ニンテンドースイッチの2024年上半期面白かったゲームTOP10

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は上半期に発売されたSwitchの面白かったゲームを発表していきます!

今年の上半期は大ヒットこそ少なく感じましたが、刺さる人には刺さるラインナップで、個人的には昨年のゼルダティアキンに匹敵するほどハマるゲームに出会えました!

一体、どんなタイトルなのか?

記事の終盤で紹介しています。

また、今回はTOP10のほかにランキング圏外になってしまった惜しいタイトルも紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

10位 クレヨンしんちゃん炭の町のシロ

第10位は、「クレヨンしんちゃん炭の町のシロ」。

このゲームはかつて話題になった「オラと博士の夏休み」。

通称「オラ夏」の続編で、のどかな田園風景が印象的な秋田の村と、レトロ感あふれる炭の町を舞台に不思議な毎日を送っていきます。

一見すると「オラ夏」と同じようなゲームに感じますが、本質的な面白さは全然違っていて、個人的には前作以上に楽しむことができました!

大きな要因となっているのが、ゲーム性が変化していることです。

「オラ夏」では時間経過と共にストーリーが進む仕様でした。

一方、今作ではミッションをクリアしないとストーリーが進まないので、ゲーム性が増しています。

ミッションの内容は街の人が欲しがっているものをあげたり、アイテムを集めて発明品を開発したり。

いわゆるお使い的な感じなので、特別なスキルは必要ありません。

ですが、ゲームを進めるとめちゃくちゃ多くのアイテムが必要になるので、すべてを持ってくるのに時間がかかってしまいます。

そのため面倒なところもありますが、如何に効率よくアイテムを集めるのか考えながらプレイすると楽しいんですよね。

アイテムを集める手段は色々あって、釣りをしたり、虫を捕まえるほか、山菜採りや栽培・買い物・物々交換なんてのもあります。

加えて秋田の村と炭の町。

それぞれ入手できるアイテムの傾向が違うので、どちらかを集中的に探索してもミッションで必要な物が集まらなかったりします。

ということはですね、ある時は秋田の村で魚釣りや虫取りを楽しみ、またある時は炭の町で鉱石を集めるとか。

そんなことを繰り返す必要があるので、自分なりにアイテムを集めるまでの道筋を作って進めていくのが楽しいんですよ。

でも、こういう素材を集めるゲームってシステムが快適じゃないと億劫になってきますよね?

今作の場合、どこでもセーブすることができたり、前作で見られたスタミナゲージ・ラジオ体操も廃止されているので、快適性がグーンと増しています。

このように今作は素材集めに重点を置いた作りになっていますが、ストーリーも良く出来ていて、劇場版に通ずる魅力があります。

非・日常的な世界が舞台なのはもちろん、悪の組織が登場したり、新キャラと友情を深めたり。

起承転結がしっかりとしているので、最後には劇場版を見終えたかのような感動が待ち受けています。

まあご都合主義なところはあると思いますけどね。

非日常的な世界観とか、変態チックな悪役は劇場版そのもので、クレしんファンとしてはたまりません!

正直なところ、前作の「オラ夏」は荒削りな部分が目立っていましたけど、今作はゲームシステム・ストーリー共に満足行く仕上がりで、良作と言える水準に達しました!

夏ではなく冬に発売されたこと。

前作の「オラ夏」があまり評価されなかったことから埋もれてしまいましたが、ぜひ夏休みとかにプレイしてほしい作品です!

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9位 プリンセスピーチ Showtime!

続いては9位を発表していきます!

プリンセスピーチ Showtime!

このゲームは任天堂が送る春の期待作だったんですけど、振り返ってみるとちょっと人を選ぶ作品だったかなと思います。

決して悪い作品ではありませんが、惜しい点も目立っていましたね。

内容としてはピーチが主人公のアクションゲーム。

グレープ劇団に乗っ取られてしまったキラメキ劇場を取り戻すべく、妖精ステラと共に立ち向かいます。

そんな本作でまず良いと思ったのが、ピーチがいろんな姿を見せてくれることです!

