2017/02/19/7:00 | ゲームレビュー

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし【レビュー・評価】不思議なくらい印象に残らなかった超簡単な初心者向けゼルダ


ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし/GBA[オンラインコード]

2004年11月に発売されたGBA「ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし」を今回はレビューします。

GBA「ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし」は人気アクションアドベンチャー「ゼルダの伝説」シリーズのゲームボーイアドバンス向けでは唯一の完全新作タイトルです。

良いところ

2Dゼルダが大幅にパワーアップ!

本作は正当な形の2DゼルダとしてはGB「ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章/時空の章」以来約3年半ぶりの完全新作となります。

対応機種もゲームボーイカラー専用からゲームボーイアドバンスに変更されているため、全体的に大きく進化していました。

まず目に入ったのがグラフィック。ファミコン後期レベルからスーパーファミコン後期レベルまで大幅パワーアップしていて、とても色鮮やかになっています。

光の表現やアニメーションも豊富で、新たにローリングも出来るようになったので動かす楽しさも大幅にアップ!

移動中は3Dゼルダのようにずっとローリングをしていました(おかげでRボタンが・・・)。

ダンジョンでは大きなタルを転がすなどゲームボーイのゼルダではなかなか出来なかった大掛かりな仕掛けも存在して、表現の進化を感じられます。

当時は「まだ2Dゼルダでこんな事が出来るのか!?」と驚きましたね。

BGMでは「ゼルダの子守歌」や「家の中」がアレンジされて収録されており、ボイスも少し収録されているのが嬉しかった。

これらも3Dゼルダではお馴染みなので、2Dゼルダをやっているという印象もあればポケット3Dゼルダをやっている印象を持ちました。

同時期のGBAソフトとしてみても基本的なクオリティはかなり高く、第一印象は良かったです。第一印象は・・・

体の縮小化によって密度が大幅にアップ!

本作の謎解き要素で大きな特徴となっているのが、体の縮小化です。

ゲーム序盤から切り株の上で体を小さくする事が可能になり、小さい穴に潜る事が出来ます。

このシステムによって見慣れた場所にも秘密が沢山隠されていて、フィールドの密度を高める役割を果たしていると思いました。

行けそうで行けない場所に小さな穴を見かけたらどうやってあの場所まで行けるのか考える楽しさがあったのも良かったですね。

やり込み要素が満載

ゼルダといえば寄り道!本作でも寄り道要素はいくつか用意されていました。

一番大きいのが「しあわせのカケラ」集め。各地に隠されていて、特定の人と「カケラあわせ」をすると一部の地形が変化したり、宝箱が出現したりします。最初は行けなかったところも、「カケラあわせ」をする事で行けるようになるかも!?

GC「ゼルダの伝説 風のタクト」で見られたフィギュア集めが楽しめるのもポイント。

各地に隠されている「ヒミツのかいがら」を集める事で「くじびき」を行うことが可能で、そこでフィギュアが手に入るんです。フィギュアは全部で136種類もあるので、集め甲斐がありますよ~。

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悪いところ

やらされている感が強い

全体的に難易度が低く、やらされている感を持ってしまいました。

ダンジョンではパートナーのエゼロが無駄に親切で、例えばレバーを引くなんてゼルダでは当たり前の事を教えてくれるんです。ノーヒントで試行錯誤するのがゼルダの醍醐味なのに・・・

ダンジョンの作りもレールに沿っているような感じで、例えば鍵を入手してもすぐ近くで使用出来るところが見つかるようになっていますし、ダンジョンで新アイテムが手に入ったらそればかり使わされる展開に持って行かされます。

次に行くべきところもマップに表示されて、ゼルダシリーズで醍醐味の試行錯誤する楽しさがほとんどありません。

極めつけは敵の攻撃力。大抵はハート4分の1程度しかダメージを受けず、ボス戦に至っては部屋にハートが隠されたツボが複数設置されているし、相変わらずビンに妖精を詰め込んでいれば体力が0になっても復活するので余程の事がない限りゲームオーバーにはなりません。

2Dゼルダでは毎回100回はゲームオーバーになる僕でも本作では数え切れるほどです。もしかしたら1回もゲームオーバーになっていないかも!?

