2014/04/18/20:00 | M☆G☆Mコラム, 歴代ゲーム機ヒストリー

祝!ゲームボーイ25周年!3世代に渡るゲームボーイの歴史を振り返ってみた

171

1989年4月21日は、ゲームボーイの誕生日です!
という事は、もうすぐ25周年なんですよね!
今回の記事ではそれを記念してゲームボーイの半生を振り返って行こうと思います。

▼ゲーム&ウオッチの次世代機として登場!

174175

1980年に一世を風靡したゲーム&ウオッチ
ゲームボーイは、その次世代ゲーム機として登場しました。
ゲームソフトと本体、コントローラが一体化していたゲーム&ウオッチとは異なり、
ソフト交換式を採用し、ゲームボリューム、グラフィックもファミコンレベルまで大幅にパワーアップ。
ただし、映像は白黒で、色鮮やかなグラフィックを実現する事は出来ませんでした。

同日に発売されたタイトルは「スーパーマリオランド」、
「アレイウエイ」、「ベースボール」、「役満」。
「スーパーマリオランド」が400万本以上。
「役満」が200万本以上を売り上げるなど爆発的な売上となっていますが、
それよりも注目したいのが、約2ヵ月後に発売されたパズルゲームの「テトリス」。

本作は海外生まれのパズルゲームを任天堂が独自に移植した作品で、
携帯機との相性や通信ケーブルを使った対戦が受け入れられ、
しばらく本体の購入が困難になるほどの起爆剤となりました。

また、この頃はパズルゲームがムーブメントとなっており、「ドクターマリオ」、
「ヨッシーのたまご」、「ヨッシーのクッキー」などのパズルゲームもゲームボーイで大ヒットを記録
(「ぷよぷよ」は色が重視されたゲームで、
かなり後に発売されたためかゲームボーイではそこまで売れず)。

▼スクウェアにとって初のミリオンセラーが誕生!

176

初期のゲームボーイでは任天堂の定番タイトルやパズルゲームが大ヒットを記録するものの、
サードパーティ製タイトルでは実はあまりヒット作が生まれませんでした。
そんな中で発売されたのがスクウェアの「魔界塔士Sa・Ga」。
当時のゲームボーイでは珍しいRPGということもあってか注目を集め、
スクウェア初となるミリオンセラーとなりました。

スクウェアの看板タイトルと言えば「ファイナルファンタジー」ですが、
実はブレイクしたのは「サガ」シリーズの方が先だったりするんですよね。
スクウェアにとって「サガ」シリーズは、
1990年代中盤までは「ファイナルファンタジー」シリーズと並ぶ看板タイトルでした。
その後「サガ」シリーズはゲームボーイ向けに3作品を発売し、
舞台はスーパーファミコンやプレイステーションへ移ります。

▼次世代機の波に飲まれて衰退寸前に!

e079b22e.jpg172

「サガ」シリーズの大ヒット。「星のカービィ」シリーズの大ヒット。
「ゼルダの伝説 夢をみる島」、「カエルの為に鐘は鳴る」、
「メトロイドII」などの名作が発売されるものの、
多くのゲームは据え置き機で発売された作品の片手間に作られた物ばかりで、
お手軽性は評価されるものの、どうしても据え置き機のおまけ的な位置付けに感じられました。

ライバルとなるセガのゲームギアには完勝したものの、
プレイステーションやセガサターンなどのCD-ROM機が発売になってからは存在感が薄れ、
ゲームボーイで発売されるタイトルは徐々に少なくなって来ます。
当時は据え置き機メインだったのであまり危機感はありませんでしたが、
そんな中で、ゲームボーイにとっての救世主が誕生します。

▼ポケットモンスターの発売で復活!

131ccdc5.jpg

ゲームボーイが発売されてから7年が経とうとしていた1996年2月、
今や国民的人気の「ポケットモンスター」シリーズ1作目が発売になりました。
発売週の売上は10万本程度と普通のヒット作レベルでしたが、
コロコロコミックとのタイアップ、幻のポケモン「ミュウ」の存在によってジワジワと口コミで広がり、
1997年にTVアニメが放送開始されてからは人気が本格化。

続編が発売されるまでの3年間に渡って売れ続け、
「赤、緑、青、ピカチュウ」の4バージョンで合計1,000万本近い爆発的ヒットとなりました。
これは当時歴代最高売上だったFC「スーパーマリオブラザーズ」を超える爆ヒットで、
「ポケットモンスター」は一世を風靡しました。