彼女はマリオゲームのヒロイン的な存在で、クッパによくさらわれることで定評がありますw

ですが、今作ではいろんな一面を見せてくれて、フィギュアスケーターになって抜群の運動神経を披露したり、スーパーヒーローになって重たいものを持ち上げたり。

過去作で見られた美しさはもちろん、女性としてのカッコよさも堪能することができます。

個人的に惹かれたのが怪盗ピーチです。

怪盗に変身するとワイヤーアクションで縦横無尽に飛び回れるほか、動きも軽快になり、ヒラヒラと宙を舞うかのような振る舞いを見せてくれます。

ピーチはこれまでに数多くの作品に出演しましたが、こんなにもスタイリッシュな姿は見たことがないです。

いやぁピーチってこんなにもかっこよかったんですねぇ。

このように多彩な体験を味わえる「プリンセスピーチ Showtime!」ですが、完璧主義だとキツイところがあります。

何故かと言いますと、収集アイテムのコンプリートが大変であることです。

ゲームとしてはマリオのようなステージクリア式になっていて、それぞれに収集アイテムが隠されています。

ステージのわかりにくい場所にあるのはもちろん、ミニゲームで最高ランクに達しないといけなかったり、強制スクロールエリアの取りにくいところに設置されていたり。

初見で全てを集めるのは困難で、同じステージを繰り返しプレイする必要があります。

この辺りはマリオ本編にも言えることですが、今作の場合、多くのエリアが一方通行であること。

1ステージが長いことから取り逃がした時の精神的ダメージが大きく、無理にコンプリートを目指すと苦痛になってきます。

幸いにもゲームをクリアするのに必要なアイテムはそんなに多くありませんので、途中からはほどほどに集めながら進めていました。

全体的には手堅くまとまった作品という印象で、神ゲーとまでは言いませんが、ピーチが好きな方はプレイして損はないと思います。

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8位 プリンス・オブ・ペルシャ 失われた王冠

第8位は、「プリンス・オブ・ペルシャ 失われた王冠」です。

こちらのゲームは知らない人が多いと思うので、「なんかよくわからんからスキップしよ」って感じた方もいるかもしれません。

ですが、面白さは人気タイトルに勝るとも劣らない水準に達しているので、ぼくは隠れた良作だと思いました。

内容としては神秘的なペルシャの世界を舞台とした2Dアクションゲームで、「メトロイド」のように入り組んだマップを探索していきます。

近年増加傾向のジャンルではありますが、「プリンス・オブ・ペルシャ」ならではのアクション性が良い塩梅となっていて、唯一無二の魅力を生み出すことに成功しました!

壁キックを駆使して道なき道を進んだり、トゲだらけの歯車や壁に当たらないようジャンプの高さや距離を調整したり。

マリオもビックリのアスレチックをこなして進むのはもちろん、戦闘の完成度も抜群で、緊張感と爽快感の両立に成功しています。

ぼくがそう感じた理由は2つあって、1つめは攻撃アクションが気持ち良いことです。

基本的にはボタン連打でコンボを繋げていく形式なんですが、色んな種類があるので、「デビルメイクライ」や「ベヨネッタ」に通ずる楽しさがあります。

敵を空中に突き飛ばしてからジャンプ攻撃をしたり、連続攻撃をしてから必殺技を発動したり。

上手く決まるとカッコいいので、動画映えするようなプレイをしたくなります。

攻撃をヒットさせた時の効果音も気持ち良く、いわゆるパリィのようなカウンター攻撃もできるので、上達すればするほど楽しくなってきます。

戦闘の完成度が高いと思った2つめの理由は、ボス戦でのヒット&アウェイが熱いことです。

ボスの多くは攻撃をしても怯まないので、反撃に備えないといけません。

その際に有効なのが回避アクション。

スライディングで敵の後ろに回り込んだり、エアダッシュで真上からの攻撃を避けたり。

敵の攻撃を回避するアクションも充実しているので、攻めと守りのローテーションが熱いんですよね。

ただこのゲーム、惜しいことにボスの種類が少なめで、2桁に到達するか怪しいくらいだったりします。

これだけ戦闘が面白いのですから、20体くらいは出して欲しかったんですけどねぇ。

とまあボスの数には不満はありますが、全体的には探索アクションとしても、バトルアクションとしても優れています。

他のゲームで例えると「メトロイド ドレッド」や「ホロウナイト」に通ずる楽しさがあるので、その手のゲームが好きな方は是非プレイしてみてください!

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7位 ルイージマンション2 HD

第7位は、「ルイージマンション2 HD」です。

このゲームは3DSで発売されたタイトルのリマスター版で、基本的なところは変わっていません。

ですが、グラフィックや操作性の向上による恩恵が予想以上に大きいので、楽しさがさらに増していると思いました!

