2018/03/03/7:00 | ゲームレビュー

星のカービィ3【レビュー・評価】羊の皮をかぶった狼という表現が相応しい恐怖の作品

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1998年3月に発売されたSFC「星のカービィ3」を今回はレビューします。

SFC「星のカービィ3」は横スクロールアクションゲーム「星のカービィ」シリーズのナンバリング3作目です。

良いところ

相変わらず万人向けな難易度

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カービィと言えば、幅広い層が楽しめる難易度で定評があります。

それは今作でも健在で、アクションゲームが苦手な方でも通常クリア”だけ“だったらそこまで難しくはありません。

もし、強いボス敵がいたとしても得意なコピー能力を使って戦いに挑めば案外簡単に倒せてしまいます。

逆に上級者はコピー能力なしでボスと戦ってヒット&アウェイを楽しむ事も出来ますので、相変わらず難易度の幅が広いです。

通常クリア”だけ“なら様々な層が楽しめるようになっています。通常クリア”だけ“なら。

何故か通常クリア”だけ”と念を押すkentworld

心温まるパステル調のグラフィック

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本作のグラフィックは、絵本のようなパステル調を採用しています。

そのためスーパーファミコンで発売された前作の「星のカービィ スーパーデラックス」とは一線を画したグラフィックとなっており、より可愛らしくなった印象です。

プレイしていて「スーパーファミコンはこんな表現も出来るのか!?」と思いました。

スーパーファミコンは1画面に32,000色中256色しか使用できませんからね。

ほのぼのしているので、特に春のプレイにおすすめです!

協力プレイに対応

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SFC「星のカービィ スーパーデラックス」に続いて、本作でも協力プレイに対応しています。

今回はカービィの体力最大値を1つ減らす代わりにグーイという相棒を呼び出す事で協力プレイが出来るようになっており、カービィと似たような操作感覚で楽しめるんです!

親子や友達と協力プレイを楽しむゲームは当時としてはまだ珍しかったので、これは有難い。

ますます賑やかになったカービィファミリー

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今作では仲間キャラが6匹も存在します!

「2」に続いて合体コピー技は健在なので、攻略の幅がさらに広がりました!

仲間キャラは「2」に登場したリック、カイン、クーに加えてナゴ、チュチュ、ピッチが追加。

グーイという相棒もいますので、なんと、合計7匹も仲間がいるんです!

シリーズ1作目では一人ぼっちだったカービィも今作では沢山の仲間が加わって賑やかになりました。

この恩恵はゲームだけではなく、コミックでも味わえるようになっていて、当時連載されていた漫画ではキャラクターが増えたことで盛り上がりを見せていたものです。

仲間キャラが多すぎる故に使い勝手の悪いキャラクターも多く、普通にプレイする分には使用しない事もありますが、攻略の自由度を高めたという意味ではプラスに感じます。

デザインセンスが良いおまけモード

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ある条件を満たすと、様々なおまけモードが追加されます。

そのおまけモードの多くは専用のタイトル画面やメニュー画面が用意されていて、センスが良いんです!

例えば文字フォントがスタイリッシュだったり、スーパーファミコンやN64のパロディだったりして。

おまけモード自体はボスラッシュやサウンドテストなど、シリーズではお馴染みの物で珍しくはないんですけどね。

本作に生み親の桜井政博さんは関わっていませんが、おまけモードのタイトル画面やメニュー画面には桜井イズムを感じます。

おまけ要素ではありませんが、様々な任天堂キャラがゲスト参戦しているのはビックリしたなぁ

パワーアップしたやり込み要素

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シリーズではお馴染みのやり込み要素は、さらにパワーアップしていました!

今作ではすべてのステージに「ハートスター」という収集アイテムが存在し、様々な条件をクリアして入手する事になるんですが、シリーズではトップクラスと言って良いほどやり応えがあります。

果たしてコンプリート出来たプレイヤーは何人居るのだろうか?

それだけ本作の「ハートスター」集めは歯ごたえがあったんです。

その分だけコンプリートの報酬は大きく、真のエンディング達成フラグとなっているんですね。

そう!先程通常クリア”だけ”なら難しくないと何度も念を押したのは、「ハートスター」集めは鬼畜だからなんです!

鬼畜なのは上級者にとっては良いことだとは思いますが・・・(後述に続く)。

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個人的に合わない&気になったところ

凶悪過ぎる謎解き

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な、なんじゃこの難しさはぁぁぁ~!?