177178

この影響を受けてゲームボーイでは息を吹き返し、
「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」、
「メダロット カブトバージョン/クワガタバージョン」、
「ロボットポンコッツ SUNバージョン/STARバージョン」、
「携帯電獣テレファング スピードバージョン/パワーバージョン」、
「 真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書/赤の書」、
「サンリオタイムネット 過去編/未来編」などポケモンに影響を受けたタイトルが続々と発売されます。

また、同時期に大ブレイクしていた「たまごっち」や「遊戯王」のゲームも発売され、
ミリオンセラーになりました。当時の任天堂はN64を思うように立ちあげられず、
据え置き機では苦戦していましたが、このように携帯機では順調だったので、黒字となっていました。

▼ライバル不在で延命策が図られる!

179

このように「ポケットモンスター」シリーズの影響でゲームボーイは再び息を吹き返した事で、
様々な延命策が図られます。その中でも代表的なのが、
フルカラー化を実現した「ゲームボーイカラー」の発売でしょう。
それまでにも「スーパーゲームボーイ」で擬似的なカラーは実現していましたが、
フルカラー化はこれが初めてだっただけに、待望の発売でしたね。

同時期に「ポケットモンスターピカチュウ」、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」、
「ゼルダの伝説 夢をみる島DX」、「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」などの
話題作が発売された事もあり、「ゲームボーイカラー」は爆発的なヒットを記録。
ゲームボーイ市場をさらに盛り上げてくれました。

そんな中で1999年3月にはバンダイからライバルとなる「ワンダースワン」が発売。
当時任天堂とは絶縁状態だったスクウェアが「ゲームボーイ」でゲームを出せないため、
「ワンダースワン」に自社の人気タイトルを発売した事もあってある程度は売れましたが、
流石にゲームボーイには勝てず、僅か4年程度で撤退してしまいました。

▼ゲームボーイの可能性がどんどん広がる!

194195

1998~2000年ごろは、ゲームボーイの可能性を感じる数多くの周辺機器が発売されました。
「ポケットカメラ」を使って遊びながら写真撮影が出来るようになったり、
ゲーム内の画像を「ポケットプリンター」で印刷したり、
「64GBパック」を使ってN64ソフトとデータ連動したり、
「振動カートリッジ」でブルブル震えたり、「動きセンサーカートリッジ」で傾き操作が楽しめたりと、
この頃はとにかくゲームボーイの汎用性の高さを感じたものです。

ここで挙げた多くの遊びは今の携帯機では標準搭載しているものが多いことから、
ゲームボーイが先駆け的存在であったと改めて感じますね。
64GBパック」についてもう少し掘り下げて語らせていただくと、
当時はデータ連動を意識して同時期にN64とGBで同じシリーズ作品が発売になりました。

N64「実況パワフルプロ野球6」 GB「パワプロクンポケット」
N64「マリオゴルフ64」 GB「マリオゴルフGB」
N64「スーパーロボット大戦64」 GB「スーパーロボット大戦リンクバトラー」
N64「ポケモンスタジアム金銀」 GB「ポケットモンスタークリスタル」

大抵N64版の方が売れていたのは、時代の流れを感じさせますね。

▼ゲームボーイアドバンスへバトンタッチ!

65198137.jpg

2000年末に「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4」、「ポケットモンスタークリスタル」、
「ゲームボーイ ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」といった大ヒット作を生み出してからは、
後継機となるゲームボーイアドバンスへバトンタッチします。

ゲームボーイアドバンスはそれまでに発売されたマイナーチェンジとは異なり、
コントローラからスペックまで根本的に変わった次世代ゲーム機で、
ファミリーコンピュータとスーパーファミコンのような関係です。

このゲーム機が発売されてからのゲームボーイは流石に勢いが衰え、
ゲームボーイアドバンス発売後も「ドラゴンクエストモンスターズ2」、
「ONE PIECE 夢のルフィ海賊団誕生!」、「風来のシレンGB2」などのヒット作が生まれるものの、
2003年に発売された作品を最後に歴史の幕を閉じました。


ここまで実に14年。通常は新ハードが発売されるまでの期間は5年程度なので、
ゲームボーイはその3倍近くも生きていたという事になります。
これだけ長い期間生き続けたという事で、累計販売台数は国内・海外を含めて歴代トップクラスです。
今や携帯機大国の日本ですが、このゲーム機が存在しなかったら
間違いなく日本のゲーム業界は変わっていたと思うので、そう言う意味でも偉大なハードだと思います。

