制スクロールエリアの取りにくいところとか。
初見で全てを集めるのは難しくて、同じステージを繰り返しプレイする必要があります。
この辺りはマリオ本編にも言えることですが、今作の場合、多くのエリアが一方通行であること。
1ステージが長いため取り逃がしたときの精神的ダメージが大きく、無理にコンプリートを目指すと苦痛になってしまいます。
幸いにもゲームをクリアするのに必要なアイテムはそんなに多くないので、途中からはほどほどに集めながら進めていました。
全体的には手堅くまとまった作品という印象で、神ゲーとまでは言えませんが、ピーチが好きな方はプレイして損はない作品です。
18位 ファミコン探偵倶楽部 笑み男
このゲームは黒い任天堂が炸裂した一作でした。
任天堂といえば万人向けのイメージが強いですが、本作はエグいくらいダークな一面があるので、よく出せたなぁと思いました。
「ファミコン探偵倶楽部」の新作ということでもすごいですが、内容はそれ以上にヤバいです!
そんな本作はコマンド選択式のアドベンチャーゲーム。
少年探偵となって殺人事件の謎を解き明かします。
今作の被害者となったのは、男子中学生。
首には締められた跡があり、不気味な笑顔が描かれた紙袋が被せられています。
これだけでも奇妙ですが、それ以上に注目したいのが、被害者の様子が18年前に起きた「連続少女殺人事件」と酷似していたことです。
18年前、少女が連続で殺される事件が起こり、被害者の顔には笑顔の紙袋が被されていました。
そして、これらの事件は「笑み男」という都市伝説によく似ていると言われています。
果たしてどんな関連性があるのか?
探偵である主人公はいろんな人の力を借りて事件の真相に迫りますが、終盤は予想外の展開が待ち受けています。
もうこれ予想できた人はいるのでしょうか?
まあ推理ゲームとしては斜め上の展開だったり、探索の難易度が控えめなので賛否がわかれますけどね。
印象に残る作品でしたので、個人的には高評価です。
タイトルにファミコンと付いているので若い人はスルーしがちですが、「任天堂はこういうゲームも出すんだよ」ということでプレイしてほしいです。
ちなみに、ぼくが好きなキャラは神原刑事と福山先生です。
17位 クレヨンしんちゃん 炭の町のシロ
このゲームはかつて話題になった「オラ夏」の続編です。
のどかな田園風景が印象的な秋田の村と、レトロ感あふれる炭の町を舞台に不思議な毎日を送ります。
一見すると「オラ夏」と同じように思えますが、本質的な面白さは全然違っていて、個人的には前作以上に楽しめました。
大きな要因は、ゲーム性が変化していることです。
「オラ夏」では時間経過と共にストーリーが進む仕様でした。
一方、今作ではミッションをクリアしないとストーリーが進まないので、ゲーム性が増しています。
ミッションの内容は、街の人が欲しがっているものをあげたり、アイテムを集めて発明品を開発したり。
いわゆるお使い的な感じなので特別なスキルは必要ありませんが、ゲームを進めるとめちゃくちゃ多くのアイテムが必要になるので、すべてを持ってくるのに時間がかかります。
そのため面倒なところもありますが、如何に効率よくアイテムを集めるのかを考えながらプレイすると楽しいです!
2つの町を探索して素材を拾ったり、釣りや虫取りをしたり。
自分なりにアイテムを集めるまでの道筋を作って進めていくのが楽しいです。
でもこういう素材集めゲーって、システムが快適じゃないと億劫になってきますよね?