やりこみ要素の「ハートスター」集めはビックリするほどコンプリートの難易度が高いです。

難易度を高めている大きな要因の一つに、謎解きの難しさというのがあります。

謎解きの鍵となるコピー能力自体は8種類と「2」の水準まで戻っていますが、前述の通り仲間キャラが倍増して6体になり、6×8で実質48通りの攻撃技があるんですね。

ステージの謎を解くにはこれら48種類の攻撃技を使用することになるんですが、ヒントが少なく、どの技を使えば良いのか分かりにくいです!

しかも困った事にステージの多くは一方通行のため間違えたコピー能力を身に着けた状態だと最初からやり直しなので、下手をしたら何十回も同じステージに入るなんて事もあります。

仲間キャラが倍増したのは攻略の自由度を高めていると同時にやりこみ要素の難易度を高める役割も果たしているんですね・・・

星のカービィ3、恐るべし・・・

N64「スーパーマリオ64」のパワースター集めのように1行のヒントメッセージを用意したら難易度はグッと下がると思うんですけどね~。

凶悪なミニゲーム

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「星のカービィ3」の恐ろしさはこんな物ではありません!

「ハートスター」を入手するには、時にはミニゲームをクリアする必要があります。

が、このミニゲームも難易度が高く、しかもルールの説明もない事から何回も失敗してはやり直してを繰り返す事になるんです。

どのミニゲームも覚えゲーに近い内容で3問用意されているんですが、1問でも間違えたらアウトでリトライするにはステージの最初からやり直さないといけないんですよ。

ミニゲームに挑戦できるエリアがステージの終盤にある事も珍しくないだけに、失敗したらかなり前に戻されます。

特に5-3の正しい音を当てるミニゲームの難易度は異常で、10回はやり直してしまいました。

その度にステージを最初からやり直してミニゲームに挑戦できるエリアまで進めて行ったので、超大変だった。

ハートスター集めは開発者からの挑戦状なのかもしれません

全体のまとめ

基本はいつものカービィで普通にプレイする分にはさほど問題はありません。

しかし、最終ステージへ行くために必要な「ハートスター」をすべて集めようとしたら凶暴化してプレイヤーに牙をむけて来ます。

パッケージ画像ではほのぼのした表情のカービィですが、ゲーム内容の凶悪さを知ってしまうと腹黒さを感じてしまう・・・

羊の皮をかぶった狼という表現が相応しい恐怖の作品。

こんな人には特におススメ。
・作業ゲー好き。
・記憶力が良い人。
・温かい雰囲気のゲームがやりたい人。

こんな人にはおススメできない。
・短気な人。

星のカービィ3/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約15時間


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コメント広場の住人(12)

  1. シロマ より:

    このゲームただクリアするだけなら簡単なんですがやり込み要素はゲロムズイですよね。
    特に酷かったのはステージの最後まである仲間と一緒にゴールするだけなんですけど肝心のその仲間がそのステージにいないからいちいち別のステージから連れてこないといけないのがありました。
    殆ど自力で集めようとしたけど、どうしてもわからないのが一つだけあったから攻略本買ってしまった。
    2Pキャラのグーイや新しく追加された仲間、ナゴ、チュチュ、ピッチは個性的だし雰囲気は好きだけどこのゲーム以降出番がさっぱりないから寂しいね。

    • kentworld より:

      最終ステージ行くにはある程度やり込まないといけないから大変でした!
      この頃のカービィゲームは別のステージから仲間やらコピーを持ってくる必要があって謎解きっぽかったけど、
      面倒で分かりにくいところがありましたよね。
      このゲームから加わった仲間は今こそ復活させても良いと思います。

  2. ナスタ より:

    カービィ3の謎解きは尋常じゃない難易度でしたね〜。何とか自力でコンプできましたが、相当苦労した記憶があります。

    グラフィックとか世界観は個人的にシリーズで一番好みなので、結構お気に入りのタイトルです。

    • kentworld より:

      これはノーヒントだとかなり大変ですよね(^_^;)

      子供の頃、プレイされていたら強烈な印象が残ったと思います。

      パステル調のグラフィックは僕も好きです。スクリーンショットを見ただけでもほのぼのしますよね♪

  3. ホンマ☆トモフミ より:

    スパデラという傑作が生まれた2年後になぜかスーファミで出た残念なカービィですね(´・ω・`)

    まず言いたいのは、スパデラの後に出た本作はゲーム画面の時点でなんか地味!そしてキャラが無駄に多い!
    チュチュの操作性は面白いので良いのですが、グーイ、ナゴ、ピッチが蛇足です。グーイは性能がほぼ一緒なら色違いカービィで良かったような…。