※これまでに公開したコラム記事の一覧はこちら

ポケットモンスター X
ポケットモンスター X

posted with amazlet at 14.04.15
任天堂 (2013-10-12)
売り上げランキング: 47

ぷよぷよテトリス 特典なし
セガ (2014-02-06)
売り上げランキング: 338

※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。

【人気ブログ】( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)【ランキングへ】
6646e5e1.gif

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

内容をご確認の上、送信してください。

この記事の反響(16)

  1. マージ より:

    子供の頃は、ゲームボーイしか持っていなかったので、とても思い出深いハードです
    (^^)
    サガシリーズ、ロックマン、ドラクエモンスターズは、よくプレイしていました!!

  2. みっこ☆ より:

    Kentさん、お疲れ様です。
    私の大好きなゲームボーイがとうとう25周年ですか!そう言えばサガシリーズも同じことを言っていたので丁度そうなりますよね。
    この頃のスクウェアのゲームは完成度がずば抜けてましたよね。
    ゲームボーイのドラクエは大分後になってから出ましたので、私のようにゲームボーイからゲーム機を持ち始めた人はスクウェア派の人が多いと思います。
    ゲームボーイは今思えばファミコンに比べて完成度が劣っていますが、他の比較対象となる携帯ゲーム機がゲームウォッチでしたから、当時は相当インパクトが強かったです。
    ゲームギアを持っている人も中には居ましたが、子供の視点からだと電池が持たない上に敷居が高過ぎの印象でした。今3DSを持っている子供からすればVitaも同じように感じているかもしれません。
    また、ほんの一昨日の出来事ですが、都内でゲームボーイポケットを持って遊んでいる年配の方を見かけました。あまりゲームに拘らない人から見れば今でも通用するクオリティなのかも知れませんが、さすがにDS以降を手にとって遊んでほしいという気持ちもあり、複雑な気分ではありました。
    任天堂が新たに健康事業への参入を表明しているのも、DS脳トレシリーズ等で新規ユーザーとして掴んだ年配層を意識している面もあるでしょうし、このような人に最新のゲーム機を手に取ってもらうのが理想かも知れないですね。

  3. kiyoppy より:

    GBと言えば、母が延々とテトリスをしていたことを思い出します。
    今でも時折テトリスBGMを思わず口ずさんじゃいます。

  4. koji より:

    ゲームボーイ!
    ほんと偉大なハードですね。
    小学生の頃、ゲームボーイの電池を買うために、天気の悪い中を自転車で出かけたりしましたよw
    知らないゲーム屋を見つけると、ゲームボーイソフトの掘り出し物がないか、いまだに探してしまいます…(^^;)

  5. バラザム より:

    GBは高校の時に友人からテトリス付きで買いましたね。その後、役満と通信ケーブルを買ったのかな。
    一番遊んだのはWiz外伝のIとIIIですね。シナリオの評価が高いIIはなぜか未プレイのままです。
    復刻版が出たときに買っては有るのですが。このシリーズで何本の単3を使い切ったか…
    当時は100円ショップやエネループも無かったですから。乾電池代でアダプター買えましたね。今考えると(;^_^A
    後はSaGa2や、キャプテン翼VS、第2次スパロボG、ゼル伝・夢を見る島、といった人気シリーズのGB版ですね。
    地味なものだとNAVY BLUEという海戦ゲームに3日間くらいだけドハマリしていたのが思い出深い(^▽^;)
    そして確かに「GBももう終わりだな~」という時期が有りましたね!ファミ通のスケジュールを見ても
    風来のシレンGBと後数本だけという時期がしばらく有りました。そこからポケモンで潮目が変わるとはΣ(゚д゚;)
    なお、何度か書いてますけど後継機のGBAは自分は低評価です。とにかく画面が暗かった。PCEGTを持っていたので
    差に驚きました。(この2機種は価格差も凄いですがw)
    あとボタンを4つにしなかったのはやはり判断ミスだったかな。真・女神転生の移植版をDSが出てから
    遊びましたが2ボタンなのはプレイアビリティ的に辛かったです。