今作の場合、どこでもセーブすることができたり、前作で見られたスタミナゲージやラジオ体操も廃止されているので、快適性がグーンと増しています。
このように今作は素材集めに重点を置いた作りになっていますが、ストーリーも良く出来ていて、劇場版に通ずる魅力があります。
非日常的な世界が舞台なのはもちろん、悪の組織が登場したり、新キャラと友情を深めたり。
起承転結がしっかりとしているので、最後には劇場版を見終えたかのような感動が待ち受けています。
夏ではなく冬に発売されたことや、前作の「オラ夏」があまり評価されなかったことから埋もれてしまいましたが、夏休みなどにプレイしてほしい作品です。
16位 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
このゲームは2024年に最も売れたタイトルで、発売直後は大変な話題になりました。
そのため期待度がめちゃくちゃ高くなっていましたが、実際はどうなのかと言うと、昔のゲームを忠実にリメイクした作品だと思いました。
「ドラクエIII」は1988年に発売され、発売日には行列ができるほど人気を博しました。
今回のリメイク版はそんな名作をベースに映像が綺麗になっていたり、遊びやすくなっているものの、根本的な部分は原作と大差ないです。
まあそれが良かったりもしますが、個人的にはもう少し攻めてほしかったところです。
ゲームとしては王道のRPGで、魔王を倒すために勇者となって世界を救う旅に出かけます。
そして、ダンジョンなどでレベルを上げ、疲れたら街にある宿屋で休む。
これを繰り返しながらストーリーを進めていく感じで、昔ながらのスタイルを取り入れています。
そんな本作で特に良いと思ったのは、グラフィックの向上かな。
原作ではドット絵だった世界が3Dになっているので、比べながら遊ぶと楽しいです。
平坦だったところが大きな山になっていたり、町の文化が色濃くなっていたり、テンプレ化していた場所を描き分けているので、冒険のワクワク感が増しています。
その一方でユーザーインターフェースやゲームバランスには改善の余地があると思いました。
例えば敵の行動回数が大半の雑魚敵で2回行動するようになり、めちゃくちゃ強くなっています。
手応えが増していると言えば聞こえは良いですが、嫌らしい攻撃を連続で繰り出すので、ちょっとしんどいところがありました。
ほかにもまもの使いが強すぎたり、床落ちアイテムが強すぎるためにお店の存在感が薄れていたりと、少し首を傾げてしまうバランス調整がありました。
こんな感じで不満点もありますが、全体的には忠実に再現しているので、遊んでいると懐かしく感じます。
すぎやまこういちさんのBGMやコミカルな世界観など、ドラクエ特有の雰囲気は健在で、故郷のような安心感があります。
そのため一定の満足感を味わえた作品です。
15位 プリンス・オブ・ペルシャ 失われた王冠
こちらのゲームはとんでもない伏兵です!
最初は地味に感じましたが、実際にプレイしてビックリ。
予想以上に面白くてハマりました。
内容としては神秘的なペルシャの世界を舞台とした2Dアクションゲームで、「メトロイド」のように入り組んだマップを探索します。
近年増加傾向のジャンルではありますが、「プリンス・オブ・ペルシャ」ならではのアクション性が良い塩梅となっていて、唯一無二の魅力を生み出すことに成功しています。
壁キックを駆使して道なき道を進んだり、トゲだらけの歯車や壁に当たらないようにジャンプの高さや距離を調整したり。
マリオもビックリのアスレチックをこなして進むのはもちろん、戦闘の完成度も抜群で、緊張感と爽快感の両立に成功しています。
ぼくがそう感じた理由は2つあります。
1つ目は、攻撃アクションが気持ち良いことです。
基本的にはボタン連打でコンボを繋げていく形式ですが、色んな種類があり、「デビルメイクライ」や「ベヨネッタ」に通ずる楽しさがあります。
敵を空中に突き飛ばしてからジャンプ攻撃をしたり、連続攻撃をしてから必殺技を発動したり。
上手く決まるとカッコいいので、動画映えするようなプレイをしたくなります。
攻撃をヒットさせた時の効果音も気持ち良く、いわゆるパリィのようなカウンター攻撃もできるので、上達すればするほど楽しくなります。
戦闘の完成度が高いと思った2つ目の理由は、ボス戦でのヒット&アウェイが熱いことです。
ボスの多くは攻撃をしても怯まないので、反撃に備えないといけません。
その際に有効なのが回避アクション。
スライディングで敵の後ろに回り込んだり、エアダッシュで真上からの攻撃を避けたり。
敵の攻撃を回避するアクションも充実しているので、攻めと守りのローテーションが熱いです。
ただこのゲーム、ボスの種類が少なめで、2桁に到達するか怪しいくらいです。
これだけ戦闘が面白いのだから、20体くらいは出して欲しかったです。
とまあボスの数には不満がありますが、全体的には探索アクションとしても、バトルアクションとしても優れています。
他のゲームで例えると「メトロイド ドレッド」や「ホロウナイト」みたいな楽しさがあるので、その手のゲームが好きな方はプレイしてみてください!
14位 スプラトゥーン3 エキスパンション・パス サイド・オーダー
こちらのタイトルは「スプラトゥーン3」の追加コンテンツです。
同作がないとプレイできないものの、1本のゲームとして独立しているので選定しました。
内容としてはステージクリア型のアクションシューティングゲーム。
入る度にマップが変わる「秩序の塔」の最上階を目指します。
ゲームシステムで注目したいのは、繰り返し遊べるように調整されていることです。
攻略の舞台となる「秩序の塔」は入るたびにマップが変わるほか、ステージクリアのルールも変わります。
敵が大量に出現するポータルを全て破壊したり、ボールを指定の場所まで運んだり。
フロアごとに異なる攻略法が求められます。
ほかにもプレイする度に強化できる能力が変わったり、力尽きると最初からやり直しになったり。
ローグライクゲームの要素を取り入れているので、何度も遊んだことが印象に残っています。
まさかスプラにローグライクの要素を加えるとこんなにも面白くなるとは!?
