2016/09/28/12:00 | ゲームレビュー

マリオストーリー【レビュー・評価】スプライトを紙であると割り切った意欲作。アクションゲーム好きのRPG入門作としておススメ!

1

2000年8月に発売されたN64「マリオストーリー」を今回はレビューします。
N64「マリオストーリー」はペーパーマリオが主人公のアクションRPGです。
開発は「ファイアーエムブレム」シリーズで知られるインテリジェントシステムズが担当。

良いところ

6
良いアクセントになっているアクション要素

「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」シリーズを代表するRPG。
このゲームの土台はこれらのRPGと大差ありませんが、アクセントとしてアクション要素が存在します。
例えば戦闘時にタイミング良くボタンを押す事で
より大きなダメージを与えたり、受けるダメージを少なくする事が可能で、
コマンドバトルなんだけどアクションゲームっぽくなっているんですよね。

フィールド、ダンジョンもマリオらしいギミックが満載。
例えばジャンプをして高いところに登って崖を飛び越えなければ奥に進めなかったりします。
全体的なゲームシステムはスーパーファミコンで発売された「スーパーマリオRPG」と類似。
というか仮名称が「スーパーマリオRPG2」だったので実質、続編だったりします。

4
探索が楽しい

前作から大きくパワーアップしたのが探索要素です。
本作ではフィールドで草むらを調べたり、ハンマーでブロックを壊す事が出来るようになりました!
おかげでアイテム集めの楽しさが前作から増していて、
設置されている草むらを隅から隅まで調べたくなってしまう。

収集要素も色々増えました。
集める事でレアアイテムと交換が出来る「星のかけら」。
装備する事で様々な追加能力をゲットできる「バッジ」。
1個、または2個のアイテムを料理してリストを埋めていく「レシピ」など、
探索性が増した分だけコレクション要素も色々追加されています。

3
徐々に行動範囲が広がる楽しさ

探索要素とセットで特筆したいのが、徐々に行動範囲が広がる楽しさです。
前作とは違って今作では仲間とフィールドを歩く事が可能で、
専用のアクションを使えるようになりました。
例えばピンクボムへいの女の子のピンキーを連れていると、
ヒビがはえた壁を破壊して先に進む事が出来るんです!

こんな感じで仲間にはそれぞれ専用の能力があって
仲間にすると今まで行けなかったところに行けるので、
徐々に行動範囲が広がる楽しさを味わえます。
一度クリアしたフィールドも、新しい仲間を連れて戻って来ると新たな発見があるかも!?

8
キノコタウンの寄り道が楽しい

キノピオたちが暮らしているキノコタウン。ここでの寄り道が凄い楽しいです!
当初は行動範囲が限られていて利用出来る施設が少ないんですが、
ゲームを進めていくと徐々に増えて行って
ミニゲームやガチャガチャ、お店、サブイベントなどを楽しむ事が出来て良い息抜きになります。
ダンジョン攻略などに疲れた時は戻ってミニゲームなどで遊びましょう!

寄り道要素は前作ほどではないものの充実しています。
キノコタウンの施設、フィールドやダンジョンの探索。いくつかの収集要素以外にも
サブキャラクターを掘り下げる手紙。前作から大幅にテキスト量が増した住人との会話などを用意。
さらに隠し要素として緑の人気者好きにはたまらないネタが用意されています。

2
優しい世界観

どのキャラクターも2Dグラフィックである事を強調しており、
点目になっているので優しい印象が強いです。
具体的にどう2Dを強調しているのかというと、キャラクターがペラペラと回転するんですよ。
3Dポリゴンのゲーム全盛だった2000年はスプライトで描かれた2Dって時代遅れの印象があったけど、
ペラペラの演出を加えることで独特な味を付け加えていてそこはさすがだと思いました。

フィールドのグラフィックはN64ソフトらしく3Dポリゴンを採用。
3Dポリゴンならではの立体感ある演出は健在ですし、
折り紙のようにめくれて建物内部を表示するなんて凝った演出も用意されています。

ストーリーは王道。いつも通りクッパがピーチ姫をさらってマリオが助けに向かいます。
しかし、ゲームジャンルがRPGだけあってそれまでの作品と比べて過程を丁寧に描いていて、
ストーリーもそれなりに楽しめました。さらわれたピーチ姫サイドが用意されているのも当時としては新鮮。
BGMは新曲が目立っていますが、マリオのゲームとして違和感なく収まっていると思うし、
中にはロック調など挑戦的な曲もあって新鮮さも感じられます。