  6. KA より:

    あの爆撃にも耐えたあのハードですか。
    GBで一番遊んだのは夢を見る島(白黒版)でゼルダの中で一番好きな作品でその後VCでDX版も遊びました。でも持っていたのは初期ロットじゃなかったのであの裏技が使えなくてちょっとガッカリ。
    テトリスはGB版よりもFC版の方はやったことあります、ポケモンは遊んだこともありませんでした。
    カラー化してからGBのソフトを良く遊ぶようになって当時「これからは携帯機の時代が来るかも」と思ってましたけどまさか現実になるとは思いもしませんでした。
    当時は今みたいに充電式でもないし画面も狭くて暗いし通信も有線だったりと改めて技術の進歩が凄いかがわかりますね。

  7. くっぞこ より:

    こんにちは。
    私が手に入れたのは発売して半年くらい経った頃でしたけど、
    とにかくテトリスが大人気でなかなか手に入らなかった記憶があります。
    ウィザードリィ外伝シリーズ、聖剣伝説、夢を見る島と色々RPGが印象に残ってます。
    意外と完成度が高いGB版の「パロディウス」や、
    GBでワイヤーフレームの3Dシューティングが楽しめる「X」も好きでしたね~

  8. kentworld より:

    >マージさん
    僕はゲームボーイを手にしたのは実は後期だったりします(笑)
    そう言うのもあって据え置き機派なんですよね。

  9. kentworld より:

    >みっこ☆さん
    サガとゲームボーイは同級生なんですよね。
    スーパーファミコンやプレイステーションのイメージが強いので、
    ゲームボーイ生まれと聞いたら意外に思う人が多そうです。
    1990年代は、スクウェアの黄金期でしたよね!
    とにかく打率が凄かった印象です。
    ゲームギアは電池の持ちが最大のネックでした。
    セールス的なポジション的には今の3DSとPSVITAに似ていますね。
    ゲームボーイポケットを持って歩いて人、いるんですか!?
    それは今となっては珍しがられそうですね。
    ゲームではありませんが、昔のフォークソングを
    好き好んでレンタルして聴いている人も見かけたので、
    所謂懐古厨な人なのかもしれません。

  10. kentworld より:

    >kiyoppyさん
    シンプルなゲームなだけに、
    普段ゲームを遊ばない人も触れていたという事ですね!
    パズルゲームってパッケージでは売り出しにくくなったけど、
    未だに多くの人を引き寄せる力はあると思います。

  11. kentworld より:

    >kojiさん
    昔の携帯機はわざわざ電池を買わないといけませんでしたねw
    僕は早々とACアダプターのようなものを買いましたよw
    ゲームボーイソフトを売っているところ・・・たまにありますね。
    大抵はカートリッジだけですが。

  12. kentworld より:

    >バラザムさん
    ゲームボーイ初期の思い出を教えてくれてありがとうございます。
    流石にこの時期は記憶がほとんどないので、参考になります。
    乾電池代はバカになりませんでしたよねー。
    ゲームボーイは電池の持ちが良かったけど。
    子供の頃から電池が必要なのは勿体無く感じていたので、
    早々とACアダプターのようなものを買った記憶がありますw
    ポケモンの人気に本格的に火が付くまでは、
    ゲームボーイの人気は下火になっていましたよね。
    僕も当時はほとんど眼中になかったんですが、
    ポケモンブームをきっかけに興味が出て来ました。
    GBAはSFCの移植作が多かったのにもかかわらず
    ボタンが2つだったのは、理解に苦しみます。
    色々と良い作品が生まれたハードではありますが、
    やっぱり移植ばかりだったのは寂しかったですね。

  13. kentworld より:

    >KAさん
    GBの耐久性は話題になりましたね。
    うちもまだ稼働出来ます♪
    夢を見る島は名作ですよね。
    当時はゲームボーイだからってちょっと甘く見ていましたが、
    予想以上に楽しめて驚いたものです。
    携帯機はあくまでもおまけ。と思っていた時代が、
    今となっては遠い昔のようですね・・・。
    携帯機は、2000年代前半から急速に進化した印象です。
    この辺についてはそのうち記事にして行きたいですね。

  14. kentworld より:

    >くっぞこさん
    テトリスが大ブームだった頃は
    記憶がほとんどないので
    リアルタイムでそれを実感出来なかったのが
    今となっては残念です・・・。
    そう言えば聖剣伝説もゲームボーイ生まれでしたね!
    あぁ・・・これも触れておけばよかったなぁ。

  15. 휴 ㅂ 휴 より:

    kentworldさん
    初期型GBの液晶画面は画面をスクロールさせるとキャラのドットがぼやけて見えにくくなる視認性が最悪のクソ液晶だったな。あと初期のソフトも面白いやつがほとんどなかった。

コメントする

内容をご確認の上、送信してください。