進めていくといろんなブキが使えるし、スプラの可能性を感じました。
ただ3,000円の追加コンテンツなので、そこまで長く遊べなかったのが惜しい点です。
挑戦できるのは秩序の塔だけですし、ボスとかの種類が少ないので、何十周も遊ぶと同じような展開になりがちです。
その辺りは惜しいですが、磨けばもっと面白くなると思うので、今度はフルプライスの完全新作として出してほしいと思いました。
13位 デジボク地球防衛軍2
このゲームは予想以上に楽しめました!
正直、前作は不満点が多くて積んでいましたが、今作は一変。
ビックリするくらいパワーアップしているので、一気に進めました。
内容としては人気アクションシューティングゲーム「地球防衛軍」シリーズのスピンオフです。
歴代シリーズのキャラクターが集まって戦うお祭り的な作品で、ナンバリングからスピンオフまで幅広く抑えています。
そんな本作で特に良いと思ったのは、壮大なストーリーです。
ゲームはミッションに沿って進んでいき、基本的には迫りくる敵を倒したり、特定の乗り物に乗って戦ったり。
移動と戦闘を繰り返す感じですが、その間にキャラクター同士の会話が展開されます。
その掛け合いがネタ要素満載で面白いのはもちろん、ある要素によって意外性を生み出すことに成功しました。
それは、第三勢力です。
「地球防衛軍」シリーズは人間と侵略者の戦いに重きをおいていますが、今作ではガイアークや巨人などの第三勢力が登場。
そのため本編には無い意外な展開を起こすので、先が気になってどんどん進めたくなりました。
ぼく、こういうミステリアスな展開に弱いんですよねw
それ以外にもグラフィックが強化されていたり、バランス調整の改善や仲間NPCの追加、掛け合いの増加など、前作での不満点がかなり改善されています。
特に会話要素の増加は感情移入を深める役割を果たしていて、仲間との別れや再開など、見た目からは想像も付かないほど入れ込んでしまいました。
というのも、本作に登場するキャラクターはみんな魅力的だからです。
新米レンジャーのススム、正体不明なブラザーのネオンちゃんなどなど。
海外のコメディアニメのようにユーモア溢れる会話を繰り広げてくれるので、聴いているだけで楽しいです。
シリーズ恒例の処理落ちは健在ですが、それを補ってあまりある作品で、もっと注目されても良いと思いました。
12位 真・女神転生V Vengeance
このゲームは期待通りの良作です。
内容としては2021年に発売された作品のバージョンアップ版ですが、前作で惜しかったところが徹底的に改善されています。
そんな本作は現代の東京を舞台にしたRPG。
とあるきっかけで異世界「ダアト」に迷い込んでしまった高校生の主人公を中心に展開されます。
注目したいのが、冒頭でストーリーが分岐する点です。
今作では「創生の女神編」というV本編のストーリーを楽しめるルートと、新たに追加された「復讐の女神編」が存在して、途中から展開が大きく変わります。
新キャラクターが登場したり、全く新しいエリアを探索することになったり。半分新作のような感じで展開されます。
そんな新ストーリーをクリアした率直な感想としては、いやぁ良かったです!
「V本編」と比べても人間キャラクターによるドラマ性が増しているので、感情移入できました。
加えて人間キャラクターが一時的にゲストとして戦闘に参加してくれるので、その点でも印象に残ります。
あと忘れてはいけないのが、快適性がグーンと増していることです。
「メガテンV」は立体的な世界を探索して悪魔と戦闘したり、育成を行うことに重点が置かれています。
ゲームプレイの大半はダンジョンの探索と戦闘、悪魔の育成になりますが、無印版は快適とまでは言えませんでした。
例えばオートバトル機能を使うと通常攻撃しかしてくれないなど痒いところに手が届かない仕様でしたが、今作ではその辺りが改善されています。
オートバトル機能を使っても敵の弱点を狙った攻撃をしてくれるなど、めちゃくちゃ快適になっています。
ほかにもどこでもセーブ機能の追加、マップに目印を設置できる機能の追加、レベル補正の緩和などなど。
「V本編」の問題点がいろいろと改善されていて、3DのRPGにありがちな面倒さが大幅に軽減されています。
ただ「V本編」からの変化は3割程度に留まっているので、前作プレイヤーがまた10,000円払うほどの価値はないと感じます。
このゲーム、定価が9,878円(税込)もするんですよ。
完全新作でもないのにこの値段は少し高いですね。
ただこの意見は「V本編」購入者によるもので、今作から始める方には定価分の満足感を味わえると思います。
2つのストーリーをクリアするのに100時間は掛かるでしょうし、やりこみ要素も増えているので、ボリューム満点で遊びごたえのあるRPGを遊びたい方にはぜひおすすめしたいです。
11位 Core Keeper
このゲームは「マインクラフト」みたいな中毒性があります。