内容としてはルイージが主人公のアクションアドベンチャーゲーム。

散り散りになったダークムーンを取り戻すべく、ちょっぴり臆病なルイージがオバケ退治に向かいます。

オバキュームでオバケを吸い込んだり、屋敷に隠された仕掛けを解除したり。

各地を隅々まで探索してミッションをクリアしていきます。

本作でグラフィックが綺麗になるとどんな恩恵があるのかと言いますと、まずは臨場感の向上ですね。

解像度が上がったことでクッキリ見えるようになったり、ルイージのオーバーオールに縫い目が追加されたり。

3DS版と比べても映像の描きこみが細かくなっているので、よりルイマンの世界へ浸れるようになりました。

あとは視認性の向上。

これがめちゃくちゃ大きな恩恵を受けていて、3DS版ではよく見えなかったヒントや隠し要素が把握しやすくなっています。

遠くに見える収集アイテムがクッキリ見えるようになったり、敵の動きを確認しやすくなったり。

まるで視力が上がったような状態で探索できるようになりました!

そして今作で特に良いと思ったのが、操作性の向上です。

3DS版とは違って2本のスティックで操作できるようになったので、ライトやオバキュームの高さや角度を調整しやすくなりました。

元々、「ルイージマンション」はゲームキューブで発売されたタイトルで、2本のスティックで遊ぶことを前提に作られています。

Switch版「2」はそんな「ルイマン」元来の操作システムで楽しむことができるので、初代からのプレイヤーとしてはたまらないんですよね。

とはいえ大半の部分は3DS版から手を加えていませんので、いまプレイすると厳しいところがあります。

チェックポイントがないせいでゲームオーバーになったらめちゃくちゃ前のところに戻されたり、オヤ・マー博士から頻繁に着信が入ったり。

テンポが良いとは言えませんので、そこは改善してくれると嬉しかったですね。

全体的には「2」の良さを再確認できるリマスター版という印象で、「ルイマン」熱が再燃しました!

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6位 スプラトゥーン3 エキスパンション・パス サイド・オーダー