ハートのかけら」も簡単に見つかるところに設置されていて隠れているとは言えないものばかりですし、全体的に優しすぎます。

難易度が低すぎる事で初心者には良いんですが、こうも全体的に低いと途中でダレて来ます。僕は2つ目のダンジョンからダラダラ感が出て来ました。

蛇足な分身

ゲーム終盤で使用出来る分身。これを利用する事で4人分のパワーを授かることが出来るんですが、少しの間ボタンを長押ししなければならず、これを使った仕掛けが頻繁に出てくるようになるから面倒に感じてしまいました。

同年に発売されたGC「ゼルダの伝説 4つの剣+」みたいな事をやりたかったんでしょうが、面白い仕掛けではありません。

全体のまとめ

前作から大幅パワーアップして新しい謎解きもあるのに、全体的に難易度の低下が顕著なのが惜しい作品でした。

このゲームをプレイしている時は面白いのにダラダラ感があって当時は「ふしぎのぼうし」だけに不思議そうにプレイしていたものです。個々のダンジョンも簡単だったので、不思議なくらい印象に残っていません。

ただ、これはあくまでもゼルダ熟練者の意見であって、逆に言えばゼルダ初心者にとっては遊びやすい作品なのは確かです。

出来は決して悪くないので、この作品は「ゼルダの伝説」デビューに最適な作品だと思います。

こんな人には特におススメ。
・ゼルダの伝説初心者。

こんな人にはおススメできない。
・歯応えのあるゼルダを求める人

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし/評価 ★★★★★★☆☆☆☆ 星6つ
プレイした時間・・・約20時間

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この記事の反響(26)

  1. 伯爵 より:

    あー、発売日に買ったなーこれ。
    当時は発売に合わせてVジャンプの50名限定懸賞で、ゼルダ仕様の金色GBASPがあって欲しすぎてハガキの裏にゼルダ愛綴って応募したもんですよ。

    確かに印象に残ってないといえば残ってないなあ…
    アイテムは、空飛べたり土掘れたり吸い込んだりとか結構バリエーション豊富だった覚えはあるんですけどね。
    グフーたんが可愛くて、姫川明のコミカライズ版も買った思ひ出。

    • 伯爵 より:

      そういえば、姫川明で思い出しましたけど今マンガワンでトワイライトプリンセスの連載してますよ。
      時オカとかムジュラの頃の画風で懐かしいです。
      まだカカリコ村で2巻なので今までより長期連載というか、最終的に10巻くらいになるんじゃないかな。

      • kentworld より:

        そうそう、偶然ながらもトワプリHDに合わせて連載されているんですよね。
        ゼルダファンとしてこれは買わずにはいられない!
        という訳で雑誌は読んでませんが、コミックは買い続けたいです。

        • 伯爵 より:

          マンガワンはスマホのアプリですよ〜
          いわゆるスタミナ制ですが無料で色々読めていいアプリですぜ。
          この前はこれでMAJORとかクロサギとか全巻読破して、最近はホイッスル読んでます(∗•ω•∗)

          • kentworld より:

            スタミナ制の雑誌とはまた斬新な!笑
            さすが視野が広い伯爵さまは色んな事を知ってらっしゃる。
            ゲームの合間に全巻読破(しかも長い漫画)するってタダ者じゃねーw

    • kentworld より:

      この頃のゼルダ熱は本当に凄いですね!
      金色GBASPなんてあったのか!?それは欲しい。
      金色って高級感があるから憧れますよね。
      N64のゴールドコントローラ欲しかったなぁ。
      ハガキの裏にどんなゼルダ愛を綴ったのか、現物を見てみたいw

      面白い事をやっていた記憶はあるんですが、かなり曖昧で、
      今までレビューしてこなかったのもそれが要因なんですよね。
      姫川さんのコミックも本作に関してはスルーしてしまった(*_*)