一時期は探索に明け暮れてしまい、ワクワクしながら遊んでいました。
そんな本作は地下世界を舞台にしたサンドボックスゲーム。
地下洞窟を探検してアイテムを作ったり、強力なボスと戦ったりします。
わかりやすく言うと、地下を舞台にした「マインクラフト」かな。
同作のように建築の要素とか、食料を調達する必要もあったりして管理するものが多いですからね。
ただ本作の舞台は地上ではなく地下です。
そのため最初は真っ暗なので、まずは灯りを灯さないといけません。
加えて地下なので周りは壁。
壁を掘って開拓していかないといけないため、探検家になった感覚を味わえます。
ほかにもキャラクターに成長要素があったり、ボスを倒すことで探索できる範囲が広がったり。
「マインクラフト」よりもRPG要素が強くなっています。
その一方でスローライフゲームの側面もあり、植物を育てたり、釣りをしたり。
生活を楽しむこともできるので、気がついたら時間があっという間に溶けてしまいます。
個人的にハマったのは探索要素です。
最初は行動できる範囲が狭いですが、アイテムを作成したり、ボスを倒していくことでどんどん広がっていきます。
奥に行くと見たこともないアイテムを拾えたりするので、常にワクワクしながら遊ぶことができました。
あとはハクスラ要素。
ボスを倒すと装備アイテムなどを落とします。
そのアイテムがかなり魅力的で、倒す度に顔ぶれが変わります。
ですので自分好みのアイテムが出るまで同じボスを何度も倒すことになるので、モンハン的な楽しみ方もあります。
地下が舞台ということで「マインクラフト」よりは地味ですが、ドキドキしながら探索していく楽しさは格別です。
その手のゲームが好きな人はぜひ遊んでみてください!
10位 ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
このゲームはソニック史上最高傑作です!
内容としては2本のゲームをセットにしたパッケージで、片方は過去作のリマスター版。もう片方は新作という構成になっています。
でもこういったパッケージではリマスター版がメインで、新作はおまけということも珍しくないんですよね。
そのため本作も新作は大したことないと思っていたのですが、とんでもない完成度でした!
ぼくがそう感じた最大の要因は、誰でも気持ちよく走れることです。
ソニックのゲームは長いステージを高速で進めていく形式が多いですが、慣れるまでが大変なんですよね。
勢い余って穴に落ちたり、敵にぶつかったり。
とっさの判断ができず、カッコ悪いプレイになりがちです。
一方、今回の「シャドウジェネレーションズ」は初心者でも少し練習したら格好良いプレイができるようになります。
敵や仕掛けの配置が親切だったり、カッコいいカットシーンが挿入されたり。
誰でも簡単に華麗なプレイができるので、
「俺、もしかしてゲーム上手いんじゃね?」 「でも、もっと練習したらすごいプレイになりそうなんだよな」
と思わせてくれます。
その結果、クリアしてからもタイムトライアルに明け暮れてしまい、全ステージ最高ランクを目指したくなりました。
そんな意欲を高めているのが、ドゥームパワーの存在です。
シャドウはゲームを進めるといろんな能力を使えるようになります。
前方に弾を飛ばしたり、タコになって特殊な地形を進めたり。
さらには翼での滑空が可能になるので、苦手なエリアをスキップできます。
これらのアクションによって攻略のルートがさらに増えているので、どうすればタイムを縮められるのかの試行錯誤が熱いです。
ゲームクリアまでのプレイタイムは5時間程度。
あっという間に終わりますが、タイムアタックを突き詰めたら数倍遊べますし、ソニックジェネレーションズも収録されているので、価格以上の満足感を味わうことができました。
9位 Balatro
このゲームは一時期大ハマリしました。
正直初めて見た時は難しそうだと思いましたが、実際に遊んでみると簡単で、すぐにルールを覚えることができました。
そんな本作はポーカー型のカードゲーム。
ノルマとなるスコアに達するよう役を揃えていきます。
例えば同じ数字のカードを2枚ずつ揃えたらツーペア、同じマークのカードが揃ったらフラッシュ。といった感じです。
本作ではそんな役を手札から作っていき、スコアを稼いでいきます。
目標のスコアに達したらクリアですが、先のステージになるとノルマが厳しくなっていき、失敗したら最初のステージからやり直しになります。
その際に役立つのが、ステージ間のお店で買えるアイテムです。
アイテムを使うと、いろんな効果が発生します。
役を揃えた時の倍率が上がったり、手札の中身を変更できたり。
使うごとにポーカーのルールがどんどん崩れていきますw
その結果、本来なら弱いハズの役で大逆転できたりするので、ユニークなシステムを取り入れていると思いました。
そんなアイテムですが、全部でいくつあると思いますか?
