2015/07/07/12:00 | ゲームレビュー

キャッチ!タッチ!ヨッシー!【レビュー・評価】あまりにも割り切った作りのDS初期に発売された意欲作

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キャッチ! タッチ! ヨッシー!/DS

2005年1月に発売されたDS「キャッチ!タッチ!ヨッシー!」を今回はレビューします
DS「キャッチ!タッチ!ヨッシー!」は、
タッチペンで雲を作ってベビーマリオとヨッシーを誘導するアクションゲームです。

良いところ

283
ニンテンドーDSならではのゲーム性

このゲームは2つのパートで構成されています。
1つは空から落ちてくるベビィマリオを守り、
コインを集めながら無事に地上まで到着させることが目的の空パート。
もう1つは敵や障害物を避けながらただひたすら前に進んでいく地上パート。

どちらのパートでもベビィマリオやヨッシーをボタンで操作する事は出来ず、オートで動きます。
じゃあプレイヤーは何をするのかと言うとタッチペンで足場となる雲を描き、
指定の場所に導いたり、敵を雲で囲んで閉じ込めたり、タマゴを投げたり、
アイテムを雲で囲んでベビィマリオやヨッシーに与えるなど、
あくまでも補助的な役割となっている訳ですね。

当時のゲームはキャラクターを直接操作するのが主流だったので、
この操作性は目新しさを感じられました。
また、空パートではベビィマリオが上画面に表示され、足場となる雲は下画面にしか描けない関係上、
べビィマリオがどんな風に落ちて行くのか予測しないといけないのが
従来の1画面ゲームにはない感じでこちらも新鮮味を高めていると思います。

ニンテンドーDSならではの機能としてはそれ以外にも
マイクに向かって息を吐いたら雲が吹き飛ぶ操作が用意されていたり、
通信対戦やピクトチャットを探す機能が付いており、
本体のギミックをフルに活かした作品だと思います。

282
4種類の遊びを用意

本作には4種類のゲームモードが用意されています。
マップが固定されたステージでスコアを競う「スコアアタック」。
ゲームオーバーになるまでに地上のステージをどこまで進めるかを目的にした「エンドレス」。
カメックの手下にさらわれたベビィルイージを助け出すまでのタイムを競う「タイムアタック」。
制限時間内にどこまで進めるかを競う「チャレンジ」。

それぞれ上位8位までハイスコアが表示されるので、
いろんな人にやらせてみんなとハイスコアを競うのが楽しいですね!
ちなみにおまけ要素として飛んでくる風船をタッチペンで潰すミニゲームが収録されており、
1つのカードで最大2人で楽しめる対戦モードも用意されています。

284
スコアアタックが楽しい

このゲーム最大の魅力がここ!とにかくスコアアタックやタイムアタックが楽しいんです!
「スコアアタック」モードでは固定されたマップに設置されたコインなどのアイテムを知り尽し、
どのようにしてヨッシーを導くのかが楽しかった。
「エンドレス」はランダム生成の地上ステージをどこまでも進んでいくのですが、
先に進むほどスピードが速くなったり、
珍しい背景や敵が出現するのでそれ見たさでプレイしてしまいました。

「タイムアタック」や「チャレンジ」はそれなり。
いずれにしてもハイスコアを狙ってプレイするとずっと楽しめます。
発売当時はあまりゲームを買っていなかったので、2ヵ月くらいハマっていましたね。

285
音楽や世界観が良い

ヨッシーシリーズの関連作らしく、BGMや世界観が素晴らしいです!
BGMは名作SFC「ヨッシーアイランド」ほどではありませんが、ほのぼのしていて聴いてて癒されます。
ゲームプレイ中は全然ほのぼのしていなくて忙しい位ですけどねw
世界観は「ヨッシーアイランド」を踏襲しているだけあって、こちらも良い感じ。

個人的に合わない&気になったところ

281
あまりにも割り切り過ぎたゲームデザイン

本作のゲーム内容は上に書いた通りですが、やってみると5分程度で終わると思います。
初プレイを終えた時には誰もが「え?もう終わり!?」と思わず口にするハズです。
そうです、もう終わりなのです!それ以外には何もありません。
本作はただひたすらハイスコアを更新する事が目的のゲームなのです!