第6位は、「スプラトゥーン3 エキスパンション・パス サイド・オーダー」です。

こちらのタイトルは追加コンテンツとして配信されていて、「スプラトゥーン3」がないとプレイできません。

そのため今回のランキングに入れようか迷いましたが、

  • 「スプラ」の新しい楽しさを提示していること
  • 単品でも楽しめること

から選定しました。

内容としてはステージクリア型のアクションシューティングゲーム。

入る度にマップが変わる「秩序の塔」の最上階を目指していきます。

ゲームシステムで注目したいのが、繰り返し遊べるように調整されていることです。

攻略の舞台となる「秩序の塔」は入るたびにマップが変わるほか、色んなルールが用意されています。

敵が大量に出現するポータルを全て破壊したり、ボールを指定の場所まで運んだり。

フロアごとに異なる攻略法が求められます。

加えて「カラーチップ」を使ったカスタマイズ要素も搭載。

パレットにセットするチップによって能力が強化されていきます。

ヒトの姿でいる時の移動速度がアップしたり、爆発で与えるダメージが増えたり。

マルチプレイで言うギアのように強化できます。

しかし、上の階に行けば行くほど難易度が上がっていき、最上階までに力尽きるとどんなに進んでいても一階からやり直さなければいけません。

その際にはそれまで手に入れたカラーチップもすべて失ってしまいますが、真珠に変換され、塔に挑戦する前にプレイヤーの基礎能力を強化できます。

残基数を増やしたり、アーマーを強化したり。

難易度を下げることができるので、例えゲームオーバーになっても再挑戦したくなるように作られています。

いわゆるローグライクゲームの要素を取り入れているんですが、今作で特にハマったのが、RPG的な育成要素です。

ゲーム開始直後はブギの火力が弱かったり、連射の速度が遅かったりするので、もどかしく感じるかもしれません。

しかし、沢山の「カラーチップ」をパレットにセットすると一変。

スペシャルウェポンをバンバン使えるようになったり、ブキがチート級に強くなったりするので、無双していく気持ち良さを味わうことができました。

本編でもギアを使って能力を強化することはできますのが、こんなにも大胆に変わることはありませんので、育成する楽しさは「サイドオーダー」の方が強く感じました。

あとはやりこみ要素。

このゲーム、やり込んでいくと色んなブキが追加されて、そちらでプレイするとまた違った感覚で楽しめるんですよね。

連射は出来ないが一撃が大きいチャージャーとか、一度に大量のインクを放つことが出来るスロッシャーとか。

長所と短所がハッキリしたブキでプレイしますとまた違った立ち回りが求められるので、ご褒美の欲しさと相まって繰り返しプレイしちゃいました。

とはいえ1周クリアまでのプレイタイムは1時間未満。

完全クリアを目指そうと思ったら何十回もプレイする必要はありますが、そこまでプレイすると同じような展開になりがちなので、もう少し詰め込んでくれると嬉しかったですね。

そこは3,000円の追加コンテンツってのも影響していると思うので、今度はパッケージの完全新作として出してみると面白いかも!?

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5位 デジボク地球防衛軍2

第5位は、「デジボク地球防衛軍2」です。

このゲームは予想以上に楽しめました!

正直、前作は不満点が多くて積んでいたんですけど、今作は一変。

ビックリするくらいパワーアップしているので、一気に進めてしまいました!

内容としては人気アクションシューティングゲーム「地球防衛軍」シリーズのスピンオフ。

歴代シリーズのキャラクターが集って戦うお祭り的な作品で、ナンバリングからスピンオフまで幅広く抑えられています。

そんな「デジボク地球防衛軍2」で特に良いと思ったのが、壮大なストーリーです。

ゲームはミッションに沿って進んでいき、基本的には迫りくる敵を倒したり、特定の乗り物に乗って戦ったり。

移動と戦闘を繰り返す感じなんですが、その間にキャラクター同士の会話が展開されます。

その掛け合いがネタ要素満載で面白いのはもちろん、ある要素によって意外性を生み出すことに成功しました!

それは、第三勢力の登場です。

「地球防衛軍」シリーズは人間と侵略者の戦いに重きをおいていますが、今作ではガイアークや巨人などの第三勢力が登場します。

そのため本編には無い意外な展開を起こすので、先が気になってどんどん進めたくなりました。

ぼく、こういうミステリアスな展開に弱いんですよねぇ。

それ以外にもグラフィックが強化されていたり、バランス調整の改善、仲間NPCの追加、掛け合いの増加など、前作での不満点がかなり改善されています。

特に会話要素の増加は感情移入を深める役割を果たしていて、仲間との別れや再開など、見た目からは想像も付かないほど入れ込んじゃいましたw

というのも本作に登場するキャラクターはみんな魅力的だからです。

新米レンジャーのススム、正体不明なブラザーのネオンちゃんなどなど。

海外のコメディアニメみたいにユーモア溢れる会話を繰り広げてくれるので、もう聴いているだけで楽しいんですよね。

シリーズ恒例の処理落ちは健在ですが、それを補ってあまりある作品で、もっと注目されても良いと思いました。

このゲーム、なぜか全然売れていなくって、Switch版でさえも初週0.6万本で終わってしまいましたからね。

8位に入れた「プリンス・オブ・ペルシャ」同様、隠れた良作と言っても良い出来なので、マイナーどころで面白い作品を求めている方はぜひ手を出してみてください!

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4位 真・女神転生V Vengeance

第4位は、「真・女神転生V Vengeance」です。

このゲームは期待通りの良作でしたね!

内容としては2021年に発売された作品のバージョンアップなんですけど、前作で惜しかったところが徹底的に改善されていて、完成度が凄いことになっています。

Switchには数多くのRPGが発売されていますが、その中でも上位に入れても良いほどです。

そんな本作は現代の東京を舞台にしたRPGで、とあるきっかけで異世界、ダアトに迷い込んでしまった高校生の主人公を中心に展開されます。

注目したいのが、冒頭でストーリーが分岐することです。

今作ではV本編のストーリーを楽しめる「創生の女神編」、新ルートの「復讐の女神編」が存在して、途中から展開が大きく変わっていきます。

新キャラが登場したり、全くの新エリアを探索することになったり。

半分新作のような感じで展開されます。

そんな新ストーリーをクリアした率直な感想としては、いやぁ良かったです!

V本編と比べても人間キャラクターによるドラマ性が増していて、感情移入することが出来ました!