なんと、数百種類もあります!
しかもプレイする度に入手できるアイテムが変わったり、やり込むことで解禁されるものもあるので、毎回異なる戦略が求められます。
このランダム性、戦略性の高さはローグライクそのもので、ポーカーとの化学反応を起こしています。
いやぁまさか定番のゲームがこんなにも化けるとは!
これはゲームオブザイヤーにノミネートされるのもわかります。
いろんな機種で出ていますが、Switch版の場合、HD振動に対応。
カードを選択するときにブルッと震えるので、臨場感を味わえます。
8位 Pizza Tower
このゲームを遊んでいる時はテンションがハイになっていました!
演出とBGMがパワフルすぎるので、こっちまで元気になってきます。
そんな本作はステージクリア型のアクションゲーム。
ピザ屋のおっさんペッピーノとなって、ステージを攻略していきます。
ダッシュでブロックを壊したり、敵を吹っ飛ばしたり。
パワーでゴリ押しながら進んでいきます。
ここまでの話を聞いて、
と感じた方もいそうですが、本作はスピード感が凄いです!
ダッシュをするとスピードが4段階に変化します。
最初はそこそこのスピードですが、4に達するとヤバいくらいの速さに到達します。
彷徨っている敵も吹っ飛ばせるようになるので、爆速で疾走する無敵マリオになった気分を味わえます。
しかし、ステージの多くは入り組んでいるので、いかにぶつからずスピードを維持できるのかを考えないといけません。
正直、動体視力がないと厳しいですが、ぶつからずに走れた時の気持ちよさは格別で、レースゲームのようにマップを覚える楽しさがあります。
そんな本作の中毒性をさらに高めてくれるのが、スコアアタック。
ステージ攻略中に敵を倒したり、アイテムを獲得するとスコアが加算されます。
この点は「ワリオランド」シリーズと共通していますが、本作ではそのうえでコンボシステムを搭載しています。
敵を途切れずに倒し続けるとコンボが加算されていき、5・10・20といった感じで数字が大きくなります。
この数字が途切れないよう猛スピードでステージを爆走するのが爽快で、ドカドカ鳴り響くBGMと相まって中毒に陥りましたw
慣れるまでが大変ではありますが、通常ステージの場合、ミスをしても何回でもやり直せるので、トライ・アンド・エラーが好きな人はぜひプレイしてみてください!
普通に進めるだけでも楽しいですが、スコアアタックや高ランククリアにハマるとマジで時間が溶けます!
ぼくの場合、最初のステージだけで50回くらいプレイしました。
「Pizza Tower」はeショップにて2,160円で配信中です!
7位 ペーパーマリオRPG
このゲームは20年前に発売されたゲームキューブソフトのリメイク版ですが、今でも通用する完成度だと感じました。
「ペーパーマリオ」は色々な作品が出ていますが、迷っている方には本作から遊んでほしい!
そう言いたくなるくらい素晴らしい作品です。
そんな本作はペラペラなマリオが冒険するアクションRPG。
荒くれ者たちが集まる港町「ゴロツキタウン」に眠る伝説の宝を見つけるべく、仲間と一緒に冒険を繰り広げます。
ものしりなクリスチーヌ、コウラ攻撃を得意とするノコタロウなどなど。
個性的な仲間を切り替えながら探索を行い、伝説の宝を探していきます。
注目したいのは、原作で見られたブラックユーモア的な要素をしっかりと踏襲している点です。
最初に訪れるゴロツキタウンには中央に絞首台が堂々と置かれているし、マリオがボロドーにスリをされたり、透明になったピーチ姫が服を脱ぐなんて変態にはたまらない描写も残されています。
その影響でCEROレーティングが12歳以上対象の「B」になってしまいましたが、対象年齢を制限してまで当時の雰囲気を再現しようとするところに原作愛を感じました。
ほかにも女の子のようで男の子のビビアンの設定を現代にも違和感なく表現していたり、「愛してる」のセリフを読むためにAボタンを100回も押すことになったり。
カットしてもおかしくないところまで再現されています。
極めつけは、強化されたBGMです。
多くは楽器の数が増えて豪華になっており、原作にはなかったフレーズが追加されているところもあります。
さらに新曲も大量に追加されているので、冒険感が増していたり、ストーリーのドラマ性が強調されています。
あえて惜しい点を挙げるとしたら、遊びを拡張する要素がほとんど追加されていないことかな。
裏ボスがいくつか追加されていますが、新エリアや新ストーリーはないので、原作を遊び尽くしていると物足りなく感じるかもしれません。
あとは快適性。
ワープできる青ドカンが追加されるなど原作と比べると遊びやすくなっていますが、現代のゲームと比べるとテンポが悪いところがあるため、快適とまでは言えません。
とはいえ全体的には非常に良く出来ている作品ですので、多くの人におすすめしたいと思います。
6位 スーパー マリオパーティ ジャンボリー
このゲームはマリオパーティの決定版です。
マリパっていろいろ出ていますけど、迷っていたら本作を買えば良いです!