  2. KA より:

    アンバサダーで貰った時にプレイしました、まさかこれがゼルダ25周年本当の締めくくりになろうとは

    確かに難易度が低いせいかあまり印象に残りづらいですけどアイテムは魔法のツボとかパッチンロットとかなかなか面白い物がありました、羽マントの弱体化は残念でしたけど。

    体が小さくなったりするのはありそうでなかったギミックでしたね、ただ4剣DSiに似たようなアイテムがあったような。

    • kentworld より:

      このゲームで締めくくった感じですか。
      ゼルダは謎解きに詰まってこそ印象に残るもんだと思っています。
      繰り返しプレイしたかったけど、そこまでの意欲がなかった。

      過去作品のネタをアレンジしたものも多いから、そう言う意味でも印象に残りにくいです。

  3. トモフミ より:

    これが私の初ゼルダです(笑)
    当時はゲームボーイミクロでプレイしてました。確かに簡単ですが、中盤の謎に詰まって、DSのポケモンに手を出して以降やらなくなってしまったので、VCで現在リベンジしてます。
    おすすめしてくれてありがとうございます(^^)私はゼルダのキャラの中でエゼロがリンク、ゼルダの次に大好きなキャラクターです。セレクトボタンを押せば、親切にヒントを教えてくれるので、なんで後のシリーズでは出ないんだろうとむしろ“ふしぎ”に思います。なんかこの作品、ゼルダ無双でも取り上げられないし軽く忘れられた作品になっているのは辛いですね。初心者向けと仰るようにこれが面白かったので、今まで「スマブラ」でしか知らないゼルダでしたが、シリーズ全体に興味を持ちましたよ!

    • kentworld より:

      このゲームが初のゼルダでしたら問題ないですね。
      それでも中盤で詰まっていましたかw
      まあ、今だったらそんなに難しくは感じないでしょうからリベンジしてみてください!

      エゼロは良いキャラしていたんですけどね。
      このキャラも存在感が薄いなぁ。

      確かに過小評価されているところはあると思います。出来は悪くないですからね。
      GBAってハードは売れていたけど、ソフトはあまり売れていなかったんだよなぁ。

      • トモフミ より:

        GBAは良くも悪くも「ポケモン」が目立ってるハードでしたからね。
        任天堂もDSのヒット作がでるまではポケモン頼みの印象がまだ強かったです(>_<)

        • kentworld より:

          PSPでいうモンハン頼みみたいな感じでしたね。
          当時の携帯機は据え置き機のおまけで全体的に稼働率が低い印象でした。

  4. Ryou より:

    え、まさかの低評価ですか(涙)。ゼルダシリーズでも一部の作品では
    kentさんと好みが違うのかな。DSゼルダでも大地より夢幻派との事ですし。
    謎解きは確かに簡単だった記憶はあるけど、それを抜きにしても全体を通して
    遊びやすく猫目リンクとしてはNo1だと思う。星付けるなら8つけたいです。

    • kentworld より:

      申し訳ないです・・・
      好みはなかなか一致しないですね。

      僕の趣向を把握されていたら妥当な評価かなと思っていましたが・・・

      遊びやすさは大切ですが、僕は、理不尽にならない程度の歯応えを求めてしまうんですよね。

  5. yy より:

    自分もあんまり合わなかったですね
    正直かけら合わせなんかは怠かった覚えがあります
    印象に残ってるのは不思議な木の実でディンとネールが登場していたのに対してフロルは登場していなかったので今作でデザインがわかったことですねw
    良いところをあげると小人の世界観は良かったと思います
    本の中に家があるとかは結構わくわくしますね

    • kentworld より:

      yyさんも合いませんでしたか。
      この頃の任天堂タイトルは全体的に難易度が低く、
      変に初心者を意識していたところがあったんですよねー。

      ふしぎの木の実と同じくカプコン開発で、知恵の章は未発売だったので
      本作はその時に入れられなかったものを入れているような気もしました。

      小人の世界観は好きですね。
      2Dグラフィックながらもピクミンやちびロボ!などに似たワクワク感がありました。

  6. えす より:

    先に漫画を読んでしまったので話しの流れは知っていたりしますが
    まだプレイ出来ていない作品です。
    神々トラ移植がこの前年にあったりしましたがそちらが難易度高め
    だったのでこういった難易度になったのかなと思ったりも
    難易度低めで携帯機でお手軽に始められるゼルダもありですね。
    今後VC等でプレイする機会があれば良いなと思ってます。

    • kentworld より:

      神々のトライフォースの移植版。前年に出ていましたが、難易度の差は天と地ですね。
      いくらなんでも極端過ぎるなぁと思いましたw
      入門用としてはまあアリですが、セールスからすると効果を感じられません。

  7. ズッキーニ より:

    ちょうど今遊んでるところです。これの前に遊んだ夢を見る島があんなの面白かったのにおかしいなあ。と思いつつ遊んでいたのですがここを読んで納得しました。丁寧で完成度は高いと思うのですが、それゆえすべての遊びが開発者が用意したレール上にあるように感じてしまうのですね。ソラトロボやモンハンストーリーズもそんな感じでした。上品でお行儀がが良いのは好みですが、もうすこしやんちゃしてほしかったなあ。

    • kentworld より:

      そうなんです。上品でお上品だからといって楽しめるとは限らないんですね。
      ライトユーザーやゲーム初心者だったらそれで良いんだけど、
      ある程度のゲーマーになるとやんちゃしてほしいと思ってしまいます。

  8. 匿名 より:

    ふしぎのシリーズ第3弾(第2弾?)ですね
    幻となった勇気の章が遂に遊べるのかと大喜びしたものですが、岡本P(当時)によればCAPCOMゼルダは5本分考えていたそうですから違うのかな?
    ネタは前作と同じく互いに影響する二つの世界を行き来することで謎を解いていくタイプ
    4剣の要素もあるのでCAPCOMゼルダの集大成という感じですね
    何気に幼馴染ゼルダとの出会いが描かれているのもポイントです

    • kentworld より:

      ふしぎの木の実に近いものを感じられたので、知恵の章でお蔵入りにしたネタも含まれているのかなぁと思っていました。
      確かにカプコンゼルダの集大成的な側面もありましたね。
      ゼルダとの出会いは記事で触れませんでしたが、久しぶりに導入部分をプレイして良いなぁって思いました。

  9. shiba より:

    kentさんのレビューで本作のゲーム画面を初めて見ましたが、グラフィックはすごく好みです!
    …でも低難易度ですか!親切過ぎても確かにちょっとダレてしまうかもですね〜
    仁王でボコボコにされた時の癒しとして買ってみようかな(^ q^)

    • kentworld より:

      雰囲気は凄く良いんですよ。
      ゼルダ熟練者だと低難易度に拍子抜けするかもしれませんね~。
      仁王をやったあとだと確かに癒しとなるかもw

  10. 代々 より:

    kentworldさんも仰られてますが、3Dゼルダの2D化(は?)みたいな感覚が新鮮でした。
    それまでの2Dゼルダの枠をちょっとはみ出したような仕掛けが多かったのも印象的ですねー。
    主に縦の空間を意識した謎解きとか……

    個人的に一番気になったのがストーリーのフラグ関係が微妙にうまくいってないように感じたとこですね。
    序盤も序盤で城下町に入れず詰みかけたのは苦い思い出です……

    • kentworld より:

      3Dゼルダの2D化という表現に納得出来て嬉しいですw

      直近に風のタクトがあったのも大きいのかもしれませんけどね。
      3Dゼルダで出来たことを2Dゼルダに輸入してきたからこう感じたんだと思います。

      城下町のところはごくごく序盤じゃないですかw
      そこは総当たりでいった感があるので気が付きませんでした!

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