まあそれでも、考察をしないとアッサリに感じてしまうところはあるんですけどね。

主人公と敦田ユヅル、太宰イチロウの友情を感じるシーンなど見どころも満載で、「ペルソナ」を彷彿とするところがあります。

加えて人間キャラクターが一時的にゲストとして戦闘に参加してくれるので、そういう意味でも印象に残りました。

ディフェンダーとして活躍してくれる敦田ユヅル、アギ等の魔法攻撃が優秀な尋峯ヨーコなどなど。

仲間として参戦する人間キャラクターは強力なスキルを持っているので、加入時は一軍としてお世話になりました。

あと忘れてはいけないのが、快適性がグーンと増していることです!

「メガテンV」は立体的な世界を探索していき、悪魔と戦闘したり、育成をすることに重点が置かれています。

ゲームプレイの大半はダンジョンの探索と戦闘、悪魔の育成になるんですが、無印版は快適とまでは言えませんでした。

例えばオートバトル機能を使うと通常攻撃しかしてくれないとか。

痒いところに手が届かない仕様だったんですが、今作ではその辺りを改善。

オートバトル機能を使っても敵の弱点を狙った攻撃をしてくれるなど、めちゃくちゃ快適になっています(もちろん通常攻撃のみも可能)。

「メガテンV」はRPGになるので、経験値を貯めてキャラクターを強くしていかないと強敵を倒すことが出来ません。

最終的には何百回も戦闘をすることになるので、快適に戦えるのは助かりました。

他にもどこでもセーブ機能の追加、マップに目印を設置できる機能の追加、レベル補正の緩和などなど。

「V本編」でストレスに感じていた部分の多くが改善されていて、3DのRPGにありがちな面倒さが大幅に軽減されています。

ですが、「V本編」からの変化は3割程度に留まっているので、前作プレイヤーがまた10,000円払うほどの価値はないと思いました。

このゲーム、定価が9,878円(税込) もするんですよ。

完全新作でもないのにこの値段はちょっと高いですね。

ただこの意見は「V本編」購入者によるものであって、今作から始められる方は定価分の満足感を味わえると思います。

2つのストーリーをクリアするのに100時間は掛かるでしょうし、やりこみ要素も増えていますからね。

ボリューム満点で遊びごたえのあるRPGを遊びたい方にはぜひおすすめしたいです!

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圏外 百英雄伝

ここまで4位のタイトルを紹介してきました。

こうしてみると面白いタイトルばかりに感じますが、一方では惜しいと感じたタイトルもあるんですよね。

という訳でここでちょっと圏外のタイトルを紹介していきます。

まずは「百英雄伝」。

このゲームは本当に勿体なかった!