そのくらい中身が詰まっていて、全部遊ぶだけで30時間以上もかかりました。
ボードマップは7種類もありますし、ほかにも110種類のミニゲーム、Joy-Conを振って遊べる3種類の体感ゲーム、大人数で遊べるクッパチャレンジなどなど。
細かいものを含めると把握できないくらい遊べるモードが多いです。
というわけで特に良かったポイントを挙げると、スゴロクの戦略性です。
それまでのマリパってそこまで考えることがなかったけど、今作のすごろくはめちゃくちゃ頭を使います。
大きな要因が、新たな目的が生まれたことです。
スゴロクはスターを集めた数で勝敗が決まります。
スターはマップのどこかに販売されているので、従来の作品だと、
- 如何に早くスターがあるマスまで移動できるのか?
- スターを買えるコインを稼ぐのか?
が重要でした。
今作はそのうえでジャンボリーフレンドがマップのどこかに登場します。
仲間にするとめちゃくちゃ大きな恩恵があるので、あえてスターではなくジャンボリーフレンドがいるところまで進める選択肢が生まれました。
というのもジャンボリーフレンドがいるとマスで起こるイベントが2回分発生するからです。
スターを1ターンに2個も買えたり、買い物を1度に2回もできたり。
出費はかさみますが、圧勝できるくらいの効果を発揮します。
ただ悪いことも2回分発生するので、仲間にしたからといって勝利確定ではありません。
こんな感じでリスクとリターンが強くなっているので、今作のすごろくゲームはめちゃくちゃ楽しいです!
あと個人的な話になりますが、有名任天堂ファンの方々と一緒に遊べたのも嬉しい出来事でした。
マリオファンのロジーさんと、アクションゲームレビュアーのまるピンクさん、そして細かすぎる小ネタで定評のあるレウンさん。
御三方と今作で遊べる機会をいただけて、めちゃくちゃ盛り上がりました。
詳しい様子はロジーさんの生配信を見たらわかるので、興味がある方はぜひご覧ください!
5位
ゼルダの伝説 知恵のかりもの
このゲームは知恵があるのかどうかで楽しさが全然変わってくる作品です。
いろいろ弄っていると思いも寄らない攻略法が見つかることもあるので、なんて自由なゲームだろうと思いました。
そんな本作はゼルダ姫が主人公のアクションアドベンチャーゲーム。
神隠しにあったリンクたちを救うべく、相棒のトリィと共に冒険へ出かけます。
特徴的なのが、新能力によって生まれた自由度です。
ゲームを進めると、2つの特殊能力が使えるようになります。
1つはトリィロット。
これはハイラル各地にあるモノをお借りできる能力で、家具や魔物をお借りできます。
すると、足場にしたり、敵を倒してもらったり。謎解きと戦闘、どちらにも活用できます。
もう1つはシンク。
こちらは対象物とシンクロして一緒に移動できる能力です。
移動の主導権はゼルダ姫が握っているが、スイッチを切り替えることで相手の動きに合わせて移動できるので、臨機応変に活用できます。
ゲーム内ではこれらの能力を駆使して敵を倒したり、謎解くことになりますが、組み合わせ次第で意外な攻略法が見つかります。
例えば高いところまで行くとしますよね?
その場合、メガドンを召喚して少しずつ登っていくのが正当法だと思っていましたが、ベットに乗りながらトッピューを召喚するのもアリなんですよ。
こんな感じで組み合わせによっては意外な効果を発揮するので、SNSで情報共有するのが楽しいです。
特に発売直後はみんながXでおもしろ動画を挙げていたので、よく知恵をお借りしていましたw
ただこのゲーム、ボリュームは普通です。
メインストーリークリアだけなら20時間で、やり込みを含めても40時間程度。
見下ろし型のゼルダとしては過去最大級ですが、それでも1ヶ月も遊んだらやることがなくなります。
そのためか1ヶ月でブーム的な盛り上がりは去ったので、そこは勿体なく感じました。
もっと「ブレワイ」のようにやり込める要素があったら数年単位で盛り上がったと思うのですが。
せめてタイムアタックモードは搭載してほしかったです。
その辺りは残念ですが、発売直後は楽しませてもらったので、5位に置きました。
いやぁまさか2年連続でゼルダ本編を遊べるとは!?ファンとしては幸せです!
4位
マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!