    もっとも嫌なのが全体的にもっさりしていることです。操作してて楽しくないカービィは本作と64ぐらいですよ。

    いろいろ怒りもありますが、良い点を挙げるとしたら、BGMかな。SEはしょぼいの一言ですが、BGMの雰囲気の良さはいいです。あとは任天堂キャラが参戦していることも。
    (カービィというタイトルが冠してなくて「グーイの冒険」だったら良かったのに…)

    個人的にオススメ度は☆4/10です。良作なアクションゲームではあるにはあるのですが、スパデラの後にちょっとこれは…。

    • kentworld より:

      グラフィックはパステル調で可愛い感じですが、停止画を見ていると主張が弱い感じはします。

      仲間キャラは増やしすぎてしまいましたね。そのためか次回作以降ではほとんどいなくなってしまいました。

      桜井さんは当時、N64のスマブラを裏で作っていたと思うので、残ったメンバーで開発を進めたんでしょうね。

      HAL研究所の時系列を追ってみると複数の開発ラインを持っていることが伺えて面白いです!

      任天堂としてもあまり自信作ではなかったのか、当時はほとんどプロモーションをしておらず、いつの間にか発売されました。

  4. y.crash より:

    個人的には名作ですよ~。
    優しいタッチに音源もどこか可愛らしい。
    それでいて垣間見える狂気にギャップですよ。
    あんな音源でカッコいい曲とかマジぱねぇっす!w

    道中にいるよくわからない虫っぽいものとかあれがどういう意図か分からないのが逆に良い!

    1-2のクリア条件がまじ分からねぇ当時www
    というか、あれかなり卑猥な気がするwww ネタ的にwww

    そしてラスボスのあのいろんな意味で注意なゼロ様よ。
    あのラスボスはある意味トラウマものですけど、大好きなんですよw
    ぼすぶっちの時の背景が凄く目に悪いからVC以降は流石に修正されてましたけど、あの目に悪い方が好きなんですよwww

    • kentworld より:

      y.crashさんお気に入りの「3」を面白おかしくレビューしてみました!

      ある意味、黒い任天堂の真骨頂を垣間見れる作品ですねw

      ホント、ギャップが半端なかったです。

      1-3は強制スクロールが曲者でしたっけ?

      ラスボスは子供の頃に見たらトラウマかもしれませんねw

      カービィシリーズのラスボスって毎回、少しグロい部分があるよなぁ。よく考えたらギャップが凄いw

  5. より:

    これも又、「売り上げはイマイチでも内容を心を込めて詰め込んだゲーム」の一つですね。売っても売れなくても心を込めてこその任天堂です。
    アポロチョコ、パックンフラワー、サムス、ロボット、鬼ヶ島など色々なゲームのパロディーが有りましたね。

    • kentworld より:

      ゲストキャラが満載なので、任天堂ファンにこそおすすめの作品かもしれませんね。

      売上は色々あってカービィシリーズの中ではイマイチでした。

  6. KA より:

    当時3の存在は知っていて気にはなってましたけど結局購入しませんでした、けどカビコレに収録されてましたのでようやくプレイできました。ちなみにwiiのバーチャルコンソールでも出てましたけど要クラコンでしたから手が出ませんでした

    ハートスター集めは2の虹の雫以上に苦労しました特に5-3の音当ては何度もステージをやり直させられました、これをクリアしないと真のラスボスと戦えないので
    諦めずに何度も挑戦しましたね、その代わりにボスラッシュはパターンを読みやすいこともあって比較的に楽にクリアできました、まさかボスラッシュよりミニゲームの方が高難易度だったとは。
    100%クリアの難易度がスパデラよりも高いのでこれの0%0%0%の方がかなり威力がありそう、データが消える話は聞かないのでデータの消えやすさはどんな感じだったか気になります。

    仲間キャラの合体は2よりバラエティに富んでいて少ない種類のコピー能力を仲間との組み合わせで色々試して見る楽しみがあります。この後の仲間キャラは派生作品やサブゲームにチョイ役程度で登場するくらいで本編に登場してませんからそろそろ本編に登場してもいいなと思います。

    • kentworld より:

      「3」は未プレイの方が多いと思うので、バーチャルコンソールやコレクションでの収録は有り難いと思います。

      そう言えばWiiではクラシックコントローラがないとSFCソフトはプレイ出来ないんでしたっけ。

      僕もボス戦で苦労した記憶はありませんでした。

      本作を語る時はとにかくミニゲームの難しさが印象的で・・・なぜ、あれだけ難しくしたのかw

      セーブデータの消えやすさは話題になりませんでしたね。

      同じく「2」などでも聞きませんので、「スーパーデラックス」だけの現象だったんだと思います。

      仲間キャラの合体要素。原点回帰で出しても良いと思いますね。

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