連続してステージを攻略していくストーリーモードはありませんし、ステージセレクトもありません。
一部のモードではランダム生成になっていますが、ステージに種類はありません。
また、高スコアを記録しても特に良い事は起きず、エンディングは最初から見れません。
パッケージタイトルとして売るにはあまりにも割り切り過ぎたゲーム内容で、
能動的に遊ばない限りはすぐに飽きてしまう事でしょう。

280
もっとハイスコアを更新するモチベーションが欲しい

スコアアタックを重視した内容にするのであれば、もっとモチベーションを高める要素が欲しいです。
本作が発売された当時はWi-Fi通信サービスが開始されていなかったので、
オンラインを通じたランキング機能すらも用意されていないんですよ。
特定のモードで特定のスコアを突破したらおまけ要素がアンロックされるとか、
そういったご褒美はあった方が良いと思いました。


とにかく好き嫌いがハッキリ分かれるゲーム。
N64「ヨッシーストーリー」もそうでしたが、スコアアタックが楽しいのに、
ハイスコアを更新するモチベーションを高める要素が決定的に足りないんですよ。

でも、個人的にはスコアアタックが好きで、
ニンテンドーDSならではの斬新なゲームデザインも好きなので、かなりハマりました。
ダウンロードタイトル向きのタイトルではありますが、忘れた頃にまたプレイしたくなる作品です。
あまりにも割り切った作りのDS初期に発売された意欲作。

こんな人には特におススメ。
・スコアアタック好き。
・ニンテンドーDSならではのゲームを遊びたい人。

こんな人にはおススメできない。
・能動的に楽しめない人。

キャッチ!タッチ!ヨッシー!/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約50時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。

※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

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コメント広場の住人(6)

  1. KUMA より:

    試みとしては凄く斬新な事をやってたイメージの作品ですかね。アートゥーンが手掛けた外注物よりも基本的な挙動・手触りの部分が良くて遊んでて気持ち良くはあるんですけども、ボリューム面が致命的に欠落していてフルプライスで出す内容じゃないよなぁ…とか思ってました。
    やたらトリッキーな操作方法とヨッシーの可愛らしい見た目に騙されがちですが、やたらと無骨で漢臭い、かつ良くも悪くもファミコン時代のような古典的なゲームだったと思いますね。

  2. kentworld より:

    >KUMAさん
    出来れば2,800円くらいで販売したら良かったですね。
    同時期に発売された脳トレと比較しても
    ボリューム的には大差がありませんので。
    今だったら間違いなくフルプライスでは勝負出来ないタイトルです。
    2005年だったからこそ、ギリギリ許されたと。
    見た目は可愛いですが、仰る通り古典的なゲームでした。
    こういうゲーム好きなんですよー。

  3. KUMA より:

    >今だったら間違いなくフルプライスでは勝負出来ない
    まぁ任天堂は結構多いですけどねぇ、こういうの。ボリュームは一切追求してない実験作を妙に強気な価格で出してきたりしますね。3DSになってからでもSTEEL DIVERとか明らかに5000円級の内容とは言えない物も出してたりしますし。
    宮本氏や岩田氏のインタビューでは「過剰な価格競争は作る側が幸せにならない。価値を落とす安売りはしたくない」等の発言も多いですし事実仰せの通りだとも思うんですが、ちんまい系の実験作に関しては、もうちょい物量と価格の適正なバランスにも配慮していただけると客としては嬉しいような…(苦笑

  4. kentworld より:

    >KUMAさん
    スティールダイバーもありましたねぇ。
    2011年と言えばまだガラケーのソーシャルゲームが強い時代で、
    今とはまた少し状況が違っています。
    さすがに今はもう出せないんじゃないかなぁ。
    任天堂としては実験作でもフルプライスで出したいと思うんですけどね。
    任天堂自身も基本プレイ無料を始め、
    ドクターマリオなどをダウンロードでしか出さなくなったので、
    もう出せなくなってきたと思っていそうです。

  5. チキ より:

    このゲームは未プレイなのでやってみたいですね。
    その内WiiUのVCで配信されそうですが2画面であることを活かしたゲームをWiiUでやるのは無理があるので素直にパッケージ版を買って3DSでやるのが良さそうです。
    このゲームにしろヨッシーストーリーにしろスコアアタックをやり込む動機が弱いのは残念ですね。
    新しいステージとかおまけがアンロックされるなどご褒美がないとやる気になれませんからね。ゲームをやり込むモチベーションを上げるにはそういうところが結構重要ですよね。

  6. kentworld より:

    >チキさん
    あぁ、これはWii Uバーチャルコンソールでは出しにくいゲームかもしれません。
    Wii Uゲームパッドを縦持ちにして遊ぶという
    やり方もなくはないと思いますが、重いと思いますw
    あとはマイク機能も結構重要だったりしますしね。
    素直にオリジナル版をプレイするのが良いと思います。
    フルプライスでは少々割高ですが、僕はハマっので元は取れました。

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