このゲームは長所と短所がハッキリした作品です。
人によっては合わない可能性がありますが、個人的にはとても突き刺さりました。
なぜかと言うと、本作から大切なことを教わったからです。
その結果、それまでは消極的だったこともやるようになり、私生活も変わりました。
まあその辺りは後で話すとして、まずは概要を簡単に紹介します。
本作はマリオとルイージが活躍するアクションRPG。
兄弟の力を合わせて困っている人を助けたり、仕掛けを解いていきます。
この点は過去作と共通していますが、今作では島繋ぎの要素が追加されています。
バラバラに散らばった漂流島を繋げていき、そこで出会った島民と仲間になり、強大な悪に立ち向かいます。
その際には大海原を航海したり、未知なる島を探すことになるので、冒険のワクワク感を味わえます。
戦闘システムはターン制のコマンド式を採用。
コマンドを選択して行動を決めますが、アクションコマンドを決めることで攻撃の回数が増えたり、敵の攻撃を避けることができます。
そんな「マリルイシップ」で特に良いと思ったのが、キズナを描いたストーリーです。
今作では「キズナ」が大きなテーマになっていて、人との繋がりにスポットを当てています。
ありがちなテーマではありますが、本作では人間関係を遮断する人を変わった形で描いています。
それがもう自分のことのようでグサッときましたし、エンディングを見た時には、人間関係を遮断することが如何に勿体ないことなのかを痛感しました。
そして思いました。怖がらずにもっと多くの人とコミュニケーションを取ろうと。
こんな感じで「マリルイシップ」はぼくに大切なことを教えてくれたので、4位に置きました。
正直なところゲームとしてはテンポが悪かったり、戦闘のアクション性が強かったりして人を選びますが、マリオ史上最高のストーリーを楽しめたので、クリアする頃には辛い体験も思い出として浄化されました。
ボリュームも多いですし、ガッツリ遊べるマリオゲームとしてもおすすめです!
3位
ユニコーンオーバーロード
このゲームは正直、プレイする前の期待度は70%くらいでしたが、実際に触ってみたら一変。
満足度120%に達するくらいの完成度で、アトラスとヴァニラウェアの底力を感じました!
内容としては様々な種族が生きる大陸「フェブリス」を舞台にしたシミュレーションRPG。
亡国コルニアの王子「アレイン」となり、帝国に支配された世界を解放すべく立ち上がります。
ゲームはシミュレーションバトルパート、会話パート、探索パートの3つで構成されています。
シミュレーションバトルパートはリアルタイムで展開され、ユニットに指示を出して拠点を制圧したり、敵軍を排除するといった戦略性が高い駆け引きを楽しめます。
会話パートではそんなシミュレーションバトルパートによって起こるドラマが詳細に描かれており、ヴァニラウェアの持ち味である美しいグラフィックを堪能できます。
そして探索パートでは、キャラクターを自由に動かしてマップを移動するシステムを採用。
次の戦いに備えて自軍を強化したり、各地を探索して素材アイテムを採取するなど、さまざまな遊びが用意されています。
この探索パートが予想以上に作り込まれていて、メインそっちのけで遊び呆けていました!w
大きな要因となっているのが、名声ランクの存在です。
ステージやサブクエストをクリアしたり、街を復興すると名声ランクが上昇し、一定まで上げるとさまざまな要素が解禁されます。
使える施設が増えたり、戦場で出撃できるキャラクターが増えたり。
ゲームを有利に進めることができるので、名声ランク目当てで寄り道をしてしまいました。
肝心のシミュレーションバトルパートも良くできており、作戦で優先度を変えることができるなど細かいところまで設定できるので、自分の戦略がピタッとハマった時はこれ以上ないほどの快感を味わえました!
全体的には「オウガバトル64」の発展形という印象で、新しくも懐かしく感じました。
実はぼくが人生で初めて遊んだシミュレーションRPGが「オウガバトル64」で何周も繰り返し遊んでいたので、本作を遊んでいると当時の思い出が蘇ってきました。
2位
ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン
このゲームもリメイクですが、原作よりも遥かに楽しめました。
原作は1993年に発売されまして、当時としては斬新なシステムを取り入れていました。
ただビックリするくらいシステムが難解で、面白さを理解するのに時間がかかったんですよね。
それが本作では遊びやすくアレンジされているので、ようやく真の楽しさに気が付きました。
このゲーム、マジで面白いです!リメイクだけど、歴史に残る楽しさです!