内容としては戦記物のRPGで、戦闘システムはターン制のコマンド式。

いくつもの街をハシゴしてストーリーを進めていくという、昔ながらの王道路線ではあるんですが、色んな問題を抱えていたりします。

1つめはSwitch版の完成度です。

「百英雄伝」は色んな機種で展開されていて、PS5やSteam。

Xbox Seriesなど、いくつものバージョンが存在するんですが、Switch版に関しては快適に遊ぶのが困難だったりします。

映像がカクついたり、戦闘発生時・エリア切り替え時には8秒前後のロード時間が発生したり。

まるで処理が重いパソコンを操作しているときのような気持ち悪さを感じました。

2つめは、面白くなるまでの時間が長いことです。

ストーリーは「オールラーン」という大陸を舞台に3人の視点から展開されます。

情熱的な警備隊士「ノア」、クールな帝国士官「セイ」、ルーンの遺跡を守るガーディアンの「メリサ」。

彼らはそれぞれ違う勢力に属していましたが、作中で発生する戦火に巻き込まれていくなかで共闘することになります。

しかし、そこまでの流れが地味だったり、システム面で不便な点が目立っていたり。

昨今のゲームと比べて掴みがイマイチなので、特にSwitchでプレイしますと、序盤の印象は決して良くないです。

ただゲームを進めていくと街を復興する要素が解禁されて、それまで不便に感じていたところを快適にすることができます。

ストーリーにしても中盤以降は目的がハッキリと見えてくるので、その段階になったら夢中で遊んでしまいました。

なので後半だけを見たら高評価にしたいところなんですが、Switch版に関しては手放しでおすすめできないところがあるので、圏外とさせていただきます。

ちなみに現在はアップデートによって「グラフィック優先モード」「パフォーマンス優先モード」「バランスモード」を選択できるようになりました。

ですが、「パフォーマンス優先モード」にしたからといってロード時間が極端に短くなることはありませんので、さらなるアップデートに期待したいところですね。

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圏外 フォーエバーブルー ルミナス

もう1つ圏外のタイトルを紹介していきます。

フォーエバーブルー ルミナス。

このゲームも色々と惜しい作品でした。

内容としてはダイバーとなって好きなように海中を探索するゲームで、500種類以上もの魚が登場します。

ですので癒やしゲー的な側面はありますが、オンラインありきの作りになっているので、そこを楽しめないと厳しく感じました。

オンラインモードでは最大30人での同時プレイを楽しむことができます。

途中で発生するミッションを分担して進めたり、魚や落ちてるものにマーキングして教えることができたり。

緩いつながりを楽しむことができるので、その点は良いと思いました。

ただ前作で良かったストーリーはおまけ程度に成り下がってしまったこと。

やり込むことで解禁される要素の多くがオンライン向けであることから、誰かと一緒に遊ばないとプレイを続ける意欲を持ちにくいんですよね。

ウリであるハズのグラフィックにしても魚の動きがぎこちなかったり、調査するまでは光がまとっていてよく見えなかったり。

スキューバダイビングのシミュレーターとして見てもリアリティに欠けるので、中途半端な出来になっていると思いました。

強いて言えばコレクション要素とか、オンラインの緩い繋がりとか。

その辺りは光るものを感じましたので、次に繋がってくれたら良いと思います。

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3位 ペーパーマリオRPG

第3位は、「ペーパーマリオRPG」です。

このゲームは20年前に発売されたゲームキューブソフトのリメイク版なんですけど、予想以上の完成度でした!

もう原作への愛がふんだんに詰め込まれていて、現代にも通用するクオリティに生まれ変わっています!

そんな本作はペラペラなマリオが冒険するアクションRPG。

荒くれ者たちが集まる港町「ゴロツキタウン」に眠る伝説の宝を見つけるべく、仲間と一緒に冒険していきます。

ものしりなクリスチーヌ、コウラ攻撃を得意とするノコタロウなどなど。

個性的な仲間を切り替えながら探索をしていき、伝説の宝を探していきます。

注目したいのが、原作で見られたブラックユーモア的な要素をしっかりと踏襲していることです。

最初に訪れるゴロツキタウンには中央に絞首台が堂々と置かれていますし、マリオがボロドーにスリをされたり、透明になったピーチ姫が服を脱ぐなんて変態にはたまらない描写も残されています。

その影響でCEROレーティングが12歳以上対象の「B」になってしまいましたが、対象年齢を制限してまで当時の雰囲気を再現しようとするところに原作愛を感じました!

他にも女の子のようで男の子のビビアンの設定を現代にも違和感ない形で表現していたり、「愛してる」のセリフを読むためにAボタンを100回も押すことになったり。

カットしてもおかしくないところまで再現されています。

極めつけが、強化されたBGMです。

多くは楽器の数が増えて豪華になっていますし、原作にはなかったフレーズが追加されているところもあります。

さらに新曲も大量に追加されているので、冒険感が増していたり、ストーリーのドラマ性が強調されました!

あえて惜しい点を挙げるとしたら、遊びを拡張する要素はほとんど追加されていないことでしょうか。

裏ボスが2体追加されていますが、新エリアとか、新ストーリーはありませんので、原作を遊び尽くしていると物足りなく感じる恐れがあります。

あとは快適性。

ワープできる青ドカンが追加されているなど、原作と比べたら遊びやすくなっていますが、現代のゲームと比べたらテンポが悪いところがあります。

そういう訳で快適とまでは言えませんが、全体的にはめちゃくちゃよく出来ているので、多くの人におすすめしたい作品です!

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2位 ユニコーンオーバーロード

第2位、「ユニコーンオーバーロード」。

このゲームは上半期最大の伏兵でしたね!

正直なところ、プレイする前の期待度は70%くらいだったんですけど、実際に触ってみたら一変。

満足度120%に達するくらいの完成度で、アトラスとヴァニラウェアの底力を感じました!