個人的に合わない&気になったところ

7
低年齢向けの印象が強い

全体的に低年齢向けの印象が強く、中学生以上になるとちょっとプレイしにくいです。
そう感じてしまうのは点目のキャラクター以外にも数値の低さがあります。
序盤は与えられるダメージが1~2程度。
ゲームを進めてもせいぜい20で、体力も多くて100程度です。

おかげで計算しやすくはなっていますが、子供っぽい印象は否めません。
前作の「スーパーマリオRPG」がCG調のグラフィックでダメージ数値も2~3桁だっただけに尚更。
後のシリーズは多少インフレ化したので、余計強く印象に残っています。
ちなみに難易度はそこまで低くはなく、標準レベルとなっているので大人でも退屈しません。

5
紙の設定をもっとゲームに活かして欲しい

キャラクターが紙である設定はゲーム面ではあまり活かされていません。
そのため見た目だけ変わった印象が強く、前作のCG調が好きだとマイナスに感じてしまいます。
紙芝居の雰囲気を出すためかフィールドも奥行き感が薄れていて、
そう言う意味では退化してしまいました。


マリオのRPGシリーズとしては2作目になる作品。
開発会社がスクウェアからインテリジェントシステムズに変わった関係で
前作から大きく作風が変わってしまいましたが、
丁寧な作りは変わっておらず、RPGの入門。もしくはアクセントを加えたRPGとしておススメです。

こんな人には特におススメ。
・アクションゲームとRPG好き。
・探索好き。

こんな人にはおススメできない。
・思春期の子。

マリオストーリー/お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆ 星8個
プレイした時間・・・約40時間
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コメント広場の住人(18)

  1. KA より:

    このレビューを載せる前日にクリアしました。
    今までプレイしてきたマリオRPGの中でもっとも本家マリオに近い感じでした、ただ本家マリオで登場する敵キャラが町の住人になっているのもいて、中には仲間になって一緒に戦ってくれるので、ペパマリシリーズは今のところペパスシしかプレイしたことないから新鮮に感じました。
    HPや攻撃力の小ささは開発を担当した所から見るとFEを彷彿させますね、受けたり与えたりするダメージもムラが無く計算しやすいので戦略を立てやすいです、HPが普通に3桁以上あるマリオRPGやマリルイシリーズとはまた違った感覚で楽しめました。
    今思えばマリオストーリーではなくスーパーマリオRPG2で出ないで良かったと思いました、マリオRPGの正当な続編としてみるとキャラデザといいシステムといいコレジャナイって感じですけど別系統として見たらこれもありって思いました

  2. JINO より:

    ペーパーマリオシリーズでは一番安定感のある作品だと思いますね
    後続の作品の方がやり込みなどで進歩した部分があるのでしょうけど
    テンポが悪かったり癖が強かったりで人を選ぶ部分も強くなってしまった感があります

  3. ザイガス より:

    小学生だった当時、
    何週もするほど遊んでいて、
    個人的に思い出深い作品の一つですね。
    最近になってWiiUのVCでダウンロードして、
    久しぶりに遊んでみたのですが、
    当時に比べるとやはり簡単に感じて、
    サクサク進めすぎるところはあるなと思いましたが、
    それでもやっぱり面白いです。
    成長過程を自分で調節したり、
    バッジを付け替えることによって、
    自分だけのマリオを作ることが出来るシステムがとても楽しかったですね。
    特に当時はピーチ姫をまさか操作することが出来るなんて!
    と感動があったことも覚えています。
    続編もプレイしていますが、
    やっぱりペーパーマリオシリーズでは、
    これが一番安定して面白い作品なのではないかなと思います。

  4. 街毛 より:

    うわあ懐かしい笑
    5週はしたかな。64でマリオでRPGっていうのは当時としては斬新でしたね。謎解きのバランスもいいし、毎章で星を助けるっていう分かりやすい目標があるし、キャラクターも親しみが持てるのが多いんですね。
    まだそんなに黒くなかった頃のペーパーマリオって感じです。

  5. MGMの名無し より:

    バトル自体はコマンドバトルがベースなのでそこが好きです、タイミングを合わせてアクションってのも分かりやすく爽快感があって良いと思います
    仲間を大勢引き連れて冒険するのもRPG感が出てて好みです
    …実はこの路線で新作を出して欲しいとずっと思っていますw

  6. ボブ より:

    マリオストーリーはマリオ64よりやり込んだ。数字は余り気にならなかったです。
    仲間が多く、みんなキャラが立っていて、敵に合わして仲間を交代していくのが面白かった。でも闘ってる時のアクションとかは苦手でした。
    次はカスタムロボとかロックマンゼロのレビュー期待してます。

  7. kentworld より:

    >KAさん
    仲間と一緒に戦うシステムは
    ペーパーマリオシリーズではお馴染みなんですよ。
    この頃は比較的王道の作りで、
    マリオRPG以上に本編マリオをRPG化したような作品でした。
    当時はそんな発想なかったけど、数値の小ささはFEのノリで作っていたのかなぁ。
    分かりやすさは良いけど、前作が前作だっただけに
    作風と言い当時はなかなか受け入れることが出来ませんでした。
    はい!当時はコレジャナイを連呼していましたよw

  8. kentworld より:

    >JINOさん
    そうですね、これが一番王道でゲームバランス、
    調整などもよくとれている印象です。
    それ以降の作品はねぇ。

  9. kentworld より:

    >ザイガスさん
    今は簡単に感じてしまいましたか!?
    まあ、攻略法を覚えているところが合ったら簡単に感じてしまうところはあるかも。
    敵には弱点というものが存在しますし。
    マリオのカスタマイズは当時としては珍しかったですよね。
    ピーチ姫の操作も良かった!
    マリオサイドだけで物語が進むわけでは無いのが珍しかったです。
    続編は色々劣化しているように感じたなぁ。

  10. kentworld より:

    >街毛さん
    5周もしましたか!?
    街毛さんにとっては直撃世代になるのかな?
    これは安定した面白さがあってなかなか気に入っています。
    ペーパーマリオは次作で黒くなるんですねw

  11. kentworld より:

    >MGMの名無しさん
    >バトル自体はコマンドバトルがベースなのでそこが好きです、タイミングを合わせてアクションってのも分かりやすく爽快感があって良いと思います
    それはありますね。コマンドバトルだとゲームバランスをしっかりさせやすいですから。

  12. kentworld より:

    >ボブさん
    そうなると、RPG系タイトルが好みな感じなのかな?
    これはこれで面白かったけど、N64ではマリオ64派かな。
    カスタムロボ、ロックマンゼロのレビュー。
    タイミングが合ったら公開したいと思います。

  13. チキ より:

    このゲーム大好きなんですよ!ニンテンドー64のソフトでマイベストゲームを挙げるならマリオストーリーかバンカズですね。
    各章でマリオらしいロケーションが出てくるので冒険してる感があってワクワクします。
    仲間の特技を使い分けながら探索するのが楽しいんですよね。
    バッジや星のかけらを夢中になって集めましたよ。
    おかしのもと欲しさに何度もヘイホーのオモチャ箱に通ったなぁ。結局キャシーさんのレシピはコンプできませんでした。
    キノコタウンの地下道は入り組んでいて隠し要素が豊富なので探索のし甲斐がありましたね。
    シンプルで優しいグラフィックは好きだし飛び出す絵本みたいな世界は面白いけど当時は何故、紙みたいにペラペラなのか腑に落ちなかった覚えがあります。
    ペーパーマリオRPGでは紙の設定を存分に活かしていただけに改めてマリオストーリーをやるとちょっと物足りないところはありますね。

  14. より:

    シリーズの原点となるこれ。このような感じでも周囲からの評価は今のペーパーより高い気がします。3DSから、格段に評価が下がった感じです。漫画っぽいを使ったこういう奥深さ、任天堂は近年出そうとしてないような気がします。とはいえもうすぐ発売の新作も楽しみです。

  15. kentworld より:

    >チキさん
    よくこのゲームを例に挙げられていたので、
    それだけ思い入れがあるのかなーと思っていました。
    各章ごとにロケーションがガラッと変わって、
    本編のワールドみたいな差別化がされていましたよね。
    仲間の特技を使っての探索は面白かったです。
    特に地下道は徐々に行動範囲が広がっていく楽しさをフルに堪能できましたよね~。
    マリオストーリーの紙設定は当時なぞでした。
    雰囲気は出ているけど、スーパーマリオRPGをプレイした後で、
    思春期だったのでなかなか受け付けませんでしたよ。

  16. kentworld より:

    >星さん
    ペーパーマリオシリーズ1作目にして最高傑作でしたね。
    近年は迷走が止まらなくて色々残念な評価になっています。

  17. 名無し より:

    自分が3番目にプレイしたゲームですが、今でもRPGの中では一番好きです。
    何周したかはもはや覚えておりません(笑)
    とにかく絵柄の親しみやすさ、ストーリーのとっつきやすさ、ゲームシステムの全てにわくわくしていました。
    同じ64ではマリオ64や時のオカリナなどもハマっていましたが、マリオストーリーは狂ったように毎日やっていました。

    • kentworld より:

      マリオストーリー、好きな人が多いなー
      確かにこの作品は良い作品ですよね。
      どうしてもマリオRPGとくらべてしまうところはあるけど、個人的にも気に入っています♪

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