そんな本作は七英雄との戦いを描いたRPG。
主人公は帝国の皇帝となり、領土を拡大しながら立ち向かいます。
特徴的なのは、フリーシナリオシステムです。
普通のゲームだと拡大する領土や倒すべき七英雄は決まっていますが、本作ではプレイヤーが自由に決めることができます。
その際に重要なのが、選択肢と進行ルートです。
会話の選択肢やクエストをクリアする順番、行動の手段など、プレイヤーの選んだ行動がシナリオに大きな影響を与えます。
ほかにも世代交代の概念が存在したり、時代が進むことによってさまざまなイベントが発生したり。
一般的なRPGにはない要素が満載で、王道とは真逆を行っています。
そんな本作で特に良かったのが、原作の再現度です。
見た目こそ3Dになって一新されているものの、「あぁこんな風だったわ!」とすぐにわかるようになっています。
敵は原型を保ったまま立体化されていたり、町並みの特徴をよく捉えていたり。
脳内で補完していた情報が見事に再現されているので、不思議と懐かしく感じました。
あとはBGM。豪華になっているものの、原曲を忠実にアレンジしているので、違和感がまったくありません。
そして追加要素として、七英雄の過去を知れるイベントが追加されました。
本作のボスキャラクターとして登場する七英雄。
原作ではなぜ現代で敵対するのかが描写不足でよくわかりませんでしたが、本作では彼らの過去が見られるイベントが追加。
これによってボスにも感情移入できるようになりました。
全体的には新規の方でも遊びやすく、古参ファンでも納得できる仕上がりです。
リメイクは賛否が分かれがちですが、本作はめちゃくちゃ良い落としどころで感動しました。
この調子で「3」のリメイクもお願いしたいです。
1位
風来のシレン6 とぐろ島探検録
今年もたくさんの良作に出会えましたが、やっぱり1位を挙げるとしたら本作ですね。
一時期は生活が崩壊するくらいハマってしまい、このままだとヤバいと思って封印しましたw
何がそんなに良いのかと言うと、中毒性の高さです!
本作はローグライク型のRPGで、入る度にマップが変わるダンジョンを攻略します。
「ポケモン不思議のダンジョン」や「トルネコの大冒険」みたいな感じのゲームですが、それらよりも厳しめに調整されています。
道中で戦うことになる敵は攻撃力が高めに調整されていて、弱い装備だと2〜3発喰らっただけで倒れてしまいます。
すると持っている道具を全て失ってしまい、レベルも1に戻ってしまうので、1つのミスが命取りになります。
こうして聞くと初心者の方は敬遠しそうですが、実は本作、ある程度の段階を超えると簡単になります。
厳しいのは序盤から中盤のフロアで、それ以降は色んなアイテムを使って対処できるので、奥の階で倒れてしまうことはそんなにありません。
そのため1プレイが短くなりやすく、ついつい遊び続けてしまいます。
そんな「風来のシレン6」で特にハマったのが、「とぐろ島の神髄」というダンジョンです。
このダンジョンは99フロアあり、アイテムの持ち込みができません。
そのため1から装備を鍛えて奥の方へ潜る必要がありますが、色んな攻略法があるので、何度倒れても挑戦してしまいます。
ぼくの場合、66回目の挑戦でクリアしたので、相当な達成感がありました。
まあシリーズの中では簡単な方なので、ガチ勢からしたら物足りないと言われがちなんですけどね。
有料追加コンテンツによってさらに難しいダンジョンが追加されたり、無料アップデートで新要素がどんどん追加されたので、トコトンやり込めるようになりました。
その結果、シリーズ最大級のボリュームとなったので、文句のつけようがありません。
このようにゲーム性が素晴らしい「風来のシレン6」ですが、BGMも最高です。
特に「魃の砂丘」は初期の作品に匹敵する神曲で、この曲を聴くためだけにダンジョンに潜ったこともありました。
ぼくは昔から「風来のシレン」が大好きで、特にスーパーファミコンの初代やN64の「2」はドハマリしていました。
ゲーム性はもちろん、世界観も大好きで、関連グッズも買うほど入れ込んでいました。
ただある時から新作が発売されなくなったので、だんだん熱が冷めてしまったんですよね。
そんな中で今回久しぶりに大当たりだったので、昔の記憶が蘇ってきました!
まさか今になってシレンが復活するとは、本当に嬉しいです!
全体のまとめ
以上!ニンテンドースイッチの2024年面白かったゲームランキングでした!
1位は「風来のシレン6」で、2位は「ロマサガ2 リメイク」、3位は「ユニコーンオーバーロード」
といった感じでソフトメーカーのタイトルがTOP3を独占しました。
その一方で任天堂タイトルは4位が最高で、例年と比べたら弱い印象です。
まあ昨年が強すぎたのもありますが、ちょっと溜めに入ってる感じがしましたね。
全体的にはリメイクが目立った1年でした。
一番売れた「ドラクエ3」はもちろん、「ロマサガ2」「ペーパーマリオRPG」など、名作RPGの復活が目立った印象です。
それもあってノスタルジーに浸れた1年でしたね。
本記事の動画版