内容としては様々な種族が生きる大陸「フェブリス」を舞台にしたシミュレーションRPG。

亡国コルニアの王子「アレイン」となって帝国に支配された世界を解放すべく立ち上がります。

ゲームはシミュレーションバトルパート、会話パート、探索パートの3つで構成。

シミュレーションバトルパートはリアルタイムで展開されて、ユニットに指示を出して拠点を制圧したり、敵軍を排除するといった戦略性が高い駆け引きを楽しむことができます。

会話パートではそんなシミュレーションバトルパートによって起こるドラマが詳細に描かれていて、ヴァニラウェアの持ち味である美しいグラフィックを堪能することができます。

そして探索パートではキャラクターを自由に動かしてマップを移動するシステムを採用。

次の戦いに備えて自軍を強化したり、各地を探索して素材アイテムを採取するなど、色んな遊びが用意されています。

この探索パートがですね、予想以上に作り込まれていて、メインそっちのけで遊び呆けていました!w

大きな要因となっているのが、名声ランクの存在です。

ステージやサブクエストをクリアしたり、街を復興すると名声ランクが上昇。

これを一定まで上げると色んな要素が解禁されます。

使える施設が増えたり、戦場で出撃できるキャラクターが増えたり。

ゲームを有利に進めることができるので、名声ランク目当てで寄り道をしてしまうんですよね。

肝心のシミュレーションバトルパートも良く出来ていて、作戦で優先度を変えることができるとか。

細かいところまで設定できるので、自分の戦略がピタッとハマった時はこれ以上ないほどの快感を味わえました!

惜しい点としては唯一、ストーリーが淡白であるというものがありますが、そんなことが気にならなくなってしまうくらい戦闘や探索が楽しいです!

よくゲームが面白くて寝不足になるという話がありますけど、本作がまさにそれでしたね!

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1位 風来のシレン6 とぐろ島探検録

そして第1位となったのが「風来のシレン6 とぐろ島探検録」。

このゲームはホンっとハマりました!

もう一時は生活が崩壊するくらい遊んでしまいましたからね。

個人的には文句なしの1位です!

内容としてはローグライク型のRPGで、入る度にマップが変わるダンジョンを攻略していきます。

この手のゲームは「ポケモン不思議のダンジョン」や「トルネコの大冒険」など色々ありますが、本作で特徴的なのが、序盤から難易度が高いことです。

道中で戦うことになる敵は攻撃力が高めに調整されていて、弱い装備だと2〜3発喰らっただけで倒れてしまいます。

すると、持っている道具を全て失ってしまい、レベルも1に戻ってしまうので、1つのミスが命取りになるんですよね。

こうして聞くと初心者の方は敬遠しそうですが、実は本作、ある程度の段階を超えると簡単になってきます。

厳しいのは序盤から中盤のフロアで、それ以降は色んなアイテムを使って対処できたりするので、奥の階で倒れてしまうことはそんなにありません。

そのため1プレイが短くなりやすいので、ついつい遊び続けてしまうんですよね。

あと今作は快適性が凄いです!

主人公のシレンはスムーズに動いてくれますし、ロード時間もほとんどないので、操作している時のストレスは全くありません。

これ、当たり前のようですけど、繰り返し遊べる本作ではめちゃくちゃ大きな恩恵を受けていて、これに慣れたら過去作に戻れなくなるくらいです。

システムにしても過去作で蛇足だった要素が整理されていますし、原点回帰は伊達じゃないと思いましたね。

ぼく、昔から「風来のシレン」が大好きで、特にスーパーファミコンの初代とか、N64の「2」はドハマリしていました!

ただある時から新作が発売されなくなったので、だんだん熱が冷めてしまったんですよね。

そんな中で今回久しぶりに大当たりだったので、昔の記憶が蘇ってきました!

武器を限界まで鍛えるのはもちろん、アイテム持ち込みなしの高難易度ダンジョンに何度も挑むとか。

かつてハマっていた遊びを本作でも堪能することが出来ましたからね。

発売後も大型アップデートによってモンスターを操作して遊べるようになりましたし、もし無人島で暮らすとしたら本作を持って行って遊び倒したいです!

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全体のまとめ

という訳でニンテンドースイッチの2024年上半期面白かったゲームランキングでした!

1位が「風来のシレン6」で、2位が「ユニコーンオーバーロード」。

どちらもソフトメーカーのタイトルですが、神ゲーと言っても良い水準に達しているので、Switchで面白いゲームを探している方はぜひプレイしてください!

全体的にはソフトメーカーが健闘した感じで、その分だけ任天堂が例年と比べて弱い印象でした。

ただ下半期は「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」「マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!」などが控えているので、今後は任天堂の逆襲にも期待したいところです。

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